OFFです。余談を。
三度の飯より飯が好き。こんばんは。塾長國立です。
天むすが好きです。
天むすって一口サイズですし、基本テイクアウトですし、冷めても美味しいですし、食べ比べするのに向いてる食材だなって思ってました。
そしてネット上には天むすの食べ比べをしたような記事もあがってませんでした。
味の違いをじっくり食べ比べてみたかったですし、ネット上にも無い情報ならばこれは自分の出番じゃなかろうかと、勝手に使命感駆られて食べ比べをすることを決定。
数名の食べ比べ審査員を集めて初めて分かった驚きの事実があってですね。その事実というのは・・・
天むすのことを愛知県民知らなさ過ぎ問題
みんな天むすのこと全然知らないんですよね。
「お前らそれでも愛知県民か!」と小一時間説教したくなるほどの無知ぶり。
天むす界の二大巨頭「千寿」と「地雷也」が認識できたのは審査員6人中1人でした。
天むす発祥の「千寿」すら知らない審査員が沢山!どうなってるんだ!(◎_◎;)
ポカーンとされても困るので、まずもって天むすの基礎知識からスタートしましょう。
発祥は三重県津市の天ぷら定食店「千寿」から。
1950年代にこの「千寿」で賄いとして生まれる。常連客の裏メニューとして店での人気を得て正式なメニューに。
1959年に天むす専門店となり、1965年に天むすを商標登録する。
この天むすにほれ込んだ名古屋市中区の藤森時計店の店主夫人が千寿に頼み込んで作り方を伝授してもらい暖簾分けをしてもらうことに。
暖簾分けされた名古屋の店は1981年開店。
この店が1982年にCBCテレビで紹介され、当時名古屋で番組を持っていた笑福亭鶴瓶に気に入られ差し入れに東京に持ち替えるようにもなって、天むすは知名度をグングンと上げていった。
暖簾分けした名古屋の店がブレイクし、「本店はうちですけど?」といった感じで三重の本店の店も後追いで名古屋に進出。2009年のことです。
こんな経緯があり、名古屋には「千寿」と言う名のよく似た別の天むすが存在します。
名古屋の店と三重の店と味は違うかどうか、食べ比べて確認するのが今回の食べ比べの見どころの一つですね。
千寿を追うライバルが「地雷也」
この千寿の人気に後追いするように天むす専門店が現れます。千寿の次に有名な店が「地雷也」です。
1986年にサカエチカ街で開店したこの店は、愛知にとどまらず現在は江東区にも工場を作り東京などでも販売。多くの拠点を売り場に持つ店に。
名古屋駅では名古屋高島屋の地下に実店舗持ってますね。
この2店舗が2大巨頭ですね。この2店を知らずして天むすを語るなかれ(´▽`)
天むすとはどのようなものか
そもそも天むすとは何だ?という疑問に応えるべく少し書いておきますね。
天むすとは一言で言うと海老の天ぷらが入った小さなおにぎりです。
主にアカシャエビという小さな海老が尾を取った状態で入っています。おにぎりに付いてくるお漬物はフキを醤油で漬けた「キャラブキ」が定番です。
これは発案した三重の千寿の店主がタクワンが嫌いだったからと言うビビる理由があるようです(゚д゚)!
