OFFではありませんが今日はおすすめの本の紹介させてください。
約80年前に書かれた小説「君たちはどう生きるか」の漫画版がつい最近発売されたようです。
私が初めて読んだのは2011年の12月。つい最近のことです(^^;)旧ブログにもそのときの感動が書き記されています。
80年前の1937年に発売されたこの本、歴史の教科書を開けば日本は日中戦争の最中です。そんな前に書かれた小説が80年の時を経て漫画化されたのです。
この小説がとても良かったので是非漫画版でも読んでみたいと、本日小牧のカルコスで買ってきました。
さてどんなもんでしょう・・・
ん!良かった!・・・・けど正直言って良いですかね。
「やっぱり元の小説版の方が良いな!」ですね。
内容としては中学生のコペル君とその親戚の叔父さんの手紙のやりとりが基本的な話の筋です。
中学生活で起こる出来事に対してコペル君が思ったこと考えたことを叔父さんに手紙で話し、叔父さんがその手紙について返事を書く。
こんな内容の本です。コペル君の真っ直ぐな人柄に、叔父さんの暖かい人柄に、なんか読んじゃうんですよね。
最後は感動で涙腺が緩むほど。とても好きな本です。本好きの生徒に貸したこともありますね。
80年も前に書かれたことが関係しているか、作中に出てくるこの叔父さんのコペル君への手紙が長い!(◎_◎;)
そしてクドイ!ブログだったら速攻でタブを閉じられる長さです(笑)
叔父さんの難解な言葉の言い回しに、クドイ話の調子に、大人の私でもななめ読み飛ばし読みしちゃいます(^^;)
そんな特徴の小説なんですけど、漫画版になってこの叔父さんの手紙のクドさが際立っちゃってましたね(苦笑)
漫画でスルスルとコペル君の中学生活の描写を読み進めた後に、叔父さんの手紙が原文のままドッサリと掲載されてます。ちょっとこのギャップがキツかったです。
漫画にすることで割愛された場面やカットされた登場人物もいたり、原作よりも多少誇張された表現があったり、「やっぱ元の小説がイイなぁ」が私の偽らざる感想です。
小説もこのタイミングで新装版が出されたようです。私の持ってる文庫本版は確かに古く重い雰囲気漂ってます(^^;)
今回出た新装版はキャッチーな挿絵に代わり、サイズも四六判と大きくなってイイ感じ。
この新装版を勧めます。大人はもちろん、子供にも。こちらです↓
私も叔父さんの手紙を飛ばし飛ばししか読んでませんから、もう一度ちゃんと読まなきゃいかんですね(´▽`)
夏休みの最後の一週間にどうですか?古い文庫本版と漫画版は塾に置いておきますね。塾生は良かったらどうぞ。
おススメの本の紹介でした。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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