「体重が落ちない理由」と「成績が上がらない理由」はどちらもたった3つだけ!

ダイエットと中学校のテスト勉強ってとても似ているなぁと前々から思っています。

どちらもしなくても生きて行けちゃう。

どちらも1人で成果を出すのが難しい。

どちらもそれを目指すための訓練所がある。→スポーツクラブと塾

とても似ていると思いませんか?

ダイエットも勉強も仕組みはシンプル!

どちらもその仕組みはシンプルなんですけどね。

ダイエットしたかったら、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やす。これだけ。食べるのを減らすか、運動を増やすか、その両方か。

中学校のテスト勉強の成績をあげたかったら、覚えて演習を繰り返して定着させる。これだけ。カッコよく言い直すとインプットを強めアウトプットを強める。これだけです。

どちらも骨組みの部分はこれだけシンプルです。

仕組みがこれだけシンプルですから、上手くいかなかったときの理由もシンプルです。

ダイエットが上手くいかなかったときの理由を3つ書いてみると、

「摂取カロリーの質と量が悪い」「消費カロリーの質と量が悪い」「そもそも痩せたいと本気で思ってない」ですね。これ以上でもこれ以下でもありません。

勉強が上手くいかなかったときも同様です。とてもシンプルですが1行で書いてしまうと記事が終わってしまいますので少しだけ掘り下げて書きますよ。

私は大きく3つだけじゃないかと思っています。ご紹介してみますね。まず大きな理由の1つ目。

理由1・インプット(覚えること)が弱い

「覚えるという部分が弱い」ということです。弱い理由をさらに3つぐらい挙げてみましょうか。

1学校の授業を聞いていない→話にならないパターンです。親も塾も入れない学校の教室と言う聖域で勉強してません。学校の授業に参加していないときには成績は上がりません。

2覚え方が良くない→ピントがずれている場合が稀にあります。教科書眺めるだけとか自学帳に教科書丸写しするだけとか。覚えるということに気持ちが行かず、「テスト勉強っぽいことをする」ことに気持ちがいってます。覚えるときに覚えたかのマイテストを入れないと覚えませんね。

3国語力が弱くて教科書を読んで1人で理解することが困難→1人で覚えることが難しい場合です。だからこそ学校の授業があるんですけどね。こういう生徒が学校の授業を聞いていないことが多かったりで困ったものです。

最初の暗記や理解が浅い状態で問題演習をしても効果は薄いです。わかりやすい目安で言うと問題集の見開きページで半分以上間違えてしまう状況ならば、再度インプットした方が早いです。

見開きページで半分以上間違えるようならば、その単元は覚えなおすということを覚えておいてください。

では大きな理由の2つ目いきましょう。

理由2・アウトプット(問題演習)が弱い

問題演習が弱いということです。引き続きさらに3つに分けて書いてみましょう。問題演習が弱い主な3つの具体的理由は・・

1問題演習量が少ない→演習量が少なく定着していません。テスト当日まで覚えていないのです。学校の問題集を1回だけやってテスト当日を迎える子は明らかに演習量が少ないです。出来る問題と出来ない問題を分けただけです。

2問題演習の仕方が良くない→社会の教科書を見ながら言葉探しゲームのようにワークを埋めるやり方をしていたり、間違ったところを赤ペンで記入して満足していたり。「できない問題をできるようにすること」にピントが合っていない場合です。

3質問をして解決するという手段を使っていない→暗記系の科目はほぼ関係ないですが、理解系の科目はこの手段を使わないと成績向上は限定的です。解答の解説を読んでもわからないときに人に頼ることができるかどうかはとても大きな分かれ道ですね。

最後、大きな理由3つ目を。これがデカいんです。それは・・

理由3・勉強へのモチベーション(気持ち)が弱い

そもそも勉強への気持ちが弱いという理由です。この理由が源泉となって理由1と理由2もくっついてきてしまうことが大半かと。

心の中の問題なのでまれに気がつかないこともありますが、当塾ではテスト前に塾に来てもらってテスト勉強してもらっているので、外からの様子でわかることが多いです。

例えば・・

ワーク点検が遅れたりギリギリだったり。ワークのやり方がやっつけ仕事だったり。ワーク2回目演習になったとたにんに演習スピードが落ちたり。

ノートの端に絵を書いたり。眠気に負けて寝ていたり。脳を使わない勉強のフリを確信犯的に取り組んでみたり。

自習の回数が少なかったり。質問に来なくなったり。「頭が痛い」という伝統的なグレーな理由で自習に来なかったり・・・

こういった姿がいくつか重なるとこのモチベーションの弱さを疑いますね。

モチベーションの弱さを3パターンに分けてみます。重複することは少ないです。

最初から弱い→「そろそろ勉強しないとな」という気持ちで思い切って塾に来たが、身体がついてきていないタイプです。運動大好きな元気な子もこういう子多いでしょうか。

前回結果を残して気が抜けて弱い→オリンピック選手が金メダルを取って引退しちゃう感じに近いでしょうか。モチベーションの維持は難しいですよね。波があります。大きく成功した直後は少し気が抜けやすいですね。

気持ちが弱る事件が起こり弱い→中学生ですからね。色いろあるのでしょう。友達関係の悩みだったり、恋愛関係の悩みだったり、そんなことが起こると勉強への気持ちは弱りますね。親も塾も把握しづらいところなので発見するのは一番難しいんですけどね。


以上です。もしもいつもと比べて目に見えて成績が振るわなかったとするならば、この3つのどこかに原因が潜んでいるはずです。

3つともかもしれませんし、どこか1つかもしれません。子どもと相談してそこを探れるといいですね。

親子で振るわなかった原因を探っていくうえでの注意点を最後に書いておこうかと書き始めたら、意外に長くなりそうでした。

また記事を改めてそのへんは別で書いてみたいと思います。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。