先日お越しいただいた名古屋市内の私立高校の先生に面白いことを聞きました。
私がした質問からこの話は始まりましたね。
「同じ内申27で卒業してきた中3生も、地域によってもその27の力って全然違うんですよね?」
学力の地域格差についての質問です。どれぐらい違うのだろう?どれぐらい影響あるのだろうという興味から聞いてみました。
「そうですね、確かに同じ内申の子を比べて地域差で力の差が入学時にあるのですが・・・」
「それも2学期ごろにその差は感じなくなってきますね」
(゜o゜;え・・・・そうなの?
勉強への意識の高い地区の中学と、勉強への意識が低い地区の中学での同じ内申ながら偏差値差の大きさって、そんなに簡単に消え去るものなの?
先生は言葉を続けます。
「そこから、その子の生活習慣と通学環境が大きく効いてきますね」
ほう?それはどういうことかというと・・
「名古屋市内の子で、繁華街にアクセスしやすい通学経路の子は勉強の成果が振るわないことが多いです」
「通学に時間がかからなければ学校後の自由時間が多く、街にフラフラと遊びに出やすい環境がマイナスに働くのです」
「通知表が低い子ほど、そういった誘惑に負けやすく、フラフラと遊びに行ってしまう率が高まりますね」
「逆に名古屋市外の郊外から来る子は通学に時間がかかることで繁華街に出る時間が実際無く、フラフラしづらく勉強に頑張れる子も多いです」
へぇ~!!!なるほど!!面白い!
やはりそのときに置かれた生活環境が一番大きな影響を与えるのでしょうね。
中学の時の勉強の意識の高い環境で出せた力も、高校入学後1ヶ月でその貯金とも言うべき力は薄まる。
そこからの学習成果はその高校での生活環境が大きく左右する。
ということでしょうね。
同じ内申の地域差というのは1学期間ぐらいで気にならなくなる程度の差であるというのは、学力レベルが高くない地区にお住いの方にはいいニュースですよね(^^)
名古屋市内のご家庭で電車通学のご家庭は、①繁華街を通るルートでの通学②勉強への意識が低い子の2つが揃うと学習不信危険フラグが立ちます(^o^)
これは郊外の子も同じことがいえますけどね。
ただ、通学に時間がかかるので、フラフラできる時間に限りがありますし、その先生が言うには郊外の子のほうが素直で勉強に一生懸命な子が多いそうです(その先生の感想ですよw)
岩倉市や北名古屋市で言うと名古屋市内の高校であっても繁華街である名古屋駅より手前にある「山田」「名城」「名古屋西」「西陵」なんかであればちょっと安心ですね(^o^)
たとえば「深夜までユーチューブを見てて寝るのが遅い」「スマホ依存でスマホばかり触ってる」「提出物は提出日前日に深夜までやってる」なんて子いますよね。
こんな気持ちの切り替え悪く流されやすいお子さんには、名古屋駅や栄など繁華街を通らない立地の高校をオススメしておきますね。
私学の先生に聞いた興味深い話をご紹介しました!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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