小学生向け教科書準拠の市販教材の2大巨頭と言えば「教科書ワーク」と「教科書ぴったりテスト」ですよね。
・・・当たり前のように語ってますが、この事実を知ったのはつい先日です(^^;)
ちょっとしたきっかけあって、小学生向けの市販教材を調べることになったのです。それも通年使える主要4教科対応の教科書準拠教材を。
小学生向けの教材というのは、中学受験向けの教材とかドリル教材はとても充実している印象があったのですが、通年教材ってイメージ無かったんですよね。
塾に通わず市販教材で勉強をしたいという小学生を持つ家庭のために、ちょっと調べて見ることにしました。
國立拓治
改めて本屋に行って、通年教材を見てみました。本棚を眺めると・・・
この2種類が幅を利かせています。いや、この2つだけですね。おそらくこの2つが生き残ったのかと。
販売元は「文理」と「新興出版社」!
教科書ワークを販売する教材会社「文理」は塾用教材も販売する会社で、1960年創業の東京に本社を置く会社です。
教科書ワークの販売は1980年から。その売り文句は「売上NO.1!」とのこと。
対する教科書ぴったりテストを販売する教材会社「新興出版社」は啓林館という名で教科書も販売している会社で、1946年創業の大阪に本社を置く会社です。
教科書ぴったりテストの販売は1986年から。その売り文句は「人気・実績NO.1!」とのこと(;・∀・)
人気ってどう図るの?実績ってなに?文理より6年遅れで販売を始めているのに?もはや言ったもの勝ちですね(^^)
最初に見に行ったのは名古屋市内最大級のイオン「MOZO」に入ってるふたば書店でした。
そこから本当にこの2種類だけが幅を利かせているのかどうか気になって、名古屋駅前の三省堂書店もチェックしてきました。
この通りです↓見えませんかね?
やはりこの2種類だけでしたね。どうも「小学ぴったりテスト」の営業さんが力が入っているようで、ここでは棚の上のジャンル分けの札を商品名にしてもらってますね。凄い。
また、左の棚の中段、教材に敷かれる形で横に細長いPOPがあるの見えますか?これも小学ぴったりテストのPOPですね。世に広めたいという熱を感じます。
ただ、MOZOにあったこの横に細長い「小学ぴったりテスト」のPOP、どさくさに紛れて「売上NO.1」なんて書いてましたが、それアカンやつじゃないです?(+_+)
教材の作りはどちらも良く似ている!(どちらかが似せてる!)
この2つの教材、見れば見るほど似ているんです。先に出版しているのは教科書ワークの方ですが、教科書ぴったりテストと一騎打ちになってからはお互いがお互いを意識し合いながら、真似して真似されてを繰り返してこの形になったのかもしれませんね。
例えばですよ、パッと開くと小さな計算練習用のドリルがついてます。サイズ感まで合わせて来てますね。
このドリルの次にはシールがついています。ネーミングが「わくわくシール」と「どきどきシール」((+_+))真似した方は正直に手を挙げよ!
最終ページのカバーのレイアウト。ここまで綺麗に揃っていると笑えてきますね(´▽`)
教材の中身の構成自体も良く似ています。
私の勝手な想像で言うと、教科書ぴったりテスト側が教科書ワークを参考にして真似してきているんじゃないかと感じてます。
売り場のPOPとか、WEBへの取り組みとか、勢いを感じるんですよね。パクれるところは節操なくパクり、新しく取り組むことは果敢に入れていく(全部想像ですが)
そう思うと、この「教科書ぴったりテスト」の表紙がそれを物語ってるように見えますね。
文理という強敵ドラゴンをものともせず、どんどん前に進んでっちゃうモンネ~という絵に見えてきません?(´▽`)
ちなみに「教科書ワーク」の出版元の文理は2017年に学研に買収されてます。すると、この主人公の男女が文理で乗っている未来のメカが学研に見えてきますね(・∀・)
さて、そろそろ「はよ選ばんかい!」という声が聞こえてきそうです。
これだけ似ている2つの教材ですが、私は完全なる決め手を見つけて「家庭で使ってもらうならコッチ!!」と決めました。
その決め手については後編に書きますね♪
今日はこのへんで。
それでは。
後編はこちら↓
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國立拓治
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