今日の朝にツイッターを眺めていたら、フォローさせてもらってる塾の先生からこんなツイートが流れてきました。
自称進学校な公立高校に進学するより、
○○大学の付属校にしたほうが、
結局はその生徒にはナイスだったりするケース、
これからさらに増えるのでしょうね— 君津市のさくら塾 (@kimitsusakura19) 2018年4月25日
んー確かに。私立文系大学を目指す生徒にとってはこの台詞がハマる状況に再びなるのかもしれませんね。
これは今春顕著になった、「私学は定員守って生徒入れないと補助金カットするよ問題」の余波ですね。くわしくは個別指導塾スプリングの村東先生が書いてくれたこの記事がわかりやすいです。
愛知県版としてこの問題をダイジェストで図解するとこんな感じかと。
この状況が近年こうなります。
生徒は定員の1割増までに抑えるように文科省から補助金ちらつかせたキツイお達しが。下位の大学は少し助かるでしょうか。
今まで上位の大学に生徒が集まり過ぎていて、大学側も生徒数を超過して多く生徒を取り過ぎてました。
「お前が〇〇大学受かったの?」なんて場面がずっと続いてましたが、これが是正された形です。
こういったミラクルがほぼ無くなるということです。そうなってくると・・・冒頭のツイートに繋がるわけです。
大学付属高校の人気が再燃するか!?
そこそこの公立進学校に進学してヒーヒー言って後ろでついていくぐらいなら、大学付属の私立高校へ進学した方が、大学進学という一面だけでいうと良いかもしれません。
わかりやすく具体的な校名を出して名鉄犬山線沿線にお住まいの方々へお伝えすると・・・
「小牧南高校の後ろでヒーヒー言うぐらいなら、名城大附属高校で学ぶ方がいいかも!」
でしょうか。「小牧南」を「丹羽」に変えても良いかもしれません。
小牧南や丹羽って少し不便な立地なので、どうしても倍率が上がってこない高校です。合格者の偏差値分布を見るとですね、とても幅広い生徒が入学してるんです。
小牧南の学力の幅の広さについて保護者によく言うセリフは「凄く勉強が得意な子と凄く勉強が苦手な子が抜けた中学みたいな学力差です」と(;・∀・)
小牧南というのは以前は江南高校を上回る進学校だったのですが、受験校組合せ具合が悪くなりこの10年で進学実績が降りてきてしまった高校です。丹羽高校も20年前は江南高校とライバル校でした。
(とは言えどちらも地元の人には便利な進学校。上位の一部の子は今もバリバリと大学を目指す高校です)
小牧南は入学時の学力差がとても大きい高校です。小牧南で学年の後ろで苦戦をしている生徒たちというのは上位大を目指すには苦しい状況。
「小牧南に入れた!やった!」なんて油断をしていると、大学受験では大変苦労します。
小牧南を第一志望にしているご家庭でも、もしも滑り止めで受けた名城大附属が受かっていたならば、名城大附属に入った方が大学に進学するという一面だけで言うと、有利になるでしょうね。
先ほど図解した状況なのでなおさらです。「最悪でも名城」なんていうカードを手元に上位大学を挑戦できるのはとても強いですよね。
名城や中京や愛知なんかは上位の大学を持っているので、改めて人気が高まるかもしれません。
もっとも、紹介した3校もすでに人気校で簡単に入れないレベルまで上がってしまっているという噂はありますけどね(+_+)
以上です。
ここ最近の私立文系大学を取り巻く定員についての大事件、生徒も保護者もよくよく覚えておいてくださいね。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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