小学生の頃から塾に入ってる中1生の家庭アルアル

「小学生の頃から続けて塾に入ってる中1生あるある」言いたいです。早く言いたいです(・∀・)

中学入学した最初から塾に入っていると、子供の本当の力がわからないことが多いです。なにせ、最初から塾の補助ありでの成績しか見たことありませんから。

そうなると子供の成績の変化に対して親は不安を抱くようになるのです。

親御さんの心情はこんな感じじゃないかと私の想像でつくった図を使って、「小学生の頃から塾に入ってる中1生アルアル」としてご紹介してみます。

ツッコミどころ多い極端な図ではありますが、似たことが全国の塾で起こってます。

この春からすでに塾に通っている中1生のご家庭はアルアルとして見ておいて是非参考にしてください。

特に長男長女の場合はこのアルアル起こる率が高いです!では行きます。まずは・・

「最初のテストという莫大なモチベーションと、とても高い平均点と、塾での指導力込みで中1中間テストで高得点をとったのに、それが我が子の標準的な力と思いがち」sazae1

平均点がとても高いので学年の多くの子たちはとても近い点差で高得点に固まります。

1回目の定期テストということで本人はモチベーション充分、なんなら家庭のバックアップも万全、塾からの援護もあり高得点を叩き出すことが多いです。

ここに危険なポイントが。ここでとれた高得点を基準にその子の実力を考えてしまいがちです。

ここを基準に考えてしまうと本人も親も悶々とする日々を過ごすことになります。冷静に見ていく必要がありますね。

続けてアルアルいきましょうか。

「テストの平均点が定期テスト2回目以降で段々と下がってきて、とれる点数も下がってくるのに学力が伸びないと思いがち」sazae2sazae3

平均点が段々と下がってきますが、親は見た目の点数に注意を引っ張られます。下がり続ける点数にこのままでいいのか不安に駆られます。

「塾が合ってないのかしら?」と思い始めることも。

なんてことない、平均点からの点数の上乗せは最初から変わってません。最初から引き続き頑張れているのにです。

そしてアルアルのラスト。

「他塾と比較したことがない家庭は通う塾の指導力に不安になって中2進学のタイミングで塾を変えがち」sazae4

最後のテストで本人がいつもより頑張って点数をとってきて、平均+25点という過去最高の頑張りを発揮したとします。

しかしそこに注目していなかったら、見た目としては「さらに5点下がった」ということに。

「塾が合っていないのかも」となって塾を替えることを決意します。

今回は下がったように見えた成績は実は上がっていたなんていう極端な例ですけどね。仮に平均+15点に留まってしまい、60点を持って返ってくることがあれば大事件です。

平均点+15点であっても、見た目の点数の下がり幅が大きいですからね。

似たことが全国でよく起きていると思います。アルアルですね。

ポイントは「母は我が子の塾の力を借りない素の実力を知らない」という点です。そしてそこから「定期テスト1回目のスマッシュヒットの成績を基準に置いてしまう」ことになり、そこからの伸び悩み(に見える状態)にヤキモキするのです。

えぇ、全国の塾の先生の「あるある」というつぶやきと、首を縦に振るブンブンという風切り音が聞こえますとも(^o^)

ここから塾を変えようと近隣の塾を探すことになるのですが・・・sazae5

タラレバは言えませんが、最初の塾が実は一番我が子に合っていたなんてことも普通に考えられます。

最初に一番良いと思って入れた塾ですからね。タラレバ言えませんが。

塾は靴と一緒で馴染んで良い感じになるまで少し時間かかります。せっかく馴染んだ塾を離れたならば、また履き慣らす必要があります。

そう思うとやはり転塾はなるべくなら避けてあげたいですね。

タラレバ言えませんが、こんな状況にならぬように、親は冷静に我が子の状況を見ていてあげて欲しいです。具体的にはこれから書きますね。

塾に通う中1生の親に注目していて欲しい3つのポイント

親はどうしても見た目の点数に目が行きます。しかし見て欲しいところはそこではありません。sazae6

見て欲しいところは図に示した通りです。見た目の点数は下げ続けているものの、平均点との差で言えば最初のテストからキープし続け、最後には逆に上がってます。sazae7

極端な例ではありますが、注目してほしいのは3点。

「我が子がしっかり気持ちを持って勉強に取り組んでいるか」と、「見た目の点数ではなく平均点との点差や学年順位」と、「塾の指導」に注目していて欲しいです。

この3つの注目して欲しい部分が1つでも怪しいときは学習環境に手を打つべきかと思います。

●やる気と塾は良さそうだが学年順位(平均点との点差)が下がってきた場合

→塾に相談に行ってください。どうしたらいいかを本人交えて相談できるといいです。

●やる気と点は良さそうだが塾への不満を言い始めた場合

→これは転塾すべきかもしれません。周りの友達の家庭と相談しつつ検討を。

●点と塾は良さそうだがやる気が下がってきた場合

→本人に釘を刺して様子を見るか、塾を辞めさせましょう。

以上です。

中1生を塾に入れたという保護者の方は参考にしてください。

我が子はどれだけ真剣に取り組んでいるのか?塾での指導も含め取り組む質と量は良さそうか?

じわじわと下がってくる見た目の点数に心を折ること無く、冷静に見てあげてくださいね。冷静に見た上で塾を替えるべきだと判断すれば、爽やかに速やかに変えてあげてください♪

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。