カバディ少年は勉強がキライ

当塾では休み時間は本当に休み時間になってます。

飲食OK。漫画小説OK。ゲームもスマホもOK。スマホでアニメ見てる子もいます。寝る子もいますね。もちろん友達とはしゃいでる子も。

そんな休み時間中、普段ジョジョとかを読んでた中3Tくん（仮名）が変な漫画を読んでました。ちょっと表紙を見せてもらうと・・・

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「灼熱カバディ」？？カバディの漫画とか！？(ﾟдﾟ)！

カバディご存知ですか？たしか東南アジアの大き目の国の国技ですよ。インドネシアだったかな。ウィキの説明貼りましょうか。

カバディ（英: Kabaddi、ヒンディー語: कबड्डी）は、南アジアで主に行われるチームスポーツである。インドの国技でありインドから発祥した。源流はマハーバーラタに遡るといわれ、古代に起源すると考えられている。最も大きな特徴として、競技中に、攻撃者は「カバディ、カバディ、カバディ……」と連呼し続けなければならないというルールがある。

なんとインドの国技でした(;・∀・)

カバディというのは基本的に日本ではネタ的ポジション。お笑い芸人が小馬鹿にして真似するスポーツのレベルです。

それを真剣に競技の魅力を面白く書いた漫画なんでしょうね。私が知らないだけで人気あるのか、横にいた湯浅先生はこの漫画の存在を知ってました。

へぇ～。いろんな漫画出てるんだなぁ～なんて思いました。

ちなみに灼熱カバディを愛読しているTくん、勉強は灼熱に嫌いです(笑)

この1年はTくんの「勉強やりたくない」パワーと、私の「お前がやるって言うから塾来てるんちゃうんかやれこのやろうやらんならやめろや」パワーの対決の連続でしたね。

あまりのやりたくないパワーの強さに何度匙を投げたくなったことか(´▽｀)

まさに根競べ。保護者にも協力を得ながらなんとかこの中学卒業式までこぎつけた感がありますね。

おかげさまでTくんも少しは勉強ギライが治って・・・・いや治ってないかな(^^;)そんな漫画みたいな展開には簡単になりません。

これからも嫌いな勉強と向き合って頑張ってもらえたらいいです。

こんなTくんなんで先日記事に書いたような想いを強く抱くのです。

「社会に出て上手くやってけるんか？大丈夫か？飯食ってけるか？」

あまりに不安な生徒の最後の面談時にはいつもいいます。

「高校に許可貰ってバイトせい。社会の風を浴びろ。1年クビにならず働けたらなんとか生きていけるだろ」

なんて(´▽｀)

Tくんにもこの台詞プレゼントしてあります。

そんな心配なTくんですが、私の心配を払拭する出来事がありました。

なんでも、Tくんたちが興味の湧いたカバディをするために、ネットでカバディサークルを見つけて友人たち6人で小牧までカバディをしに行ってきたという話を聞いたのです。

これは(ﾟдﾟ)！

そして、このカバディのサークルをネットで見つけて電話をかけて参加したいと連絡をしたのがTくんだったそうなのです。

これは(ﾟдﾟ)！！！！！

「お前、興味あることにはそんな前のめりになれるのか！そんな行動力が出せるのか！！見直した！見直し過ぎた！」

思わず大人の伝家の宝刀を抜きたくなります。

「そ、その力を勉強に！」

しかしこれも漫画のように上手くいかないのはご存知の通り。彼の興味がもう少し勉強を必要とする方面で出るのを待つばかりでしょうか。

昔の教え子カオリが頭に浮かびます。

「私はメーキャップアーティストになるから高校はどこでもいい」と言い放ち、勉強は最低限しかしなかったカオリです。

https://sakura394.exblog.jp/23463725/

sakura394.exblog.jp

大人になって英語に興味が出てきた時に、学ぶのがとても大変だったと言ってました。

学生の時に「知識を身につける」という作業をサボり続けてきたからですね。

Tくんへ

君の興味ある分野への行動力は見直したよ。単純だけどこれなら食ってけるんじゃないかと少し安心。いつか興味あることがテキストを読んで覚えたり理解したりという勉強が必要な日が来るよ。必ずね。

その日にカオリみたいにならないように、勉強もちゃんとしておきな。勉強は内容もさることながら「新しいことを学ぶ」ということの練習でもあるからね。

ま、まだこんな声も届かねーんだろうなぁ～。ひとまずカバディやっとけ(笑)卒業おめでとうね。

勉強ギライのTくんとカバディについてでした。

今日はこのへんで。

それでは。

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