100マス計算で有名な陰山英男さんのツイッターをフォローしてます。
安倍内閣の諮問機関「教育再生会議」委員を歴任された学校の先生の超お偉いさんですね。
そんな学校の先生側の陰山さんの痺れるツイートが昨日あったのでここでご紹介を。
私は熱心にというわけではないが、塾の指導には注意をしてきた。学校は毎日朝から夕方まで子どもを指導するが、塾は放課後疲れた子どもを週に2回くらい来させて成果を出さないと潰れる。それには指導技術の向上なしには務まらない。それをしない講師は辞めさせられる。そこから学ぶくらいしてもいい。
— 陰山英男 (@Kageyama_hideo) December 31, 2015
それと教師は塾を甘くみない方がいいと思う。商売でテストの点数を上げるだけなんて思っていたら間違う。そんなことで、塾は成立しないから。もちろんいい塾と悪い塾はある。しかし、本当に悪い塾は潰れる。学校は残るけどね。ドラゴン桜は物語だけどビリギャルは現実。塾を馬鹿にしてる段階でアウト!
— 陰山英男 (@Kageyama_hideo) December 31, 2015
くぅ~!カッコいい!
これを元学校の先生である陰山先生がツイートした言葉かと思うとドキドキします。
こんなに塾のことを的確に表現する学校の先生は怖いですね。同業じゃなくてよかったw
塾の先生って大変!
学校の先生の大半は塾の先生は務まりませんよ。なんせ結果が求められますからね。
学校の先生と違って学習指導が下手な塾の先生はこの世にいません。正確に言い換えると学習指導が下手な先生は1年経たずして淘汰されます。もれなく不味いラーメン屋が1年経たずに閉店するように。
常にガチなわけです。自分の気のゆるみが学習指導や成績に出てしまうと途端に自分の収入に直結しますからね。「部活指導がやりたいから先生になった」なんて言って寝ぼけた授業をする先生とかいないわけです。
塾の先生は常に緊張感に包まれて指導をしています。学校の先生はどうですか?塾の先生ってしんどそうでしょ?
さて、塾側から一方的に書きました。今度は学校側を想像して書いてみますよ。
学校の先生って大変!
塾の先生の大半は学校の先生は務まりませんよ。なんせ日本の学校の先生は世界中で一番ハードですから。
経済協力開発機構(OECD)の「国際教員指導環境調査」というレポートでも日本の学校の先生のハード具合が報告されてました。
参加34か国中でぶっちぎりの長時間労働です。そりゃそうでしょう。塾で言えば「授業」がほぼ全てですが学校はそんな一面だけじゃない。
授業の準備、体育大会や合唱コンクールなど学校行事の準備、職員会議、テスト作成。部活動は朝練と夕錬、週末も部活指導。生徒の人間的成長も見守る必要があります。生徒同士のLINE上での喧嘩仲裁なんかも仕事のうちです。
日本の学校の先生は殺人的な忙しさです。学習面の指導だけをしている塾とはやらなくてはいけない仕事の量が桁違いです。
さらに言うなら生徒を選ぶことができる塾と違って地域の子供と保護者全員と対峙する必要があります。
学校の先生は多種多様な仕事に包まれて地域の人たち全員と対峙しながら指導しています。塾の先生はどうですか?学校の先生ってしんどそうでしょ?
こうやって2つの仕事を書いてみるとどちらも大変な仕事ですね~。
私は学校の先生が務まらない自信があります。身体弱いんですよね。
学校の先生は仕事多すぎですよね。学校の先生って本当に凄いです。
私は半年持たない自信あります(苦笑)
どちらも大変でどちらも大切な仕事です。
学校と塾を比較してどっちがどうとかヤイヤイいがみ合ったりするのって無駄ですよね。
和食のシェフとフレンチのシェフがどっちの料理が優れているかをヤイヤイ言うぐらい無駄です(笑)
いがみ合ったりせずにもっと協力できたら良いのになぁと思うんですけどね~。
もっと学校の先生の負担を減らしてゆとりを持って指導ができるようになるといいです。
部活の指導を地域の人に任せたり、業後の補習を塾に任せたり、地域で子供たちの教育について協力できたなら、もっと皆が幸せになると思うんですけどね~。
そんな日が来ることを楽しみにしながら、私は塾での指導を頑張ります。
2015年が終わります。
2016年も宜しくお願いします!
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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