名古屋市内の高校の中で学力の高い高校上位6校を「TOP6校」なんて表現で呼んだりします。
岩倉市内からこのTOP6校に進学することは稀なので、大してこの6校のことを知らなかったんですよね。
しかし、先日通学時間をグーグルマップで調べていたら驚愕の事実を知ってしまったのです。それは、「TOP6校は岩倉通うのにさほど時間がかからない!」という事実です。
書き出してみると旭丘高校・明和高校・向陽高校は岩倉駅から通学40分圏内です。菊里高校・瑞陵高校・千種高校は岩倉駅から通学50分圏内です。
地元にもあるような似た感じの公立校ならばこの通学時間をかける価値は薄いですが、学力が高い名古屋市内の高校というのは生徒に自主自立を求め自由度が高い高校が大半です。この通学時間をかけてまで通う価値が充分あるかと私は思うのです。
どうしても電車一本でダイレクトに通うことができる高校が無いので岩倉市民の心理的に少し遠い高校たちですが、どの高校も充分通学圏内。
これはもっとこのTOP6校について詳しく知っておかなきゃいかんなぁと改めて思った次第です。
「名古屋市内のTOP6校って具体的に校風とかどう違うんだろう?似たり寄ったりなのかな?どうやってこの6校の高校を進路指導し分けたらいいかな?」
こんな私の疑問を晴らすべく書き始めたブログ記事です。この質問を知り合いの塾の先生にぶつけて学んだことを書いてみます。
長い前置きになりましたが、今日は前回・前々回の「旭丘・明和編」「菊里・向陽編」に続いて「瑞陵・千種編」でお送りします。
TOP6校を偏差値の高い順に2校ずつのペアに分けて、その2校で大学進学実績を元に校風を探ります。
元々この2校も私の持っている情報は薄いです。特に瑞陵は未知の世界。今まで瑞陵に送り出したことがありません。
千種は幸いさくら個別での指導で2名送り出し、現在高1生が在籍してくれてますから生の声は確保できてます。
さて、瑞陵と千種について大学合格実績を元に話してくれた先生はどんなふうにおっしゃっていたか。確か瑞陵が地元志向、千種が県外志向だった気がしてます。
私の勝手な2校比較のイメージとしては、立地とか聞いた話とかふまえて千種は旭丘・菊里のような自由奔放系、瑞陵は明和・向陽のようなソフト真面目系なのかなといった印象です。
まぁ調べればわかりますよね。調べながら見ていきましょうか。ではいきます。
地元大学の合格実績はほぼ互角!
。ではいきます。
名古屋大学合格者数
瑞陵14名 千種15名
愛知県内国公立大合格者数(名大抜き)
瑞陵60名 千種57名
南山大・名城大合格者数
瑞陵272名 千種301名
なんと、ほぼ互角の戦い。千種が南山大の合格者数が多かったのですが、おそらく国際教養科が南山英米を攻めたからかと。南山英米は東海地区TOPですから。
千種は国際教養学科を持っていて、瑞陵は食物科を持っています。食物科は食物関連の大学科専門に進学することが多いようなので、有名大学進学実績では1クラス分千種が有利に働くはずかと。
するとこれぐらいの千種のリードは互角の戦いとして見ることにしましょう。
県外大学の合格実績もほぼ互角!
県外も見てみましょう。
旧帝大+一工(名古屋大抜き)合格者数
瑞陵9名 千種9名
早慶上理ICU合格者数
瑞陵33名 千種33名
GMARCH合格者数
瑞陵65名 千種73名
関関同立合格者数
瑞陵188名 千種147名
県外大学でも示し合わせたように互角の戦いが繰り広げられました。GMARCHで若干千種リード、関関同立で瑞陵リードです。
関関同立は地元志向の指標として使うことにしたので、ほんの少しだけ瑞陵が地元志向が強いのかな?といったところです。
千種の大学進学実績で特徴的なのは、海外大学の合格実績が多いことです。国際教養科の仕業ですね(笑)
進路実績一覧に海外大学がワサワサと掲載されているのは、愛知県内では千種だけじゃないでしょうか。HPに掲載されていた実績コピペしておきますね。(2016年11月時掲載内容)
(1) 過去5年間の実績 USA : テキサス大学サンアントニオ校、サウスイースト・ミズーリ州立大学 サンタ・モニカ大学、フットヒル大学、ニューヨーク州立大学 UK : ウェストミンスター大学、ロンドン大学(UCL)、ロンドン大学、サセックス大学 カナダ : マニトバ国際大学 ドイツ: エアフルト大学 オーストラリア: グリフィス大学 中国 : 上海外国語大学、上海交通大学 /台湾 : 台湾大学、台北大学、高雄第一科技大学 政治大学、中正大学、銘傳大学、亜州大学 韓国 : 成均大学
(2) それ以前の主な実績 USA : ハーバード大学(大学院)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) ジョージタウン大学、ペパダイン大学、ボストン大学、テキサス大学、ジョージ・メイソン大学 ミシガン州立大学、ネブラスカ大学、アイオワ州立大学、ケンタッキー大学ほか UK : ケンブリッジ大学、ゴールドスミス大学、オックスフォード・ブルックス大学 カナダ : マギル大学、トロント大学 フランス : パリ大学(大学院) オーストラリア : ボンド大学、オーストララシアン・カレッジ・オブ・ナチュラル・セラピー ニュージーランド : インターナショナル・パシフィック大学
(2)のそれ以前の実績は「過去にはハーバードやオックスフォード、ケンブリッジやUCLAにも合格してるんだからねっ!」っていうアピールですよね。
確かに5年以上前の過去の話になっても掲示しておくべき凄い実績ですね。
2校の比較では千種は県外大学志向、瑞陵は地元大学志向がほんのりある!
2016年春受験の日本国内の大学合格実績だけ見たときには、2校の実績にはほんのりとした差しか見えませんでしたね。
若干千種のほうが県外志向が強いでしょうか。旭丘と明和、菊里と向陽のときのようなパキっとした明確な数値の差は出ませんでしたね。
幸い千種の現役生は塾生におりますし、瑞陵の現役生は知り合いの塾の先生の息子さんが通ってらっしゃいます。
もう少しこの2校に関してはこれから掘って行きたいと思います。情報お持ちの方は良かったら教えてください♪
今日はこのへんで。
それでは。
TOP校残り4校の記事はこちら↓
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國立拓治
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