来月に迎える定期テストに向けて、生徒への問題演習に対する指示を澤木先生と調整している最中です。
昨日話題に出たのは「学校のワーク(問題集)の正答率」についてでした。
澤木先生が作った演習指示書には「ミスは繰り返し取り組んで全てやれるようにしよう!」という文言が。
ここで私が提案を。「その生徒の目標点に応じてワークの目標正答率は変えるのがスジだと思うんだけどね」
目標点が50点の生徒に、学校のワークを全部できるようにしろという指示は少々乱暴じゃないかと。
例えば目標点50点の子が発展問題であるワークのC問題を質問に持ってくることがあるんですよね。
今はそれじゃないと説明をして返すのですが、それをなんとか書面にして最初から生徒に伝えたいなと。
「ただ、それを説明して書面にすると、長文になっちゃうよね。んームズイ」
KISSの原則ってありますよね。ウィキペディアにはこのように。
KISS の原則 (KISS principle) とは、”Keep it simple, stupid” (シンプルにしておけ!この間抜け)、もしくは、”Keep it short and simple” (簡潔に単純にしておけ)という経験的な原則[1]の略語。その意味するところは、設計の単純性(簡潔性)は成功への鍵だということと、不必要な複雑性は避けるべきだということである。意味はそのままに余計な文字を省略して、”KISの原則”とする人もいる。
この原則を大切にしていきたいのですが、多くのことを伝えたいのにその内容をシンプルにするって難しいなと。
澤木先生の中では、80点以上ぐらいを目指す生徒であるならば、学校のワークぐらいは完璧にやれるようにさせたいという想いがあるようです。
それは完全に同意です。あとは私が指摘した目標点が低い子への指示です。それをイレギュラーとしてその場その場で対応すべきなのか、それとも、重要事項として全生徒に最初に伝えるのか・・。
以前は各教科のワークごとで「正答数÷全問題数×100」で正答数を出させたこともありました。
「目標点50点ならば、正答率が50%を超えなかったらテスト当日は絶対50点を超えないよね?目標点と同じ数字の正答率を超えることを目指してやりなさい」
そんな指示を出してました。我ながらなかなか具体的でシンプル風に伝えることができたなと思ってましたが、弱点が2点。
問題集の総問題数を数える手間が凄い!そして、本当に当日点を50点取りたかったら、ワークの正答数は50に+10~+20パーセントの正答数は欲しいという点!
「目指す目標点に応じてワークの目標正答率を動かす」という指示はなかなかシンプルになりませんね。
1人1人の声掛けという原始的な方法にならぬように、もうすこしあがいてみます。
アリウープの練習の前に庶民シュートの練習を!
先ほど目標点が低い生徒が難しい発展問題の質問を持ってきてしまうことがあると言いました。
質問に来たその気持ちを充分に認め褒めながらも私は質問に答えず返すようにしています。そのときの生徒とのやりとりはこんな感じです。
「なるほど、このC問題ね・・・お前バスケ部だったよな?アリウープって知ってるだろ?」
「ハイ知ってます」
背が高く技術も高く他の選手との連携もいるアリウープという夢のシュート、中学生が試合で決めることはおそらくないです。
「もしもな、試合前日に後輩がアリウープの練習してたらどう思う?試合で使えない難しすぎるシュート練習する暇あったら庶民シュートの練習せいよって思わない?」
庶民シュートことレイアップシュート↓
「思います」
この返事をさせたら私の勝ちです。にやりと笑ってこう返します。
「お前が持ってきてくれたこの問題はアリウープなんだな。今日やるべきものじゃない。まずは庶民シュートをマスターしてからだ」
「アリウープの練習が出来る日までこの問題は寝かしておこう。ほれ、庶民シュート外してるのあるじゃん?これ本当にやり直したら全部できるの?しっかり確認しといで」
部活例えは説得力が凄いです(^^)
今日はその子のレベルに応じて問題演習もさせたいなというお話でした。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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