「鮮やかな指導」には「地味な知識と経験の積み重ね」が必要!

一昨日のことです。中3さくらが塾のタブレットを持って私のところへやってきました。

「ネットに繋がらなくて理科の動画が見れない」

おや?Wi-Fi環境整えたこの教室でこの事態は由々しき事態です。調べてみると確かにスマホもWi-Fiが切れてしまっています。

こうなったらWi-Fiルーターの電源を切って繋ぎ直すのが良かろうと、配線を外して繋ぎ直してみたらWi-Fiは復活しました。

これでメデタシメデタシと思っていたら、今度はWi-Fiではなく有線でネットが繋がってるはずのメインPCがネットに繋がりません。

マズイことになりました。うちの塾の全てのデータはオンラインストレージで繋がってますし、私の業務の大半はPC作業です。

メインPCのネットが繋がらない状態の私など、陸に打ち上げられた魚のような状態です((+_+))ナニモデキナイ

こうなってしまった原因は少し心当たりがあります。さっきWi-Fiルーターに繋がっていた4本のケーブル、繋ぎ直すのに10秒以上空けろという指示があったので外して10秒時間を空けました。

その10秒待っているうちに、どこにどのケーブルが刺さっていたか忘れちゃったんですよね~(;・∀・)

「こうだったはず」と繋ぎ直したらWi-Fi環境は復活!しかし有線環境は沈黙!となったわけです。

どうにもこうにもならないこの状況。どうしたものかと、近くにいた講師の石原先生に相談してみました。

以前Wi-Fiについて質問をしたときに二つ返事で込み入ったことを答えてくれたので、もしかしたらPC全般詳しいのかもしれません。

「石原先生、パソコンの接続とか詳しかったりしません?繋がらなくなっちゃって困ってるのですが・・・」

すると石原先生は、「あぁ、以前PC好きでしたからわかると思いますよ」と!

なんと!こんな身近にいたのです、神は(´▽`)

ここからの対処はそれはそれは鮮やかでした。

IMG_1293

「大きく分けると外の世界からここを繋ぐケーブルと、この部屋の中を繋ぐケーブルに分かれます」

「Wi-Fi環境が活きてるといいうことは、外の世界から中の世界を繋ぐケーブルは合っています」

「恐らく中のケーブルの繋ぎが不味いと思います。このケーブルはどこに繋がってますか?これはどこに?これは?」

「あぁ、ではコレとコレが逆ですね。これで繋がるんじゃないですか?」

あっという間にネットは繋がり、問題は解決されました。凄い!

結果だけ見ればとても簡単なことだったんです。ケーブルの刺すところを上下入れ替えただけです。

ただ、ここに問題があるということがわかるためには、それまでの知識や経験の積み重ねが無ければいけませんからね。

石原先生の知識とわかりやすい説明と鮮やかで速やかな解決。こんな風に塾に来てもらう家庭の力になれたら理想だなと思いましたね。

塾に初めて来てくれて面談をする場面を思い浮かべました。こんなイメージかな・・

「生活リズムも正しく、学校の授業もしっかり受けることができている、学習時間も充分ですから、学習方法にだけ問題があるんです」

「問題点は1点です。問題演習の取り組み方ですね。できなかった問題に対する対処が弱いです」

「間違えた問題には必ずチェックをつける。そして、解説を読む。読んでもわからないものには違う印をつけて人に聞いて解決する」

「そして再度解き直していって、できる問題を増やしていってください」

・・・

・・

こんな感じでしょうか。パソコンの修理と違って、指導をしてすぐに目に見える100%の成果が出ないのがもどかしいですけどね。

そこが塾の仕事の醍醐味でもありますから仕方ないですね(^^;)

来てくれた子の問題点を正確に掴むことができるように知識と経験を積み重ね、その問題点を確実に克服する指導ができるように、頑張っていかなきゃな。

石原先生の鮮やかな修理を見てそう思いました。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。