入室時の挨拶と星野源「week end」

大田先生の影響で星野源を聞くようになりました。そして彼について結構詳しくなりましたね。

歌に芝居に執筆に、マルチな才能を発揮する星野源はやりたいことをやっていったら多方面にいろいろなことができるようになったそうです。

「歌手だから芝居だなんて」とか「役者が執筆は無い」なんていう変なこだわりなく自由にしてたんでしょうね。

星野源の通っていた埼玉の私立中学高校はものすごく自由で有名な校風のところだったそうです。

こういった学歴がこのマルチな活動に色濃く影響しているんでしょうね。

自由に好きにして欲しい星野源の想い

星野源のライブのDVDを見ているとですね、ライブ前とかにそういった星野源の自由な性格を感じます。

ライブ前って普通はスタッフやバンドのメンバーたちが舞台裏で円陣とか組むじゃないですか。

「今日も頑張っていきましょう!おー!」みたいに手を重ねちゃうやつです。

星野源はそういうのをあえてしないそうなのです。ライブ前にはメンバー各々が自分のペースでライブに向けて準備して、いつもと同じ感じでやって欲しい。そんな想いで円陣は組まないそうです。

一躍有名になった「恋」という曲と「恋ダンス」ってありますよね。先日の埼玉スーパーアリーナでも歌ってましたが、スタンドから見た3万人の恋ダンスは圧巻でした。

星野源からしたらこれはこれで凄いとは思いながらも、お客一人ひとりが自由に好きなように、会場全体がバラバラにぐちゃぐちゃに踊っている感じがより好きなんだそうです。

DVDに収められている前回のツアー大阪城ホールでの「week end」という曲、お客がバラバラぐちゃぐちゃに好きに踊ってる光景が最高だったと星野源は言ってました。コチラです。

「皆が同じことをする」ということに価値を感じてなくて、「個人個人が好きなことを好きにやる」ということにこそ価値を感じているのだろうな。

なんて彼の心の内を勝手に想像します。

それぐらい星野源に詳しくなってきた次第です(;・∀・)

入室時の挨拶は自由に好きにしてほしい

昨日は前職からの付き合いがある石橋先生@エスト個別教育が近くまで来たからと教室に顔を出してくださいました。

いろいろ見ていただいて入口近くでお話をしているときに石橋先生がふとおっしゃいました。

「あんまり生徒も挨拶しないよね。挨拶しろって言ってないってことだよね」

石橋先生は前職では1年上の先輩ですから、おそらく前職時代だったらこうおっしゃっていたと思うんです。

「挨拶しないね。生徒にはちゃんと挨拶させなきゃいかんよ」なんて(^^)

今は私が独立してやっているのでそれを尊重していただいた形です。前職時代はしっかり生徒たちに挨拶をさせる塾でしたから、今現在挨拶をするように努めていないのも何か理由があるんだろうなと見ていただけたようです。

実際今も普通に挨拶はしています。私や講師たちから挨拶は必ず投げかけますが、生徒によって返ってくる挨拶の具合は様々です。

気持ちよく挨拶して入ってくるもの、ボソリと挨拶をするもの、首をひょこりと下げるもの、一瞥をくれるだけのもの。

シャイな子やコミュが苦手な子に至ってはうつむき加減にただ入ってくることも。

これは私の考え方になるのですが、このへん(入室時の挨拶)は自由でいいかなという想いです。

星野源に例えるのはおこがましいですが、「自由にしなよ」という気持ちあります。

こう思うようになったのはここ5年ぐらいですけどね。こんな風に思うようになったのは・・

私は言ってもこうやって塾を自分でやってますから、基本「シャイ」だったり「コミュが苦手」とは言えないと思うのです。

おそらく私はシャイ偏差値は38ですし、コミュ苦手偏差値も42程度でしょう。

メンタル面も日によって気分の波は無く基本的に日々晴れ渡ってます。逆の側面から言えばメンタルに波がある人たちの心情理解度はとても低いのだと思うのです。

悶々とした想いを持ちやすい思春期の子供たちが、常に爽やかな挨拶ができるものだろうか?

(誤解を恐れずに書くならば、そういった相手に合わせたり、コミュ力が高かったりする子は集団指導の塾を選ぶことも多いだろうと思ってます)

他人に合わせるのではなく、自分の理解に合わせて指導をする個別指導に来ている生徒が、皆が皆爽やかに挨拶できるだろうか?

入室時に皆の目線が集中するのが嫌で身体をかがめて入室してくる生徒います。履くのが面倒な靴を履いてくるが玄関先でモタモタと皆の前で靴を履くのが嫌らしく、靴を手に持って外の階段の踊り場で靴を履く生徒もいます。

私にはこんな繊細な生徒たちの気持ちが理解は出来ても、共感はできないんですよね。

私と違って繊細な子たちも多いわけです。そういう生徒を数多く見るようになって、まぁ挨拶は好きにさせてあげて良いかなと、私は最近思うようになったんです。

こんな風に想うようになって、「入室時に挨拶をしっかりすること」というのは私の指導の優先順位のかなり下へ変わっていきました。

「挨拶も出来んとこの先社会に出てからなぁ~」なんて想いは私もありましたし、今もゼロではありません。しかし、そもそも子供たちはTPOに合わせて挨拶を使い分けてきやがりますからね(笑)

バリバリのクラブチームで野球やサッカーやバスケをやってる生徒たち。おそらくそちらでは大声で張り上げるように挨拶してると思うんです。

挨拶についてうるさくないうちでは一瞥だけという子もいますからね(゚д゚)!

「挨拶が大切だ」「ここは挨拶をビシッとしないとマズイ」そう思ったときに子供たちはちゃんとやるでしょう。もしくは痛い思いをして学ぶでしょう。

私はそんなところに力を割くぐらいならテストの点を上げることに力を注ぎたいです。

(私個人の少数意見です。大半の塾は挨拶の指導があります)

・・

話題は流れるようにフラフラと書いてますが、こんな想いで塾での挨拶については自由にしてます。

「好きにやりなよ」「自由にしなよ」なんて場面が来ると星野源を思い出すようになりました。

昨日の石橋先生の挨拶に関する台詞から星野源を思い出し、「自由にしなよ」とこんなことを思ったこと書いてみました。

なーんて書いてみるものの、ウズッときてたまに体育会系の生徒にはチクっと言うことも(´▽`)

「おい、教室に最初にお前が入ってきたということは、今の先生たちの挨拶は5億パーセントお前に向けてのものってわかってんだろ。お前クラブチームではキッチリ挨拶してんだろ?場所によって挨拶使い分けてんじゃねーよ(´▽`)」


さて、石橋先生が言葉を続けます。

「國立先生はどういうときに教室で怒るの?この一線は超えさせないという部分はどんな部分?」

んーやはり見学してもらうのも勉強なんだなと思わされる質問を受けました。その時ふと浮かんだ内容で質問に答えてみましたが、恐らくとても大事な部分。ちゃんと思い返して考えてみたいですね。

明日にでも書いてみます。石橋先生、自塾を振り返る機会とブログネタをありがとうございました。

今日はこのへんで。

それでは。

先日の埼玉スーパーアリーナ星野源ライブ開場前の一コマ。ちょっと星野源のコスプレして楽しんでる人に絡んで遊んできました(・∀・)DSC00549

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。