現役生による高校レポートをお送りしていきたいと思います。
ネット上で得られる高校情報は玉石混交で、情報の出所がわからないものも沢山あります。
情報鮮度を明記して情報の出所を明確にして踏み込んだ内容だったり、親からしたらどうでもいい内容などをお送りしたくて作ったコーナーです。
今日お送りするのは公立の旭丘高校です。レポートしてくれるのは2年のSくん。
先日の瑞陵高校のレポを書いたときに、よかったらレポを送ってください!なんて詳細と共に書いたんですよね。
それに呼応する形で旭丘生からレポが届いたのです。ありがたい!
旭丘っぽい写真も添えてもらえました。お送りしましょう!
現役生による「旭丘高校」レポート
2022年5月 レポーター 旭丘高校2年Sくん。
■通学手段(徒歩20分・自転車__分・電車15分・バス10分)→合計45分
これは自分の場合で、高校の最寄りからを考えると↓
〇JR、地下鉄、名鉄大曽根駅から徒歩10分
〇今池駅からバスで古出来町まで10分、そこから徒歩2分
■校則 頭髪は(茶髪はクラスに6~7人、ピアスはクラスに6~7人)
美術科になると割合がもっと増えます。
カーディガンは(自由) かばんは(自由)
携帯・スマホは持ち込み(OK)
靴下は(自由)
その他 旭丘は校則が無いことで有名な通り、本当に自由です。七夕には浴衣、ハロウィンにはコスプレや女装など各々楽しんでいます。
■行事 学校祭は 6日間で一般公開(あり)
ありの場合入場者は 自由参加
模擬店は(あり)
バンド演奏は(あり)
その他特徴→どこの高校でもそうですが、ここ2年はコロナによって校内生のみの参加になっています。今年も一般の参加があるか、模擬店が出るかわからないです。すみませーん。
自称 日本一長い文化祭です!
■大学受験へのサポート
課題は(ない) 量は(ない)
補習は(ない)
早朝テストは(ない)
■学校全体で大学受験の雰囲気はあるか
(まぁある)
多くの生徒が東進や河合、佐鳴高等部に通っています。先取り学習を進めている生徒が多い印象です。
■文系と理系のクラス数と特進クラスの設置数
文理によってクラスを分けることは無いです。普通科は8組(今年から9組)美術科は1組です。
■国公立大学を目指すなら、クラス順位は40人中40番までにいるべき
定期テストで順位が出ることがないのであまり参考になるデータがないです。校内模試がありそこで初めてわかる感じです。
元々のポテンシャルがあるのか下位層からも現役で京大合格みたいな話も聞くので、どの順位からも本気でやれば目指せると思います。
参考までに
上位10~20%東大、京大、旧帝医学部(主に名大)
30~50%旧帝大普通学部、地方医学部
60~70%名市大、名工大
このようなイメージです。(実際の実績とリンクしてるかは分かりません。肌感覚です)
■この学校の良いところ
自由の一言に尽きます。最高です!?
他にも色んな意味で飛び抜けている仲間に会えます。変人は旭丘では褒め言葉です笑、どんどん自分をさらけ出せます。
■この学校の嫌なところ
多分中学の時になんでもできた!という子が多く入ってくると思いますが、想像を超えるすごい子に出会い、劣等感を感じるときが沢山あります。勉強だけでなく、芸術面でも秀でた子が多く才能に圧倒されるばかりです。
勉強でも放任主義なので、自学自習の習慣がないとほんとに遅れを取ってしまいます。
■最後に同じ高校を目指す後輩へメッセージを
旭丘は愛知で1番充実した高校と自信を持って言えます!苦しい受験を乗り越えた先が旭丘合格なら最高じゃないですか??入学してきてくれるのを待ってます。
以上です。Sくんレポありがとう!
やっぱ旭丘って面白いですね。
愛知は難関私立高校がごく一部の募集ですし、県をまたいで私学に通うなんてことが首都圏や関西圏のようにありません。
すると、愛知の勉強が得意な子たちは私学に大半流れるなんてことなく、公立高校に入学していくんですよね。
このへんが首都圏や関西圏との違いのようです。これが愛知の公立高校の強さなんでしょうね。
旭丘は文化祭の長さが日本一らしいですし、浪人率も日本一みたいですね。
「高3になってもいつまでも学校行事にかかりきりで、ウェイウェイ言っていたら大学受験を浪人するって、どないやねん!」
なんて、旭丘に対して昔はこんな風に思っていました。
でも今はちょっと違って。
旭丘での同級生たちと過ごす3年間の経験というのは、貴重な体験だと思うのです。非凡なクラスメイト達と過ごすクリエイティブな時間なのかなぁと想像します。
もしも保護者がそれを承知で、その時間の価値を感じてくれていて、そのために浪人をするということを視野に入れたうえで進学させていたならば…
そんな家庭は浪人もアリなんだろうなと思うのです。
「アメリカに1年留学をしていたから大学に入るのが1年遅れる」なんてことがあるように、「旭丘の学校生活を堪能したら大学に入るのが1年遅れた」なんて考える家庭があってもおかしくないなと。
そんな考え方の保護者が、浪人を許容できる経済力を持っていたならば、やはり浪人もアリかなと。
最近はこんな風に思ったりします。
メンタル的にも経済的にも豊かな一握りの家庭の考え方の想像ですけどね。
そして、こんな風に思えるのも旭丘にだけですけどね。やっぱり旭丘は図抜けてイカレてますから。もちろんいい意味で。
Sくんにもらったレポを元にいろいろ書いちゃいました。
こちら、送ってくれたこのステンドグラスは階段踊り場の窓ですね。素敵ですね。
美術科の仕業か?そうじゃなくても、オール5の生徒たちが入ってくる学校ですから、普通科の仕業かもしれませんよね~(´▽`)
旭丘を検討している生徒は参考にしてください。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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