生徒たちが長い時間自習ができるようになった2つの理由

夏期講習が始まってます。中3生たちを中心にしながら自習生たちもどんどんやってきていますね。

以前に比べて多くの生徒たちが長い時間自習できるようになってきているように感じています。

なぜだろうなと考えてみるとパッと2つの理由が浮かびました。書いてみますね。

途中休憩を取り入れたから!

当塾では80分の個別指導の授業の途中に休憩を入れるようにしています。自習生も同じタイミングで休憩になります。

これは兵庫県伊丹市の学習教室サクセスの真似をさせてもらった形です。

「これで授業時間の最後まで集中してやれる子が増えたんです」

という塾長岩田先生の台詞を聞いて真似することを決めました。

確かに集中力が続く時間と言うのは年齢と共に伸びていくものの、中学校の授業時間は1授業が50分です。

これぐらいの長さが集中が続く時間だろうと設定されているわけですから、その時間に合わせて途中休憩5分を入れることに。

50分授業を行い、途中休憩5分入れて、ラスト30分行うという時間割です。

元気なうちに集中が続く限界近くの50分間頑張って取り組んで、休憩後に30分だけ頑張る。

なんだかとても絶妙な時間配分じゃないかと思います。「あと30分頑張ろ!」と思えるのではないかと。

この作戦の短所は1点だけあってですね、時間割の区切りが休憩を入れることで覚えにくい変な時間になることです。

現在の当塾の時間割は

4講「17:05~18:30」5講「18:40~20:05」6講義「20:15~21:40」です。IMG_8987

キリの良い時間帯で始めることができないのです。5分休憩をねじ込んだので(苦笑)

とても覚えにくい時間割になってしまいましたが、生徒皆の集中力が続く方が大事だろうということで不本意ながらわかりにくい時間帯でやってます。

当塾のヘンテコな授業時間割にはこんな理由があります。

休憩中の飲食をOKにしたから!

これは先日読んだ意志力の科学という本を読んで再確認したのですが、意志力を使って脳が疲労した状態になると身体が甘いものを欲するそうです。

なんでも、意志力を使うと体内のブドウ糖が消耗するらしく、減ったブドウ糖を身体が欲するのだそうです。

子供たちが休み時間に甘いものばかり食べいるのは単に甘いものが好きなだけだと思っていたのですが、もしかしたら無意識にブドウ糖を補充しているのかもしれません(笑)

今までは「塾でお菓子を食べるだなんて」という思い拭えず、開校以来お菓子禁止にしてましたが、途中からOKにしてみました。これが良かった。

これも生徒たちが長く勉強できるようになってきた理由のひとつかなと。

ブドウ糖について細かなことを言えば、食べたものによって体内でブドウ糖に変化する速さが違うそうです。

短時間で糖に変化する食べ物は急激に血糖値が上下し、結局ブドウ糖が不足して自己コントロール能力が低い状況になるそうです。

炭水化物やスナック菓子やファーストフード店の食べ物などがこれにあたるそうです。中学生が好きな食べ物ですよね(苦笑)

自己コントロール能力を一定に保つには体内でゆっくりブドウ糖に変化する食べ物が良いらしいです。

野菜やナッツ類や生の野菜、チーズ、魚、肉、オリーブオイルなどがこれにあたるそうです。

だからと言ってこんな食材を塾の休み時間に食べてる中学生はなかなかいないですよね~。

以上です。

生徒たちが長い時間自習ができるようになった理由は、

集中が続く時間のサイズに授業時間を調整したこと、自由にブドウ糖補給ができるようにしたこと、この2点ですかね。

昨日は机の中にレーズンの大袋を忘れていった生徒がいました(笑)IMG_8990

こんな良質なブドウ糖の塊であるドライフルーツを休み時間に食べるだなんてセンス良い子ですね。

よかったら自宅で勉強するときの参考にしてみてください。

保護者の方は勉強途中のおやつをナッツとレーズンで攻めてみてください♪

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。