5つのダメ勉強習慣というカテゴリーで、勉強の苦手な人が
やってはいけない勉強法について書いてみたいと思います。
ポイントは「勉強の苦手な人がやってはいけない」という1点です。
勉強が得意な人がやれば素晴らしい勉強法であっても、
勉強が苦手な人がやればただの時間の無駄に成り下がる勉強法があるんですよね。
今日はその1つ目です。その内容は・・
「教科書まとめ勉強」
「教科書まとめ勉強」です。
この勉強法はデリケートですね~。
最初に断ったとおり、勉強が得意な人が取り組めば
成果がしっかり出ますからね。
例えば知り合いである岩田先生の塾(開智塾@岐阜)では、
教科書まとめ勉強を推奨しています。
全力でまとめ勉強を推奨するその理由は、
開智塾は地域TOPの子たちが集まる進学塾だからです。
この勉強法がピッタリ合う生徒たちばかりの塾なんです。
当塾では「教科書まとめ勉強」については
その科目の内申が4以上の子だけに許可しています。
教科書まとめ勉強で成果を出すためには条件がいくつかあります。
並べてみるとですね、
1.教科書に書いてある内容を読んで全て吸収する国語力がある。
2.要点を判断できてノートに再構成する力がある。
3.このまとめ作業で脳に刻みつけるという覚悟がある。
こんなところですね。
どうです?取り組める生徒ってとても限られていると思いませんか?
では今度は逆に「教科書まとめ勉強」をやらない方がいい
生徒の条件も並べてみましょう。
1.教科書に書いてある内容を読んで吸収する国語力が無い。
2.どこが要点か判断できなくてノートに再構成できず丸写ししかできない。
3.このまとめ作業で脳に刻みつけるという覚悟が全くない。
こんな感じなんですよね。
勉強への気持ちが薄い子は
この「教科書まとめ勉強」をしたがるんです。
理由わかりますか?
赤裸々にその生徒たちの気持ちを書いてみるとですね、
「考えること無く教科書からノートにマル写しするだけなんて楽な勉強だなぁ。時間ばっかりかかるし好都合だ。やらなきゃいけない勉強時間がドンドン潰れる。毎日提出の自学ノートも埋まっていくし、良いことばかりだな。ただ、何一つ覚えていないんだけどね(苦笑)」
こんな感じです。
読みながら心拍数上がるお子さん、いっぱいいると思いますよ~(笑)
勉強への気持ちが薄くなくても、まとめ勉強に向いていない生徒が
他人に勧められて「教科書まとめ勉強」に取り組んでいることもあります。
勉強素人が手を出すと怪我をする勉強法です。
まとめるのに時間がとにかくかかりますから。
本当に要点がまとめられたのかどうか自分で判断できませんから。
本当に覚えるつもりでまとめに取り組んだのか周りから判断できませんから。
当塾が内申4以上の生徒にしか許可していない理由を
感じていただけたのではないでしょうか?
まとめますね。
内申3以下の生徒は「教科書まとめ勉強」はしないこと
です。
国語が苦手な生徒も辞めたほうがいいですね。
最初から要点がまとまったページが付いている問題集なんかを使って、
そのページを覚えきったほうがいいです。
もしくは教科書にチェックペンを引いて覚えた方がいいです。
インプットの部分で時間を割き過ぎないようにさせたいですね。
参考にしてください。
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今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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