今やこの濃い醤油で漬けられたキャラブキ無くては天むすは考えられませんが、こんなかわいい理由が隠されているんですよね。
小さなおにぎりに巻かれている海苔は細く、着物の襟もとのような形状で巻かれています(千寿のものは)
これも凄い由来があるみたいなんです。
三重の千寿が天むす専門店となった1959年は、現天皇と皇后美智子様が成婚された年で当時は美智子様の「ミッチーブーム」というものがあったそうです。
そのブームの最中、美智子様がされていた独特なストールの巻き方が素晴らしいと、天むす発案者の水谷ヨネさんが感銘を受け、このストールの巻き方をヒントに「海苔を真ん中でななめに巻く」という巻き方にしたのだそうです。
天むすの海苔一つにこんな熱いエピソードが隠れているだなんてテンション上がります(私だけ?w)
基礎知識はこれぐらいにしておきましょうか。
さあ、天むすを食べ比べるべく買い集めましょう。
天むす購入ツアー
食べ比べ当日。私一人で名古屋駅まで出て買い集めてきました(´▽`)その時の様子を写真と共に。
新幹線口を出てすぐの銀時計が目印の広場からスタートです。
すぐ側の出口から外に一歩出て・・・
地下街エスカへ潜っていきましょう。
名古屋飯の名店が集まるエスカ、駅側から潜って左奥の方にひっそりと天むすが販売されています。三重の千寿です。
5個入り720円。小さなおにぎりが1つ120円強。高いようにも感じますが納得させる味がそこにあります。無事に購入。
銀時計広場に戻って・・・
新幹線乗り場の南口の方へ。この南口の右隣に・・・
このラーメン屋が集まるエリアへ繋がる階段のさらに右横に「DELICA STATION」というお弁当屋さんがあります。
このお弁当屋さんには新幹線に乗る人に向けて天むす売ってます。右が地雷也、左が三重の千寿。そして・・
さらに左にはブランド名わからぬ天むすが2種。この店ではブランド名わからぬ天むすから1種類を食べ比べに加えようかと買いに来ました。
一番左の「双葉」という会社が作った天むすをエントリーさせることにします!私は知りませんでしたが、双葉は天むす専門で作っているそうです(^^)
名古屋駅の中央コンコースを金時計の方面へ歩いていくと、コンコース中央左側に大きな弁当屋が現れます。グランドキヨスク名古屋店という店です。
ここには三重では無く名古屋の千寿が売られてましたね。これだけ近い場所で三重の千寿と名古屋の千寿が住み分けを。知らない人は違いがわからないでしょうね。
包装紙が若草色なのが三重の千寿、茶色なのが名古屋の千寿です。
さて、天むす購入ツアーは続きます。地雷也を買いに行きましょう。さっきの弁当屋でも売ってましたがちゃんとした店舗で買いたいんですよね。
名古屋駅金時計広場横から入れる名古屋高島屋の地下へ向かいます。
地下一階の惣菜フロアの一角に地雷也の店舗はあります。
すぐそこで握ってくれてますから、ここで買いたかったんですよね(^^)
普通の天むすに加えて「黒米天むす」という商品も買ってきました(^^)
さて、天むすツアーのラストは名駅中央コンコースから少し離れた近鉄の乗り場の方まで移動します。
近鉄パッセという商業ビルの地下に名古屋天むすの店舗があります。名鉄の中央出口から直結ですから名鉄乗ってる方は馴染みありますかね。
とっても大事な写真がブレてしましました(◎_◎;)JRや名鉄から来ると右手、手羽先風来坊の店の隣にあります。こちらが名古屋の千寿です。
8時からやってるんだ!いつも仕事で朝から新幹線に乗るときは、新幹線車内で天むすを食べるのが定番なのですが、次からここまで買いに来てから行こうかな(^^)
この店の天むすに子供の頃から親しんできたんで少々贔屓目に見てしまいますね(^^;)
千寿はこういった店舗ですと漬物のキャラブキを単品で購入できます。キャラブキも食べ比べてみようと三重の千寿と名古屋の千寿で買ってきました。
これで天むす購入ツアーは終了です。他府県から名古屋にいらっしゃる方のために地図作りました(´▽`)
金時計と銀時計の位置関係さえわかればあとは勝ったも同然です(笑)
これでお目当ての天むすに辿り着くはず(∩´∀`)∩参考にしてください!
(追記)完全版完成したので貼っておきます(^^)
これら4種の天むすに加え、瑞穂区の天むす専門店「天むすびの多香野」の商品もエントリー。
審査員の一人である元講師後藤先生が車で買ってきてくれました(∩´∀`)∩
役者は揃いました。この5種で食べ比べです。
これらをランキングし一番のおススメ天むすを決めます!
・・・しかし長くなりましたのでまた来週に書きますね。
天むすフリークの皆さま、こうご期待!
え?こちら塾のブログですが何か?(・∀・)
今日はこのへんで。
それでは。
↓一番オススメの天むすが決定した記事はこちら!
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國立拓治
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