昨日から「集中して勉強できる場所の確保が大切」という話を書いてます。
つい先日このことを強く感じるエピソードを聞いたんですよね。
場所は東京品川、武田塾の説明会会場で林塾長から。
林さん自身が武田塾を始めることになるきっかけのエピソードです。
話の流れとしては「予備校に通ってたけど意味なかった!自分で参考書使って進めた方がいいじゃん!」って話ですね。
エピソードをもう少し詳しく書いてみると、林さんは千葉県の公立TOP校である県立船橋高校に通っていたそうです。
大学受験を見据えて高1から予備校に通っていたとおっしゃっていました。予備校の勧める授業を沢山受講して頑張ったのに成績は上がっていかなかったと。
浪人することになり予備校で引き続き頑張るのだが全然成果が見えてこないと。
秋口だったでしょうか、ここで予備校の授業に見切りをつけて参考書を使って自分のペースで勉強するというスタイルに変更されたそうです。
ここから偏差値が伸び始めたのです!・・なんていう有名なエピソードですね。この林さんの実体験が今の武田塾の指導システムの根幹にあります。
さて、そんな林さんのエピソードにはこの話を盛り上げるためにいたような勉強が得意な高校のお友達が登場するんです。
その高校時代のお友達は同じ県立船橋高校に通っていたらしいのですが、通うことになった経緯は・・・「開成高校落ちで県立船橋高校に来た」という点です!
これは愛知県に無理やり例えるならば、「東海高校行きたかったけど、落ちたから旭丘高校に来た」という子と同じ感じでしょうか。
県内私立TOP校に落ちたから仕方なく県内公立TOP校に来たという状況の友達だったということです。
皆が憧れる県立船橋高校の中でも別格の学力を持った人だったということです。
このお友達は高1の頃から予備校から特待生として無料招待状が届いていたそうです。
予備校としては合格実績を叩きだしてくれる可能性が高い方だから来てほしかったんでしょうね。
そしてその友達は現役で東京大学に入っていったそうです。そんな友達に林さんはこう言ったとか。
「お前はいいよなぁ~。タダで予備校の授業を受けれて、東大まで受かって~」
友達の返事がエピソードのクライマックスです。
「授業なんて受けないよ。受けてたら受かってないよ。自習室を利用させてもらってただけだよ」
林さんはこの友達の影響も多分にあり、「日本初授業をしない武田塾」を作り上げていくのです。
・・・ちょっと出来過ぎたエピソードだなぁと時と共に説明会に話しやすいように枝葉末端は変わってるかもなぁ(^^)とは感じながらもこのエピソードがとても印象に残ってました。
最後の友達のセリフは林さんは前半部分に衝撃を受けたのだと思うのですが、今日の記事で大切なのは最後の一言。
「自習室を利用させてもらってただけだよ」
ですね。
勉強が得意な人も家の外に勉強場所を求めた!
たった一人の例を捕まえて鬼の首をとったように言うパターンは好きではないのですが、今日はこのパターンで行きますね(・∀・)
現役で東大に入っていった林さんの友達は、「予備校を自習室として利用していた」とのことでしたよね。
家でやれば予備校へ通うロスタイムも無いし、家での勉強がより良いようにも思えますがそれをしなかった。それはなぜか?
ここからは勝手な想像になるのですが、私はこう思います。
「人間は意志の弱い生き物だ」ということをわかっていて実践されていたのではないかと思うのです。
勝手な想像は続きます。
開成を落ちて大学入試でリベンジを目指す友達は、勉強への気持ちは充分です。もちろん能力も。
そんな人であっても自宅での勉強がはかどらないという事実がそこにあるのだろうなと。
生まれ育った家はホッと気が緩みます。ソファーに寝っ転がりたくもなりますし、ベッドにダイブもしたくなるでしょう。
自分の好きな趣味のものが部屋にいくつも保管されていて、気持ちが緩む要素が沢山あります。
いざ勉強にエンジンがかかってきたときに夜ゴハンとかお風呂とか、家族のリズムで勉強中断が入るかもしれません。
「自宅では最高の集中力を保ち学習時間を確保し続けることが難しい」という結論にたどりついて、予備校への往復の時間ロスを承知で予備校の自習室に通い続けた。
こんなふうに勝手に妄想を膨らませて思うわけです(^^)
総じてこう思います。
人間は誘惑に弱い生き物である。誘惑とは戦わないのが鉄則である。
勉強のために誘惑と戦わなくていい集中して勉強できる場所を確保しよう!
ってことですね。
当塾は毎日自習に来ていい塾です。この条件にあてはまるかと。
是非自習で利用してくださいね♪
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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