多くの生徒が人目を気にするという事実を大切に

OFF最終日です。少しだけ余談を。

今日はこんな本読みました。

オードリー若林のエッセイですね。

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)
若林 正恭
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人見知りで売れない芸人であった若林がブレイクすることで社会の一員にいきなり組み込まれていきます。

幼かった若林が多くの人と関わることでゆっくりと大人になっていく様が、この1冊に収められています。

ブレイク初期の若林は特に精神的に激しく歪んでいたのでだんだんと治っていく様子が興味深く面白かったですね。

人の目を気にする人たち

書籍の中で「自意識過剰」というタイトルで若林がいかに周りの目を気にするのかが書かれていました。

ベトナム料理屋でフォーを頼む時には友達に頼んで「パクチー抜きで」と頼んでもらうそうです。店員に「パクチー嫌いならフォー食うなよ!」と思われたくないからだそうです(笑)

また、お昼ご飯にパスタを食べていても、パスタと言う響きがオシャレっぽくて言うのが恥ずかしくて、「お昼何食べた?」と聞かれたときに「何も食べてない」と答えたこともあるそうです!!ここまで来ると凄いですよね。

若林の例は少々極端な面ありますが、身近な人もけっこう人目を気にして行動したり、行動を制限したりすることあるようです。

例えば教え子のナオキはカッコつけてると思われるから一人でカフェとか来れないとか言ってました。

これは同じようなことを澤木先生も言ってましたね。1人で飲食店とか行くのは人目気になり嫌いなんだそうです。

「気にしすぎ芸人か!?誰も見ちゃいねーし!」なんて言って見るのですが、賛同してもらえませんね(苦笑)

大田先生は中学生の頃に皆が「給食マズイ」なんて言っておかずを戻しに行ったりしていると、給食ラブだったのに他の子と一緒に仕方なく戻しに行ったりしたそうです(笑)

身近な所で言うと生徒もやはり人目が気になる子いましたね。

「授業の途中で教室に入るときに皆に注目されるのがイヤから」と、授業開始時間を過ぎてしまうと教室に入れなくなる子いました。

人の目を気にしなくなってしまった私

こういうエピソードが出てくると大田先生はいつも大きく頷いてます。「わかるわかる」なんて。

対して私は・・・「わかんねーなぁ・・」

いつからか私は人目を気にしない人になってました。昔流行った「鈍感力」というやつが高いみたいです。

鈍感力 (集英社文庫)
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振り返ると中学生ぐらいまでは?高校生ぐらいまでは?人目を気にするところあったように思うんですけどね。どんな具合か知らぬ間に無くなりました。

どこかのタイミングで「人と比べてどうとか、どう思われるかとかどうでもいい。自分がしたいことすりゃいいじゃん」なんて自己啓発本に書いてそうなことが私の腑に落ちたのだと思います。

そして、どこかのタイミングで自分に自信が出てきたのかもしれません。(そう思うと無くなったタイミングは30過ぎてからかもしれませんねw)

人目を気にする生徒たちの感覚を大切に

私の中にはすでに無くなった感覚ですが、大半の中高生は基本的に人目を気にしますよね。私も過去そうであったように。

私には抜け落ちてしまった感覚ではありますが、この感覚を生徒皆が持っているということを忘れないようにして、繊細なハートを持つ生徒たちと接していきたいです。

若林のエッセイを読んでこんなことを思いました。面白かったですよ、おススメです。ついでに鈍感力も(笑)

明日から指導再開です。スタートは13:55からです。年末年始サボっちゃった中3生待ってますからね!

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。