中学校の保護者懇談会で聞いてきてほしい1つのコト

小学校も中学校も保護者面談の時期ですね。学校の先生と直接話が出来る貴重な機会です。子供たちは余計なことを言われないかとヒヤヒヤする嫌な時期と感じる子多いみたいですけどね。

中学の保護者懇談会で聞いてきてほしいことを書いてみますね。聞いてきてほしいのはこの1点です。

教科担当の先生にしかわからないことを聞く!

「ここから内申を伸ばすなら、点数を取る以外に努力すべきところありますか?提出物とか、授業態度とか、小テストとか」

これです。この質問をぶつけてほしいです。まずは担任の先生の教科について、そしてその他の教科についてもわかるならば。

どうしても伸ばしたい教科についての情報が知りたければ、その担当の先生に聞いてもらうようにお願いをして後日子供に確認させるとかまでして知りたいです。

ここは教科担当の先生だけが知る聖域ですからね。ここを確認して2学期に繋げたいです。点を上げることに集中してればいいのか。授業態度なのか、提出物なのか。

大切なスタンスは、「志望校へ向けて頑張らせたいんです!具体的にどこを頑張ればいいかを知りたいんです!先生も協力していただけませんか?」といったスタンスです。

担任の先生には味方になってもらわなくてはいけません。人間的な相性あるやもしれませんが、親や姑が替えられないように担任の先生も替えられません(´▽`)

「どんなふうにして協力体制を作って味方になってもらうか」に力を注いでください。

間違っても「あんたうちの子にへんな評価つけてないでしょうね?あんたなんか信頼してないんだからね!変なこと言ったら学年主任に告げ口するからね!」なんてスタンスにならぬようにしてください(^_^;)

そんな気持ちは言葉の端々やしぐさに滲み出ますからね。保護者が子供の成績向上を妨げることのなきよう、友好関係を結んで協力してもらえるように頑張ってください。

あ、あと、もしも担任の先生が副教科の先生であったならば、

「副教科はやっぱり実技が大きいんですよね?先生の場合は実技とテストの点数って成績への配分は何対何ぐらいなんですか?」

なんて聞いてみてもらえないですかね?これは私の個人的な興味から(´▽`)

この割合を踏まえて、定期テスト前に副教科の勉強に割く時間を検討したいですw

担任からの志望校に関するアドバイスは信じ切らないこと!

さて、デリケートですが大切なことなので追加で少し書いておきます。

志望校に対する担任の先生の意見は信じ切らないようにしてください。んーデリケート!

その理由を端的に書くならば、「データはこちらにもある」「超多忙な先生に完璧を求めれない」です。

親の世代で言うと、「先生の入試に対する意見は絶対。先生が入試データを一番持っている」なんて認識あるかもしれませんね。今はそうでもありません。

今は中学校での業者テスト実施が無くなりましたし、愛知で言うと母体数が大きな愛知全県模試がありますから、最終的な志望校選びは全県模試のデータを元にご家庭と本人に判断して欲しいです。

学校の先生の言う入試への判断は実力テストの結果と今までの進路指導経験を元にしています。

その実力テストを元にした詳細なデータは、受験した本人や家庭には公開されません。先生だけの資料です。

こちらが見ることができないデータを元に、担任の意見だけで志望校を決定するだなんて、前時代的じゃないかと私は思います。

学校の先生の性格によって、志望校への意見は180度変わりますからね。

「今の成績では届きませんね。志望校変更を検討したほうがいいです」

「ここから頑張って伸ばすことで十分狙えます。頑張れ。届くよ!」

同じ成績で同じ志望校に対してのアドバイスも、先生によってこれぐらい言うことが違うわけです。

そして先生のセリフというのはとても重みがあります。

「ガーン!進路指導のプロに無理って言われた!!」

と、言われた本人や家族はななるわけです。もうこの先生のセリフで完全に進路が1つ消えるのです。

こんな重みのある先生のセリフですが、進路指導のセリフがいつも正しいとは限らないのです。

嫌味でもなんでもなく、忙しすぎる先生たちが、入試の1校1校についての詳細を正確に調べてる暇無いと思うんです。

私塾である私は教務と進路指導といった面を全面に頑張ればいいですが、学校の先生はここに生活指導と部活指導と学校行事が加わりますからね。

若い先生ならなおさらシンドイです。進路指導主任の先生と共に入念な準備で臨む懇談会だとは思いますが、限界ありますからね。

そんなわけで、学校の先生からの進路のアドバイスを盲信せぬようにしてください。

私達塾からのアドバイスも含めて周りからいろいろとアドバイス有るとは思いますが、ブレないものは数値データのみです。

多くの人からのアドバイスを踏まえて、最終的には模試のデータを元に自分で判断してほしいですね。

とてもデリケートな内容でしたね。上手く伝わってると良いです。学校の先生が悪いとかそんなことじゃないですからね。あえていうと先生が忙しすぎる現状の制度が悪いですね(*_*)

今日は迫る懇談会へ向けてのアドバイスをお送りしました。

よき懇談会になることを期待しております!\(^o^)/

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。