学習内容を長い間忘れない勉強方法を授ける!PART2

昨日の続きです。

学習内容を長い間忘れない勉強方法はA~Dのどれでしょうか?というところで終わってましたね。

先週記事で書いたエビングハウスの話を生徒たちにも話しました。授業の合間の5分休憩後に連絡事項を伝えるようにしているのですが、そのタ...

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1週間後の再テストで80点をキープした勉強方法は・・・

AとBでした!

紹介した本にはこのようにまとめられていました。

「脳というのは入力よりも出力を優先するんですね」

「覚える勉強よりも解く勉強に重点を置いてやろう」

んーなるほど。全部をテストする部分が大切なんですね。

主要教科は「間違いを練習して、全部をテスト」がオススメ!

ということはですよ、実際に中学生の勉強に当てはめて見るならば・・・・

Bが一番優れていますよね?

本には全部を覚えるまでにかかった手順の数は変わらなかったとありましたが、実際にかかった時間に限って言えばAよりもBの方が短いはずです。

テストまでの時間は限られています。できるだけ短時間でできるだけ成果を出し、そのうえ中学卒業時期の入試まで記憶に残しておきたい。

ならばベストは「間違えた問題を練習して、全部の問題をテストする」という勉強法が一番近いですよね。

人間の脳というのは要らない知識は忘れるようになってますから、繰り返して「出力(アウトプット)」して脳に「要るもの」と思い込ませる必要があります。

主要教科の内容は入試まで脳に覚えていてもらわないと困りますからね。この方法が一番オススメです。

副教科は「間違いを練習して、間違いをテスト」がオススメ!

ということはですよ、実際の中学生の勉強に当てはめて見るならば・・・

ちょっとズルい事言いますよ。小声で言います。

副教科の知識って、入試のときまで脳に残しておく必要無いですよね。ボソッ

こんなこと言うと副教科担当の先生に怒られそうですね(;・∀・)

でも実際は学年TOPの生徒たちであっても、基本副教科の勉強って前日にグワーッと一夜漬けする感じに近いです。

当塾には定期テストの学年順位が一桁だった生徒たちに、定期テスト勉強の取り組みについてアンケートをとり、掲示物にしています。 その...

ズルいこと堂々と書いてみますね。

副教科は入試で使用しないしテスト後にスッと頭から抜けてしまっても支障がない。その後の人生で再度その副教科の知識が必要になるならば、再度そのときに学習しなおせば良い。

ならば、目指す形は、できるだけ短時間でできるだけ成果を出すという2点だけです。その後すぐに頭から抜けてしまってもさしあたり困ることはナシです。

ということは、オススメの勉強法は「間違えた問題を練習して、間違えた問題をテストする」というのが最短時間で成果を出せますよね。

長期記憶保持率は低くていいので、最短時間で仕上げることを最優先させましょう。節約できた時間で主要教科への勉強にブチこもう!

この実験結果から私が思ったこと節操なく書いてみました(^^)

昨日ご紹介した本とは別に、同じ著者のこちらの本にもこの実験についての記述がありました↓

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)
池谷 裕二
新潮社 (2011-11-28)
売り上げランキング: 2,711

この実験の説明については昨日の本のほうが図解入りで説明してありオススメで、中学生全般の勉強の参考にするという面ではこの本がオススメです!

文庫本でお求めやすいので良かったら\(^o^)/

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを毎日更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は11刷重版!著書累計は6万部突破しました!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。インドとビールと鮮魚も好き。詳しいプロフィールはこちら。