高蔵高校の渉外担当である佐藤先生が当塾にいらっしゃってくれました。
高蔵高校へは立地の問題もあり、名城・大成の2枚ブロックもあり、ほぼ生徒を送りだしていない状況ながら、毎年挨拶に来てくれます。
私も私立高校のことを深く知るための貴重な機会だと思っていつも話し込んでしまいます(笑)いつもお世話になってます。
さて、今年私が佐藤先生に聞きたかったことはですね・・・
商業高校の実力はどこで見ればいい?
ということです。
進学校は実力がわかりやすいですよね。入学するときの偏差値、卒業後の進学先とその割合なんかが実力を測る尺度ですよね。
では商業高校の実力はどこで測ればいいでしょうか?何を目安に選べばいいでしょう?選び方は「近いから」以外の理由でしっかり選んでいるでしょうか?
このあたりの疑問を佐藤先生にぶつけてみました。
「商業高校の実力を測る目安になるものってなんですか?」
いただいた意見は、
・取得した資格の内容と割合
・就職希望者への求人倍率
じゃないかとのことでした。
1つずつくわしく見てみましょう。
商業高校は「日商簿記」と「ITパスポート」が花形資格!
簿記はやっておくといいですね。普通科の生徒からしたら経済とか経営とか大学に進学してから初めて簿記の授業があったりしますが、大学の授業の簿記は酷いですからw
高校生向けの「全商簿記」よりも大人も受験する「日商簿記」こそが価値がある資格です。この日商簿記3級や2級の取得している人数や割合が実力を表すかと。
なかなか明確にこのへんの取得状況を明記してる学校少ないんですけどね。公立高校は全くそのへんの情報が降りてきませんね。
もうひとつ、「ITパスポート」という資格です。勉強不足だったのですが、平成21年から始まった情報処理系の国家資格なんだそうです。
昔あった「初級シスアド」が無くなってこの資格に変わったようです。合格率も上がったし、国家資格だし、これは取得しておきたいですね。
これら2つの資格と取得状況は大きな目安となりそうです。
愛知県知事技術顕彰もなかなか良い目安!
資格を一定数取得すると愛知県知事より賞がもらえる制度です。3ポイント取得でもらえる賞です。
難易度の高い資格なら、その1つの資格だけで賞がもらえるそうです。生徒たちのやる気を引き出す素晴らしい取り組みですね。
この賞の取得割合とかは良い目安になるのではと佐藤先生に聞いてみると、「この賞は高蔵の商業科ではもらって当たり前の位置づけですね。」とのことでした。
この賞を取るために商業科の高校生が取るスタンダードな資格は「全商簿記」「全商情報処理」と、「全商電卓」か「全商ビジネス文書」とのこと。
これらは比較的取得が簡単な資格らしいので、まずはこれらで3つ取得して愛知県知事から賞をもらうのが目標なんでしょうね。
就職希望者への求人数と求人倍率をチェック!
今や商業高校や商業科の生徒たちも半分以上が進学する時代です。昭和の頃と違って皆が就職するわけではありませんが、その学校の実力を示す良い目安かと。
古くからの伝統校は会社とのパイプを沢山持っていて求人数も多いですね。卒業後すぐに働きたいなら要チェックな部分でしょう。
高蔵高校商業科の実力を数値でご紹介!
「商業高校をしっかり比較したいんです。そういった数値おしえてもらうことできますか?」という私の要望を佐藤先生は快諾してくれました。
こちらが高蔵高校商業科の数値で見える指導の実力です!
愛知県職業教育技術顕彰受賞の割合
平成24年度 92.0%
平成25年度 86.8%
平成26年度 86.0%
求人状況について
平成24年度
求 人 数 255名(251社)
求人倍率 9.81倍
平成25年度
求 人 数 369名(360社)
求人倍率 18.5倍
平成26年度
求 人 数 365名(355社)
求人倍率 18.3倍
県知事からいただける賞は高い割合ですね。2クラス70人前後が母体だそうです。
就職に関しては平成26年度の就職希望者は66名だとのことです。
良い目安いただきました。ここから他の商業高校と比較してみたいと思います。
愛知商業や名古屋商業など公立商業の実力校や岩倉総合も昔は商業高校でしたから比較できるでしょうか?またここから掘り下げていきたいと思います!
今日はこのへんで。
それでは。
高蔵の学校案内が沢山入った状態でいただいた高蔵トートバック。よくいただくので欲しい人いたらあげますね♪
國立拓治
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