愛知県教育委員会に出してた要望が通ったよ!入試情報公開度上がるよ!

朝起きてメールチェックをすると、激アツなメールが届いてました。

愛知県教育委員会からです。

先週木曜にメールを送ったのです。愛知県教育委員会の高等学校学校教育部高等学校教育課にです。

少し前から教育委員会の会議に行ってみたりして探ってた県への要望の話です(^^)

「愛知県の公立高校入試結果に対する情報が県教育委員会からぜんぜん降りてこない!」「愛知の現在の入試結果情報公開度は入試問題のWEB...

「請願書を出すのなら、まずは先にその部署に話をしてみるのがスジじゃないだろうか。関係部署に聞いてもみないで仰々しい請願書を提出するというのもなんだかオカシイかも」

なんて思って、請願書に書く内容をメールに書いて高等学校教育課課長宛でメールをしたのです。

2月の教育委員会会議で請願として取り上げてもらうためには、2月会議日程の10日前までに送る必要があります。

それを踏まえ、今週中に送ったメールに関しての返答がなかったら、請願書を教育委員会の別部署に出そうかなと思っていたところに、返信のメールが届いたのです。

メールの文面はシンプルなものでした。

國立 拓治 様

 メールを拝見しました。
 公立高等学校の入学者選抜に関する情報については、できるだけ公開を進めていきたいと考えているところです。
 つきましては、國立様の御意見を直接お伺いしたいと思いますので、下記まで一度お電話をしていただけないでしょうか。

                              愛知県教育委員会高等学校教育課
                              進路指導グループ

激アツな展開!!

テレビ番組だったら絶対ここでCMに入ることでしょう(^o^)

意気揚々と即返事をしました。

「本日お電話します。出すつもりだった作った請願書も添付しておきます」

そして先程電話を終えました。Kさんという職員の方に対応いただきましたが、アチー展開になりましたね。

ええと、順番に話した内容のお伝えを。

過去問の「解答」と「平均点」は今度の春からWEB掲載予定!

過去問は掲載されてるのに、解答が掲載されていない。平均点は公開されてるのに、電話でしか教えてもらえない。

どちらも慣習として残ってしまっていた入試過去問に対する愛知の入試の不便な部分でした。

ここのWEB公開を希望する私の要望は要望通りの展開に。

「変えようと課題でずっと上がっていた部分でした」とお言葉をいただき、平均点も過去5年ぐらいも併せて春より掲載する方向で動いてるとおっしゃっていただけました。

「今度の春に楽しみに待ってればいいですかね?」

なんて、その掲載される度合いを確かめたのですが、良さそうなお返事いただけたので、これはこの春からの掲載と期待して良さそうです。

これは熱い!

内容的には軽微なものながら、一県民からの声に耳を傾けてもらえたという展開がなにより熱いです。

「ずっと課題だったことだし、要望も上がってきたし、今春からにしよか」といった感じでしょうか。

ありがたいことです。もともと予定通りの流れだったとしても、とても嬉しいことです。

「採点基準」も公開の方向で調整中!

解答の採点基準に関しても公開する方向で検討中とおっしゃってました。

お話してくれたKさんの表現を借りると、「解答や平均点のように問題と一緒にすぐに掲載というわけにはいかないかもしれませんが、公開の方向で検討したいと思ってます」

先程の2つとは少し表現が慎重な印象。本決まりでは無さそうですし、まだ不確定要素ありそうですが、公開方向で動いているという事実がテンション上がりますね。

これも熱いです。

「1問ごとの正答率」と「教科別点数分布」は公開予定無し!

そして最後、「1問ごとの正答率」「教科別点数分布」この2点に関しては現在公開予定は無いと教えていただけました。

理由を簡単に言うと、

全国学力テストのように子どもたちの習得度を見るためのテストではなく、入試問題は入学者を選別するためのものであるので、問題の詳細に対する情報の公開することは主旨に沿わない。

とのことでした。

このデータを元にして、例えば塾が高得点を取るための指南をするというのはデータの主旨に沿わないと。

んーおっしゃる通り。納得です。「愛知県はこういうポリシーがあるから公開していないということなんですね」とお伝えしました。

しかし、せっかく教育委員会の方と直接話せている機会です。

私は自分の不勉強を盾にして、もう一歩踏み込んでみました。

「とはいえ、こういったデータを公開している他の都道府県も多数あるわけですから、愛知とは真逆の考え方が存在していると思うんです」

「私はまだ不勉強でそういった都道府県がどんなポリシーで入試情報を公開されているのかは即答できませんが・・・」

「公開しているいくつかの都道府県がどういったポリシーで公開しているのかを調べて、その理由が納得の行くものであったならば、また再度Kさんに食い下がらせてもらってもいいですか?」

電話の向こうでのKさんの苦笑が見えるようでした(^o^)

「皆さんから意見がいただけるというのは有意義なことです」と大人な対応していただいたので、またアタックしてみたいです( ・∀・)

愛知県教育委員会の入試情報公開は進行中!

Kさんはおっしゃってました。

「今春から入試の実施要項も初めて公開しました。海外から受験する家庭とかにご不便をかけてましたし、公開に踏み切りました」

「教育委員会としても公開したほうがより良いものはこれから公開できるようにしている最中です」と。

これからの愛知県教育委員会の変化を楽しみにしたいと思います。

Kさんご対応ありがとうございました。


いやぁ良い日だ。本当に良かった。

要望は軽微な内容ではありましたが、声を上げなければこのタイミングじゃなかったかもしれません。

教育委員会に声を届けるために情報をくれた読者の方々、先生方、皆様の協力無くしてこの展開は無かったと思います。

本当にありがとうございました。

今日もとても寒い日ではありますが、乾杯せずにはいられませんね。

プレミアムモルツでも買って帰り、震えながらビールを飲みたいと思います(^o^)

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。