「覚える勉強」は半分覚えたら問題演習に移れ!

先日買った東大に子供4人を入れた佐藤ママの著書が気になってます。コチラの本ですね。

正確に言うとその中に書いてあった内容に関して気になってます。

本書204ページ、小見出しはこちら。

「成績は問題集で上げる。4割理解したら問題集へ!」

おおお!そうか!

本文を少しご紹介。

実は子供にとって問題集は怖い存在なのです。それは、最初は点数がとれないからです。わが家の子どもたちも、私が問題集をすすめてもなかなか手を出したがりませんでした。

「いやいや、もうちょっと内容に習熟してから・・・」と言って逃げ回っていたものです。私は断固

「完璧に習熟することは一生ない!」と主張して問題集を解かせていました。

中略

約4割の内容が把握できたと思ったら、問題集に移行するイメージです。

仕事も勉強も実地で覚えましょう。勇気を持って問題集に飛び込んでください。数学、理科、社会、英語など、どの教科も同じです。

んー素晴らしいです。さすが元教師です。さすが佐藤ママです。

インプットよりもアウトプットに重点を置くべきとはわかってるし、問題集で成績を上げるというのも納得だけど、たった4割で演習に移るのか!?

スゴイな。これは佐藤ママのお子さんが優秀だから4割が可能なのか、それとも全ての子供に4割でいけるものなのか?

とても気になるところですね。

当塾では5割の仕上がりで演習に入るよう指示!

佐藤ママは4割の仕上がりで演習に入るように指示をされていましたが、当塾では5割の仕上がりで問題集に移るよう指示しています。

正確に言うと、学校のワークを取り組んでみて、見開きページで半分以上マルになればそのまま進む、

半分以上バツになるならばその単元を覚え直す。・・・と指示してましたね。

この佐藤ママがおっしゃる4割ライン、講師の久世先生とも話してみましたが、勉強が得意な子だから4割でもいけるんじゃないかなぁなんて今は思ってます。

勉強が得意な子には4割ラインでアドバイスしてみたいと思いますが、大半の子には5割ラインで続けてみます。5割は「半分」なんで伝わりがいいですしネ。

完璧主義者の子にはどうしよう?

生徒の中で完璧主義者っていますよね。完璧主義者は勉強が得意とか苦手とか関係ありません。

基本が「100か0か」で、完璧になるまで仕込んで満点をとりたい。そうならないならばできない自分を見たくないから0点でいい。

そんな思考のクセを持った人たちです。心理的な詳しいことはわかりませんが、見たカンジこんなカンジです。

こういった生徒にとっては理解度半分の仕上がりで問題集に移らせるのって難しいんですよね。

彼らにとってはバツが続くことが不快極まりないですから。

さて、完璧主義者には5割の理解度で問題演習に移るでいいかな?こういう子だけ7割まで粘らせてあげようかな?

でも時間のロス大きいよな。不快感と向き合ってもらって克服してもらうべきか。

それともこの思考のクセを直すほうが大変だから仕上がり具合をこういう子だけ大目にみるか。

んー悩ましいよな~。

こんなことを悶々と考えながら1人1人と接してます(´▽`)

ごちゃごちゃ書きましたが、「覚える勉強はサッと短時間で終えて問題演習に入るのが基本、その目安は理解度5割前後」が伝えたいことです。

参考にしてください。

今日はこのへんで。

それでは。

んーなんと強いタイトル。真似できない。唯一無二のスーパーママですね(^^)IMG_9925

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。