愛知県の中学3年生12月保護者会を攻略しよう!

愛知県では中3生になると高校入試に向けて最大3回の学校での保護者懇談会が行われます。中3なので基本は生徒も含めた三者懇談ですね。

夏休み前の7月に1回、冬休み前の12月に1回、そして公立高校を受験する子は1月の後半に1回の合計3回です。

夏はざっくりと受験について話し、12月は私立高校の受験校決定、1月は公立高校の受験校決定が主な話の内容になります。

もうすぐ12月の懇談会がどこの中学でも始まりますよね。定期テストが終わって懇談会までのこの間の期間、お母様方は胃が痛い毎日を過ごしてらっしゃるそうです。

LINE@に登録してくれているお母様がそうおっしゃってました(^^;)お母様の立場に立ってみたら確かにその胃の痛みに納得です。

我が子の進路が決まっていく12月の懇談会。テストの結果は出た。今できることや今手助けしてやれること無し。

学校の先生からは何を言われるだろうか?志望校への見通しはどうだろうか?モヤモヤ思いながらも受験するのは我が子。

このやり場のない心配、何も出来ない苛立ち、どこへぶつけるべきか・・・こんな感じかなと想像します。

こんな胃の痛いお母様方へ、胃の痛みを和らげるべくこの12月の懇談会の攻略法を書いてみますね。

私立推薦を目指す家庭が正念場の12月懇談会!

冒頭にも書いた通り、この12月懇談会のメインの目的は私立高校の受験校決定です。よって、私立高校を第一志望にしている家庭が正念場です。

私立は基本的に行きたければ推薦で話がまとまるのが大半なので、ここで私立の推薦がもらえそうかどうかの話をされます。

ぶっちゃけその志望する私立高校の推薦基準を満たしていれば推薦は出ます。そしてこの進学先が決まるこの報告は、基本的に保護者会前に本人に声がかかることが多いかと。

担任の先生から「推薦は大丈夫そうだ」なんて声掛けを保護者会前にもらっていることが多いように思います。

逆に、「志望校の推薦は届かなさそうだから、高校を選び直さなきゃいけない」なんて事態が起きた時も、保護者会前に声がかかることが大半でしょう。

なぜなら、40名のクラスの生徒の懇談会を3日で終わらせるわけです。1日13名とかを無事に終わらせるためには、事前の下ごしらえが必要なのでしょう。

保護者会当日に「志望校を選び直しましょう」なんて大きなことを伝えていたら懇談時間が長くなってしまいますよね。

多くの生徒とちゃんと時間をとって話をするためにも、学校の先生は保護者会当日までに大枠の話を伝えてきます。

そして、保護者会当日が意志最終決定の日になるように話を事前に進めてくれることが多いかと。

これは岩倉市内の話ですけどね。岩倉中学なんかはマンモス校ですから、保護者会当日に予定外の話が出ないように、事前の下ごしらえが万全です。

少し話は逸れましたが、この12月保護者会の主役は私立を目指すご家庭だということです。

公立高校志望の家庭は滑り止めの私学を決めてサラッと終わる!

では公立高校志望のご家庭はと言うと、滑り止めの私学受験校の最終確認をしてサラッと終わることが多い印象です。

担任の先生の気持ちとしても「君たち公立志望家庭の勝負は学年末テスト終えてからだよね。まぁ公立については年明けてから相談するから今日はこのへんで」

これぐらいのテンションじゃないかと想像します(^^)

とは言え、進路希望調査で書いてきた公立高校への見通しは多少話してくれるでしょうか。志望校の再検討が必要な家庭には声がかかるかと。

「再検討の必要が無くそのまま順調に行ければ公立第一志望も安泰」という家庭に関しては公立に関して全く触れられず5分も経たず保護者会を終えようとしてくる先生いると思います(^^;)

サラリと終わりそうになっても、ここで少し食い下がりましょう。貴重な先生と話ができる時間ですから。聞いてほしい内容はですね~

先生に聞くべきは「内申」について

まずは2学期の内申(通知表)がどうなっていくかの見通しを聞いてみましょう。

先生の手元には各教科の先生が仮算出した仮の2学期通知表を持っているはずです。この通知表の数値を元に私立の推薦は検討されますから間違いないです。

この基本的には見せてくれない2学期の通知表について質問するのです。

「先生、通知表の評価が動きそうな教科ありますか?」

「学年末テストで頑張ったら上がりそうな教科教えてください。しっかりやらせます」

「逆に頑張らないと下がっちゃいそうな教科も教えてください」

先生しか知りうることが出来ない情報をここでもらいたいですね。通知表が届く前から学年末テストへ向けて具体的に動けますから。

また、担任の先生の教科についても掘り下げて聞いてみたいです。

「先生に見ていただいてる〇〇はどうでしょうか?授業に参加できてますか?理解はどうですか?足りないところとかあれば聞きたいです」

他の教科の様子までは先生は理解できませんが、自身の授業の様子は話してくれますよね。課題も教えてもらいたいです。

先生に聞くべきは「志望校」について

あとは公立の志望校についても質問したいです。先生の方から何も言ってこないときというのは良い場合のことが多いですけどね。

「〇〇高校への受験については実力テストの結果から見て見通しどうですか?」

こんな質問でしょうか。

この学校で受験する実力テストに関しては校内の順位や偏差値はわかっても、志望校に対してどれぐらいの可能性があるかについては家庭側に公表されてません。

先生の手元にだけある資料で、先生に判断されて、アドバイスが降りてくる形です。なんといいますか、透明度低いですよね。

先生の手元の資料の上でどれぐらいの合格パーセンテージで表示されているのか?

その資料で何パーセントだったら「難しい」とか「無理」と言われるのか。この数値に対する見解は各先生でブレは無いのか?

こんなデータの詳細を見せてもらえないモヤの中で、一方的に志望校の合否についての所感を言われるわけです。

胃が痛いですよね。ストレスありますよね。

とは言え先生も真剣です。2回受験した実力テストの結果からの所感をしっかり受け止めましょう。

もしも私だったら・・・

「先生、そのデータ、数値化されてないですか?合格可能性パーセンテージとかあったら教えてください」

「先生、データを見た肌感覚で良いんですが、100回受験したら何回受かりそうですか?」

こんな風に食い下がってなんとかデータの具合を探りますかね(´▽`)

なんにせよ、こんな詳細データを見ることができない学校の実力テストだけで志望校は決めたくないです。

そこで・・・

第五回愛知全県模試を受験しよう!

愛知県で最大規模の高校受験用の模試「愛知全県模試」の受験をおススメしますね。

どれぐらいの可能性があるのか、具体的に自分の目で数値で見て判断したいと思いませんか?

担任の先生と進路指導主任の先生に志望校を全て委ねますか?是非自分の実力を自分の目で確かめて、志望校決定をしてください。

先日も伝えた大事なこと言いますよ。

高校受験校の最終決定権は家庭にある!

判断する材料となる情報が自分に無いと、中学校に頼るしか無くなっちゃいますよね。

中学に頼るなって言ってるんじゃないんです。自分でも自分の実力の詳細をしっかり見て、その上で中学校と相談したほうがより良いと思うんです。

まだ間に合うと思います。会場受験なり、自宅受験なり、申し込んでみてください。

ちなみに会場受験なら中学の最後の1月保護者会に結果が間に合いますよ~。

※申込締切は今日(2017年12月4日)ですって!?(◎_◎;)急いでください!

以上です。

参考にしてください。塾に通ってるご家庭は塾にも相談しながらよい受験をお迎えください!

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。