薬も過ぎれば毒になる、塾も過ぎれば毒になる！

昨日の面談のご家庭の話です。

某大手集団授業塾に中1の頃に通っていたそうです。塾の宿題が多くて、こなすことに苦労をしていたそうです。

部活も塾も学校の課題も全力で取り組んでいたら、だんだんと生活リズムが崩れてきたそうです。

頑張って取り組んでも寝るのが12時を超えてしまう日が増えてきてしまい・・・

お母様がこれはマズイと察して塾を辞めさせたそうです。これが中1の終わりごろの話です。

中2の間は某通信教材を利用しながらも一人で勉強を進めていたそうです。親のサポートもありながらもしっかり頑張ったようで・・・

なんと、中1の頃より定期テストの学年順位が上がっていたのです！！(◎_◎;)

なんてことでしょう。まさか塾が足かせになってしまっていただなんて(+_+)

スポーツの練習に例えるとオーバーワークになってしまっていたのでしょうね。

熱心に練習をし過ぎて、筋肉の疲労回復のサイクルが狂ってしまっている状態、精神的なゆとりも無くなり悪循環に陥っている。スポーツに例えるとこんな感じです。

塾に通うことで学習量が増えたものの多すぎて、生活リズムを壊して一番基礎である万全の体調で日々過ごすということが出来なくなってしまっている状態、精神的なゆとりも無くなり悪循環に陥っていたのでしょう。

これは気をつけて欲しい展開ですね。

周りの多くの子にとって良かった塾も、人によってはこういったことが起こりますからね。ちゃんと塾が子供の生活リズムに馴染んでいるか、確認してほしいですね。

具体的に一例を書いてみると・・

集団指導塾は個別対応が難しいですから、要注意ですね。例えば一宮高校をゴリゴリに目指すクラスであれば、一宮を受験するレベルの生徒にとって一番意味のある教材難易度と量で指導がなされます。

一宮目指すレベルでやらせときゃ間違いないでしょ？なんて思いでそんなクラスで指導をお子さんが受けていることを安心される保護者いらっしゃるかもしれませんが、大間違いですからね。

ギリギリ西春高校を目指すような子にとってはその環境は逆効果になってしまうことも多いのではないかと私は思います。

本人に合っていない過度な難易度と演習量は消化不良を起こし、マイナスに働くことも想像しますね。

サイズが大きすぎる靴を1日履いただけで確定で靴擦れして流血しますからね。これと一緒です。合わないものは身体への負担が大きいです。

お子さんの生活リズムの変化の様子をよくご確認ください。昨日の面談のご家庭と同じことが起こらないように。

ちなみに集団指導もピタリと合えば効果を発揮します。自分が個別指導だからって集団指導をディスってるわけじゃないですので(;・∀・)

いくら身体に良い薬であっても、コマーシャルの最後にはチャイムが鳴ります。

ピンポーン！使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使いください！

一緒ですね、塾も。

ピンポーン！塾の指導内容をよく確認し、子供の表情や生活リズムの変化を見守って正しくお通いください！

多すぎる薬は毒になるように、多すぎる塾も毒になりますよ。個別指導塾にしろ集団指導塾にしろ。

気をつけてくださいね。

今日はこのへんで。

それでは。

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愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版！著書累計は7万部突破！休日は余談も発信！３度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。