先日、以前行った塾外生の学習相談に来ていただいたご家庭からメールが届きました。
なんでも、春から通い始めた個別指導塾から夏期講習の提案が来たらしく、その価格があまりに高額で驚き困っているという内容でした。
これでは塾を辞めさせなければならない。気に入って通っていたのにどうしたらいいでしょうか？と相談をいただいた形ですね。
普段は月々１万５千円程度の授業料であるところに、もらってきた夏期講習の提案は５０時間以上の授業で金額は２０万円を超えていたそうです！
通常授業料の１０倍以上の金額を提案されているようです。入塾時に説明あればこのインパクトはなかったのでしょうが、ここで相談メールをもらうぐらいですからやはり寝耳に水だったということですよね。
んー、このへんの問題、以前もブログ記事として好き放題書いたので一部の同業の先生方はエライ怒っていたそうですが、やっぱり個別指導塾業界全体としてちゃんとすべきところだと思うんですよね。
「高額 個別指導 講習」でググってみてください。ドロッドロ事例が沢山出てきます＼(^o^)／
今回も不快に思われる同業の先生いらっしゃるとは思いますが、この問題についてまた少し書いてみます。
普段の月額授業料が１万円代で来ていただいているご家庭にいきなり２０万円３０万円の講習を勧めるというのは・・
やはりインパクトが大きいですよね。現にこんな相談メールが来てますからね。「どうしましょう。辞めなきゃダメでしょうか？」なんて。
ちゃんと塾の真意を確かめる必要があります。
どうも教育にかかる費用というのは聖域感があって、親もおおっぴらに高いとか安いとか言いにくいところありますよね。
先生と言われる職業の人と費用の相談をする場面はそうそうありませんからね。その聖域感を利用してボッタくってくる塾も一部にあります^^;
私の思う対策は２つです。書いてみますね。
入塾時に講習にかかる費用の目安を確認する！
まずは入塾時に確認です。個別指導塾の講習費は個人個人の状況によって変化するので金額が掲載されることが少ないです。
よって金額の目安がわからないまま入塾することが多いと思います。講習金額の目安を確認しておいてください。
あるいは、こちらが「講習時に２０万３０万とする講習費であればお支払できないのですが、大丈夫でしょうか？」なんて先に支払う上限目安を伝えておいてもいいかもしれません。
個別指導は個人個人で費用が変わるので、先に伝えておくことでそれを踏まえてくれるはずです。
提案された高額な個別指導講習費は正面切って塾と相談をする！
相談を受けたご家庭には塾に相談してくださいと伝えました。
費用が高くて提案内容で受講できないこと。でも可能ならば引き続きお世話になりたいこと。講習費を相談させてほしいこと。
これらをちゃんと伝えて相談出来たらいいです。できれば具体的に踏み込んで
「指導希望科目は●●で、講習費●万円までで受講を希望したい」
とまで伝えることができればスムーズだと思いますけどね。
いくら本人にとって良い指導で志望校を目指すなら受講して欲しいと言われる指導だったとしても、無い袖は振れません。
家庭として塾にかけることができる費用をしっかり伝えて相談をしてみてほしいです。
家庭と塾は対等です。どうしても教育費用は聖域感ありますが、是非ちゃんと相談をしてください。
おそらく相談に乗ってもらえて話はまとまると思います。まとまらないときは仕方がありませんが塾を変えましょう。次こそは最初に費用を確認しましょう。
デリケートな話でしたね。個別指導塾は塾によってその生徒によって講習費は千差万別です。そこを利用し、教育費聖域感を利用し、ボッタくってくるブラック個別指導塾は残念ながら存在します。
子供の学力と志望校との距離感とか講習費用の目安を知らない家庭は情報量の差から圧倒的に不利です。圧倒的に情報弱者です。
ここの罠にハマらぬよう、思いもよらぬ息が止まるほどの講習提案を受けたときには、しっかり情報を集め、予算を伝え、じっくりと相談してくださいね。
届いた相談内容から書いてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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