※この記事のシリーズは保護者に読んでもらって実行してほしいシリーズです。
成績向上を望むならば家庭で実施してほしい習慣がいくつかあります。 このへんが崩れている家庭は著しい成績向上は見込めません。 やはり365日置かれている環境は成績に大きく関わりますからね。 そんな習慣を7つにまとめて「家庭での7つの習慣」というカテゴリーでお送りします。 今日は最終回である7つ目をお送りします。
ラストにお送りするその内容は・・・
「子供から目を離さず手は出さず」
「子供から目を離さず手は出さず」です。
ちょっと今回はあえて刺激的に、
毒を効かせて強めの口調で書いてみますね。
この項目を7つ目に持ってきましたが、
この項目がお願いしたい1番目と言ってもいいでしょう。
内容的に2点あるので2つに分けて書いてみますね。
まずは・・
目を離さない
しっかりとお子さんを見ていてあげて欲しいのです。
最初の塾での面談で呆れる場面がたまにあります。
自分の子供のことについて何も知らない親がいるのです。
現在の成績(学年順位)がどれぐらいで、
内申点がどれぐらいかを全く知らない親がいます。
「答案見せてくれないんです」なんて言って
お子さんの成績の具合を学校の保護者会で初めて知る親がいます。
普段の家庭での勉強の様子を聞いてみても何も答えられない親がいます。
「子供自身に任せてありますから」なんて耳触りの良いセリフで
他人事のようにしている親にも会ったことがあります。
ただのほったらかしをカッコいい言葉で飾らないで欲しいです。
マザーテレサの有名な言葉に「愛の反対は無関心」ってありますよね。
正にこの状況です。子どもに対しての愛情が足りないのです。
もしくは、子供の教育に対しての責任を負う覚悟無く、
子供と友達のような距離感を保ってごまかしているだけです。
愛情が圧倒的に欠けている子は指導をしていてわかります。
愛情を求めてアピールをしてみたり、悪ぶってみたり。
愛情が圧倒的に欠けている子は
「自分の将来のために勉強を頑張る」
なんていう自己実現ステージにはなかなか立てません。
なぜならそれ以前の欲求が満たされていませんから。
参考リンク(マズローの欲求5段階説について)
どうかしっかりとお子さんから目を離さず見守っていてください。
具体的にはお子さんの日々の勉強の様子を見守り、声をかけてあげてください。
お子さんのテストは全教科目を通し、褒めて、叱って、
次のテストへ向けて応援してください。
生活リズムが崩れないように起床時間就寝時間を見守っていてください。
何があっても自分の一番の味方となってくれる人間が
近くにいるというのは子どもにとってとても大きなことです。
成績向上を目指す上でももちろん大きいです。
しっかりと子どもから目を離さない。
これが1つ目です。
もう1つお願いしたいのは、
「手を出さない」
手を出さないということです。
もうちょっと的確な表現に言い直すと「手を出し過ぎない」ですね。
親が子供の勉強に手を出し過ぎるときというのは
2パターンあるのではないかと私は思います。
1パターン目は親が子供の人生を自分のことのように楽しんでしまっている場合。
こうやったらいい、ああやったらいいと、自分が再度学生になった気分で
出過ぎてしまうんですよね。テスト前にオリジナルの暗記グッズとかを
作ってあげるとかはアウトですね。明らかなやり過ぎです。
2パターン目は親が子供のためを思って先にレールをひいてしまう場合。
親自身の学生時代の経験を活かして、同じ失敗をしなくてもいいようにと
いろいろ手伝っちゃうんですよね。手が出せるまで手を出して、
自分が手が出せないぐらいの学年になったとたんに放置。
餌をもらい続けて育った肉食獣が餌をもらえなくなった時に
待ち受ける結末は餓死です(苦笑)
どちらの場合も手伝った後のことがイメージされていればいいんですけどね。
「後に子ども自身で考えてやる日が来る」
これをイメージしてここを目指して手伝ってもらえればまだいいですが、
着地点イメージせずに、その場を凌ぐだけの、
親自身が楽しむだけの手出しは最悪ですね。
子どもから考える力を奪います。
子どもが一人でやる日が来た時に困ります。
手を出す時はここを意識してお願いしますね。
「子供から目を離さず手は出さず」・・・これを是非目指してください。
「子どもから目を離さず手を出す」は自己満だったり過保護だったりの危険。
「子どもから目を離して手を出さず」は放任主義という名のほったらかしです。
「子どもから目を離して手を出す」は意味不明ですね(笑)
こんな感じでしょうか。
家庭で親に協力して欲しい内容について
7つにまとめてお送りしてきました。
だいたいこの7つ目の記事まで辿って読んでくれている方は
お子さんの教育に熱心な方が大半なので、
一番読んで欲しい親たちではないのがもどかしいです(笑)
是非参考にして取り入れてみてください。
これらの記事をキッカケに親子関係や学習状況が
良くなっていく家庭が出てくることを願ってます。
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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