OFFです。余談を。
商業出版を目指しての活動を記していくシリーズです。今回2回目です。
前回は出版エージェントの事務所のチャイムを押したところまででしたね。
続きを。
チャイムを押すと女性スタッフが迎えてくれました。
奥には男性が2人いらっしゃいました。お1人はこの出版エージェントを主催している鬼塚忠さんでした。
この日の2週前ぐらいに名古屋であった出版セミナーに参加して鬼塚さんのお話を聞いていたのでわかりました。
もう1人は担当社員の原田さん。メールのやりとりで日程調整とかしていただきました。
主催の鬼塚さんも原田さんと共に直々面談に参加してくれるようです。ありがたいことです。
鬼塚忠さんは出版プロデューサーである前にベストセラー作家でもある方です。ドラマや舞台になった著書も多く、鬼塚さんのウィキペディアに書き並べられてます。
お前ダレヤネン問題を解決せよ!
早速送付した私の出版企画書を元に指導が始まりました。
出版企画書というのは言い換えると本の計画書ですね。こんな本を作りたい!というのを説明したA4用紙3枚程度の書類です。
私が提出した出版企画書は「凡人を脱出するための勉強法」というタイトルで作ったものでした。
頭が良い人が書いた勉強本って、凡人からしたら実行が難しいものが多く、「誰が実行すんねん!」なんて言いたくなるものも多いと感じてました。
ならば凡人代表として凡人の私が凡人を脱出するための本を書こうじゃないか!・・・という内容で書いてみたんです。
これに対して鬼塚さんは・・・
「このタイトルで興味を惹くことができるとお思いですか?」と。
マズイですね、この表現で鬼塚さんから問いかけられるときというのはダメなときです。名古屋のセミナーでこのやりとりを多く見てました(◎_◎;)
「出来ると思って書いてみたのですが・・・」
鬼塚さんは鋭くザックリと切ってくれます。
「この切り口では弱いですね。惹きつけることは出来ないでしょう」
いてててて。でもこれを正してもらうために東京まで来てます。ありがたいことです。
正直、中学生の勉強法自体を文章でわかりやすく書く自信はあるんです。根拠は余裕で無いですけどね(笑)あえて言うならブログで勉強法など書き続けてきたことでしょうか。
いざ書くとなれば全力で行けます。ただその前に、私が本を出版するにはとても大きな問題を抱えてます。
それは「お前ダレヤネン問題」ですね(苦笑)
最初に大きく立ちはだかるとても高い壁です。ウォールマリア級な訳です(ちょっと懐かしい)
この大問題を解決して出版までこぎつけ、本を手に取ってもらうところまでを整えるのが出版プロデューサーのお仕事でしょうか。
鬼塚さんにここから沢山質問をされました。書籍のタイトルにするべき切り口を探っていただいているようでした。
しばらく質問を受けた後、鬼塚さんはおっしゃいました。
「僕はタイトルはこの切り口しかないと思ってます。それは・・・」
なるほどなるほど。プロが切り口を探ってくれました。しかしまぁドキッとするタイトルですね。このタイトルに相応しい人にならなきゃな。
鬼塚さんは続けます。
「書き出しはたとえばこうです。私は・・・・です。その理由は2つあります。・・・・だからでです。・・・と確信しています。・・・」
うわ~。凄い。
鬼塚さんは決して流暢に話をされる方じゃないんです。しかし鬼塚さんが軽く試しに書き出し部分の例を話されると・・・
「続きが読みたい!その本欲しい!」って強く引き込まれるんですよね。しまった、そのまま真似できるように録音しておくんだった(+_+)
タイトルの切り口を指導いただきました。書き出しの構成も指導いただきました。本の中身の構成も指導いただきました。担当の原田さんにもアドバイスいただきました。
ふぅ。東京まで来て良かった。これで「お前ダレヤネン問題」を突破できるように再度あがけそうです。
おっと、最後に一つお願いするのを忘れてました。
「この本を作っていく過程をSNSなどで書いていくのはいいでしょうか?」
「いいですよ。むしろ書いていくべきです」
「ではこの机の上の感じとか、鬼塚さんとか写真撮らせていただいて掲載してもいいですか?」
「構いませんよ」
やりました。ブログに掲載決定です。打ち合わせ感MAXな机の上が撮影できました。さて、エージェントの皆さんも撮影させていただこうとカメラを向けると・・
お隣にいた私の担当の原田さんが「僕は遠慮しておきます」と苦笑を(´▽`)
鬼塚さんだけ撮影させていただきました。本棚前のとても良い写真を撮らせていただき良かったです。鬼塚さんありがとうございました。
前日遅くまで同業の先生と食事をしていたので少々睡眠不足だったのですが、打ち合わせをしているうちに眠気が全て飛びました。
理由は打ち合わせしているうちに興奮してきたからでしょうね。パキッと目が覚めたので帰りの新幹線で早速指導いただいた部分を出版企画書の書き直しを始めました。
新幹線のぞみの東京名古屋間は2時間弱。根を詰めてノートパソコンに打ち込んでいたら・・・新幹線で酔いました(^^;)
本の「はじめに」の部分と、書き出し部分のサンプルも書いて再度提出するよう指示をいただきました。
こちらも早速取り掛かりましょうか。私はど素人ですからプロの言うことを全力で取り組むことが大切ですよね。塾と一緒ですよ(^^)
何も出版が決まらぬうちから詳細書き続けてます。本当に出版できたらこの過程の記事がいい味出して面白いですよね。
また、逆に結果として出版ができなかったとしたら・・・これまたこの記事がいい味出して面白いですよね(´▽`)
どちらにしても面白い。そう思って書いていきます。さてどちらに転がるか。
自分自身面白がって行きたいと思います。
余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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