京都中華の源流の1つ「盛京亭」は細い路地の先にあった!

(追記)2022年6月に惜しまれながら閉店となりました。残念。

OFFです。圧倒的な余談を。

土曜は京都へ行ってきました。午前中に塾見学をさせてもらったあと、昼食を食べるべく東へ移動して祇園までやってきました。IMG_1181

四条通り、鴨川を超えてあと少しで八坂神社というぐらいのところに目指すお店がありました。どうやらここですね。

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盛京亭です。京都の中華を語るうえで外せない名店です。・・いや、だそうです(´▽`)

私の知識は全て「京都の中華」という本からの受け売りです。饒舌にぺらっぺらと語りますが、全て「・・らしいです」という語尾で聞いてくださいね(^^;)IMG_9597

盛京亭は京都中華2大系譜の1つの源流である名店!

京都の中華は大きく2つの系譜があるのは前回お話した通りです(´▽`)イツヨ?IMG_9599

1つは中国人である高華吉さんが広めた広東料理ベースの鳳舞系という系譜、そしてもう1つが北京料理をベースに今の店主の父が1951年に開いた盛京亭というお店から始まる盛京亭系という系譜ですね。

前回行ってきた鳳舞系の「鳳飛」というお店がとても美味しくてですね、鳳舞系で今回も攻めようかとも思ったりもしました。

「こんな中華料理屋が家の近くにもあればいいのになぁ」連休を利用して京都にやってきました。京都らしい街の中華料理屋さんへ行ったときに...

しかし、2大系譜の鳳舞系だけを食べただけで京都の中華を語ろうだなんて、ちゃんちゃらおかしいですよね。(誰にも語りを期待されてませんがw)

そんなわけでもう1つの系譜を知るべく盛京亭へ行ってきたわけです。四条の大通り、店と店の間の細い路地の奥にお店があるとか。これは知ってなければ入れねぇ~(+_+)IMG_1183

開店は「12時スギ」というアバウトな感じらしいです。お、12時ジャストに暖簾がかかりました。この路地を抜けていざ盛京亭へ!

千と千尋の神隠しのトンネル、となりのトトロの木のトンネルを抜ける時のような感覚でしょうか。この暗い小路を抜けると昭和を感じる空間が広がってました。

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「今日はサービスランチしかできませんがよろしいですか?」そんな確認をされたうえで入店しました。

席はカウンターの奥の席に決定。店主の鍋さばぎを見れる良い席ですね。

店内もやはり昭和テイスト。昭和のスター勝新太郎も愛したこの店には、ダイヤル式の黒電話がありました(゚д゚)!

久々に見ましたね。ダイヤルを回す様を。店主は高下駄を履いてますし、ここは昭和で時が止まったかのような空間です。

本日唯一のメニュー「サービスランチ」を注文して、しばらく調理する姿を見させていただきました。

祇園に合う無臭のサッパリした中華料理

ボールの中の肉をタレに絡ませ、静かに肉団子とから揚げを油に投入。油はさっぱりとした大豆の白絞油を使用しているとか。

祇園ですからニンニクやネギやニラなど臭いの出るものは使いません。祇園の芸妓さんたちは前のお客との会食を感じさせる臭いのキツイ食事はご法度なのだそうです。

次に焼きめしの準備に入りました。なにかを店主が刻んでました。なんでしょう?玉ねぎかな?

中華鍋に油をなじませ、解いた卵を投入。バットに入れてあったご飯を続けて投入します。

お玉を杖をつくときの持ち方に持ち替えて、ご飯をほぐして卵とご飯をなじませます。

冷蔵庫よりお玉に具材を乗せて投入。この具材はタケノコとニンジンと焼き豚と豚肉を先に炊いて冷まし味を染みこませてあるのだとか。

先に具材に味をつけることで、炒める時の油の量を抑えることが出来る利点があり、さらに冷めても美味しいとのことです。

具材投入されたら塩、醤油を入れ、もう1つなにか白い粉入れてました。化学調味料かな?そしてもう1つ醤油のようなものを入れていたように思います。焼き豚のタレかな?

ザッと炒めたあとに親指ぐらいの量をとってしっかり味見されていました。ここで再度塩や醤油を投入して調整をキッチリされてましたね。

2人前を作っているときの調整はごくわずかでしたが、4人前を作るときはやはりブレるのか微調整をしっかりとされてました。

最後にグリンピースを散らし、鮮やかに器に盛ったら完成です!美しい!IMG_1186IMG_1187-(1)

炒飯は好きで自分でも作るので、無駄に細かくレポしてしまいました(^^;)順序とか間違ってるかもしれませんが記憶上ではあんな感じでしたね。

さぁ、盛京亭の看板メニューともいえる焼飯を実食です。

これは美味い!!コメが1粒1粒しっかりしていて、味が1粒1粒にやわらかくまとっています。

油っぽさがとても低く、どれだけでも食べることができそうな1品。具材も沢山入ってて味わい深く、米との調和が素晴らしかったです。

肉団子とから揚げもさっぱりとしていて、山椒塩で美味しくいただきました。

総じて大満足!

いやはや困りましたね。鳳舞系のお店だけでなく盛京亭系のお店も行きたくなってしまって(;・∀・)

しばらく京都に来るたびに京都の中華を楽しみたいと思います。今回ご紹介した細い路地の先にある昭和感あふれる祇園の盛京亭、おススメですよ~。

今日はこのへんで。

それでは。

この路地を抜けて平成30年へ戻ります!(´▽`)IMG_1192

盛京亭のお店情報

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。