小中学生は映像授業よりも塾長の熱
大学入試向けの塾というのは、大学を目指す高校生たちが自分たちの大学進学したいという想いを持って取り組む勉強なので、東進のような映像授業が成り立ちます。
東進衛生予備校だったり河合塾マナビスだったり映像授業を配信する塾は、大都市でしか受講できなかった一流予備校講師の授業を全国津々浦々で受講できることが革命的でした。
「いつやるの?今でしょ?」の林修先生とか安河内哲也先生のようなエース講師の授業が、こういった塾の最大の武器ですよね。
さて、この革命的な映像授業を例えば小学生や中学生向けにも同じようにやれるかというと・・・
なかなか高校生たちと同じようには上手く行かないですよね。実際まだ広がってません。
もしも一流予備校講師が小中学生向けの授業を映像で配信をしたとしても、東進のようにうまく広がっていかないのではないかと思っています。
実際現在も小中学生向けに映像授業を配信しているところがあるとは思うのですが、全国に名を轟かすようなそういった塾を私は知りません。
素晴らしい映像教材なのかもしれませんが、小中学生にとってはこの素晴らしい映像教材が塾の最大の武器にはならないのだろうと思うのです。
その理由は・・・
大学受験を目指して塾へ通う高校生は、学力中上位でやる気を持って取り組んでいる子たちが大半なのに対して、
塾へ通う小中学生は学力もやる気も様々な子たちで、映像授業で黙々と学ぶ意欲や集中力が足りない生徒が多く含まれているからです。
(小中学校で学ぶ内容は難易度が高すぎず、最上位のレベルの小中学生は通信教材だけで塾に通わないことも多いことを付け足しておきます)
こんな理由から小中学生向けで映像授業を最大の武器にした塾は、東進衛星予備校のようには上手く行かないと思うのです。
映像授業を中心とした小中向けの塾って実際にありますし、生徒を集める教室もたくさんあります。
その塾が生徒を集める理由は「映像授業が良いから」というよりも、「塾長」が熱心だからなんですよね、十中八九!
小中学生向けの塾はすっばらしい映像教材よりも、すっばらしく熱心な塾長が大切だと私は思っています(かほこ風)
仏作って魂入れる!
さて、何をツラツラと話しているんだということですが、小中学生向けの塾というのは塾長の熱が一番大切だということを言いたいのです。
すっばらしい指導システムとか、すっばらしい映像教材とか、すっばらしい講師とか、そういったものが揃っていても、塾長がその教室に魂を込めていかなければ全て台無しです。
・・実はこれ、この場を借りて私自身に言い聞かせています。
もうひと押し生徒たちの成績を伸ばしたいなと思うんですよね。魂の込め方足りないんじゃないのか?なんて振り返って反省する想いがあるんですよね。
そんな想いで私は次の定期テストを迎えます。
「仏作って魂入れず」なんてことわざありますよね。中学生のために意味貼っておくよ。(故事ことわざ辞典より)
仏像を作っても、作った者が魂を入れなければ、単なる木や石と同じであることから。
転じて、物事は仕上げが最も重要であり、それが欠けたときは作った努力もむだになるということ。
こんな状態にならぬよう、仏作って魂を入れていきます。
今回はテスト勉強自習に来た子たち全員に「今日取り組む内容」と「進捗」を聞き、アドバイスをしてみています。
幸い生徒もたいして多くないので、声をかけ続けることで生徒たちの状況がモチベと共によく見えますね。
「仏作って魂入れず勉強」をする生徒もいますから、魂を注入することにピントを合わせるようにしつこくしつこく言っていきます。
そんなわけで、今回の塾長はいつもに増して君らへの関わりが暑苦しく粘りがあるからね。そこんとこよろしくです(^^)
後がない中3生、過去最高の努力見せてもらいますよ。
更新内容に困ったときは思ったことを書くようにしてます。
これが私が今強く思ってることです。魂入れて頑張ります。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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