OFFです。余談を。
ちょうど1年前は講師たちや他塾の先生たちとインドのバラナシに行ってましたね。
とても古い街並みが素敵な愛すべき街で、私自身3度目の訪問でした。
バラナシの街には日本語ペラペラの客引きがいつもいて、バラナシの旅に彩りを添えてくれます。
2007年、初回行ったときにはモホニーシルクショップのムケとアジェにお世話になりました。(当時のブログ記事です↓動画へのリンク切れちゃいました)
2013年、2回目行ったときもモホニーシルクショップに顔出して、そのときは店にいたトシにお世話になりましたね。(こちらも当時の記事↓)
トシは抜群の人当たりとキャラで日本人の奥さんをもらい、今は東京暮らしです(^^♪東京で再会果たしてます。
日本語堪能ですし、痒い所に手が届くし、商売っ気を頑張って隠してるし、好感を持って付き合ってきました。
さて、3回目のバラナシの旅はどんな日本語使いのインド人と出会うかなぁなんて楽しみにしてました。
まずはいつものモホニーシルクショップに顔を出します。ムケと出会って10年経ちました。元気そうでしたが第一線はスタッフに任せてるようです。
新しいスタッフがいました。日本語も上手です。そのスタッフに夕食の店を紹介してもらうことにしました。
ただ、このインド人、少々気性が荒いというか、雑な感じ。クレジットカードが使える店を紹介してくれと頼んだのに、使えない店を紹介され、抗議をしたら逆ギレされる始末・・
幸いバラナシの街は3回目ですし、「今回は日本語使いのインド人にサポートしてもらわなくてもいいかな」なんて思っていたら、たまたま他の店の日本語使いと知り合います。
ラジャシルクショップのバブーという子です。
どうもこの街で「バブー」という名前は日本語使いのインド人の間で代々受け継がれる名前なのか、10年前にもこの名で活動していたインド人の話を聞いたことがあります。
何代目かのバブーは甘いマスクで軽快に日本語を操り会話をしてきます。
「ここから空港までそんなにお金かからないよ!900ルピーとかでいけるって!それはちょっとボッテルるんだって!」
「モホニーは最近客が減ってるからね。分からないと思って高く話してるんだよ」
「よかったらまたうちの店に来てみて」
そんな軽い会話ながら、説得力のある感じ、柔らかな物腰、キレのある喋り。
ちょっと面白いかも。そう思って早速バブーがいるラジャシルクショップに顔を出してきました。
店の中は何から何までモホニーシルクショップそっくり。
恐らくモホニーシルクショップを全パクりして作ったと。そして、腕のたつバブーみたいな日本語使いを雇って日本人を集めてるんだろうなと。
結局私が過去に2度モホニーシルクショップに通ったのは、そこにムケがいて、アジェがいて、トシがいたからです。
腕のたつ愛嬌ある日本語使いがいたからです。理由はそれだけですから、今回の旅で私の感触では、今(2017年時点)のバラナシの日本語使いのエースはバブーなんだろうと。
バブーはラジャ所属なんでラジャが今は幅を利かせているのだろうと。勝手に思ってました(^^)
今回のバラナシ旅はここを拠点にすることにしました。実際帰るまでにちょこまか世話になりました。
ボッテくるインド人を信用して前金で3000ルピーを渡しちゃったHぐち先生のお金を取り返すというミッションも手伝ってくれました(´▽`)
最終日にインドの洗礼を受けて激しく体調を崩したHぐち先生を店先で寝かせてくれて、帰りの細道をHぐち先生をバイクで運んでもくれました。(Hぐち先生ばっかり^^;)
色々助けてもらったりもしたので、この店で土産を買うことにしました。普通で考えたらちょっと高めの値段で店主は私に伝えてきましたけどね。
(ちょっと高く売ってること知ってるけどね)という気持ちを込めて、「いいよ、買うよ!世話になったからな!!」なんて大げさに言うと笑ってましたねw
さて、バラナシ最終日、ガンジス河沿いからバラナシ空港までをバブーに送迎車の手配を頼んでました。最初に話していたように900ルピーでお願いしてました。
が、最終日の朝にバブーがこう言うのです。
「今日はバラナシで祭があって空港までの道がもの凄く混みそうなんだ。時間が読めないし遅れたらいけないから、道を変えたほうがいいと思うんだ」
「サールナートの方から回って行こうと思うんだけど、走る距離が長くなっちゃうから900ルピーで行けないんだ。1400ルピーになるけどいいかな」
んー、確かに帰る日は祭でした。道の混み具合も確かに不安でした。サールナートを経由するとすこし遠回りになりはするけど、いい案だなと思ったんですよね。
その提案を受けて1400ルピーでお願いすることにしましたね。
色々世話になったので送迎車に乗り込む時にバブーに多めにチップを渡しておきました。おかげで今回も愉快なバラナシ滞在になったと感謝を込めて。
さて、空港を目指す車内。しばらくして私は違和感を感じ始めます。あれ、この道って・・・
バラナシは3度目です。サールナートの方面も知ってるつもりです。今走ってる道って・・・これはストレートに空港目指してないか?
恐る恐るWi-Fiを繋ぎグーグルマップで確認をすると・・・
やはり左上にある空港へストレートに目指す道をひた走ってます。サールナートはこちらではなく右上の方向です。
「やられたな・・・」
不思議と怒りは湧いてきませんでした(^^)
バブーは確かに頭の回転数が相当なものでした。
バブーが最初に河沿いで900ルピーと話したのは実際商売に繋がるとは思わなかったから。本来のインド人価格で伝えてしまったが、なんとか値を上げたいと考えたのが祭をダシにして道を変えるという作戦かと。
このことがバレようがバレまいが、帰国便を目指す日本人が再び河沿いまで戻って来てクレームをつけることは絶対無いですからね。
さすがバブー。一本取られましたね。もしも次にバラナシに行ったならばクレームをつけて何かおごってもらうこととします♪
これからバラナシを旅する日本人の皆さま。バラナシには日本語をあやつるインド人の若者がけっこういます。
私が思うに2017年の時点で一番喋りと腕がたつバラナシの日本語使いのがこのバブーです。
基本的に良い奴ですが、しっかりと商売人ですから、脇を締めて交流を楽しんで下さいね。バラナシ3度目の私が爽やかにやられましたから(´▽`)
この人懐っこい笑顔に要注意ですよ!女性は特にお気をつけて(^^)
1年前のインドでの思い出話でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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