暑い。
まとわりつくような暑さは全国共通か。うだるような暑さの中、ここは東京の池袋。
午前中に仕事で伺った会社を後にして、お昼時に池袋の街に放たれた。よし、お昼ご飯を食べよう。
実は東京でのランチを楽しみに少しだけ食べログを覗いてきた。池袋でマークをしていた店が中華料理店「春駒」だ。
伺った会社近くにある地元に愛される庶民的な中華料理店。この店を目指してみよう。
ちょうど店の前に着いたときに開店。ランチのセットを書いた店の前の黒板とにらめっこをする。
今日のメニューです。 pic.twitter.com/Rm4werxcD9
— 春駒 (@harukoma1961) 2018年7月20日
んー、ネギラーメンと半炒飯とか男の夢だ。どちらも炭水化物であることは目をつむるべきか。
TOPに書かれる豚の生姜焼き定食も気になる。TOPに書かれるだけあって自信の一品なんだろうなぁ。夏バテに効きそうだ。
レバニラ玉子炒めも捨てがたい。スタミナをつけるのに良さそうだな。ムムム…これは相当悩ましい。
店に吸い込まれていくサラリーマンを横目に店の前で3分ぐらい悩む。
その上で薄々気が付いていた心の声が大きくなってきた。
「そもそもこの暑さの中で中華料理というチョイスが違うんじゃないか？」
そう、そうなのだ。この声に薄々気が付いていたのだ。しかしこの店は食べログ3.5オーバーの店。
・・・あぁもしも気温が5度低ければ迷わず店に吸い込まれたのに。
断腸の思いで春駒の前を離れる。次のアポは新宿だから、ひとまず東京メトロに乗るために雑司が谷とかいう駅へ向かおうか。
ここは東京だ。フラッと入る店がめちゃくちゃマズイなんてことは基本無いだろう。ここは1つ人気ドラマ「孤独のグルメ」のようにフラッとどこかの店に入ってみようか。
強い日差しの中を歩いていくと豚の生姜焼きの専門店とかいう東京でしか成り立たないであろうオシャレな店が見えてきた。
ここいいかもなぁ～・・いやいや、やっぱりこの気候にはマッチしないかな。また穏やかな気候のときに来たい店だ。
その店を過ぎてすぐ、交差点の角にシャレた店が現れた。ここは？
ここは・・蕎麦屋か？
「夏そば始めました」とは魅力的な言葉。この灼熱の中でのこの台詞はもはやズル。
店を覗くとお客さんも入ってるみたいだ。決めた。この店だ。夏そばを食べよう。
〆蕎麦フクロウ
店に入ると持田香織のような落ち着いた店員さんにカウンター席に通される。あのドラマでは店の人が俳優さんだったりするので雰囲気出て良いぞ。
それにしてもオシャレな内装の蕎麦屋さんだ。これが東京なんだな。
さて、メニューは・・・
夜は蕎麦屋というより飲み屋がメインのようだな。残念だが夜来ることは叶わない。昼は蕎麦だ蕎麦。蕎麦は・・・
ほう、最初に書かれているのがぶっかけ薬味そば。最初に書かれているのが基本的に店の一番の看板メニューであることが多いからな。
後ろの席の人達が食べるもりそばも気になるが・・・よし、決めた。ぶっかけ薬味そばにしよう。
座ったカウンター席は料理人の目の前。目の前で天ぷらが揚がる。蕎麦を茹でる様が見える。どれも美味しそうだ。お腹がさらに空いてくる。
調理を楽しく見学していると、薬味ぶっかけ蕎麦が届いた。
これは目に美しい蕎麦だ。散らされた薬味がとスダチが華やか。
大根おろしにしょうがにしそ、三つ葉にミョウガにネギまでも。爽やかな薬味たちが総力を決して夏の暑さを和わらげてくる。
全てを混ぜて口に運べば・・・これこれ。これだ。やっぱり夏は蕎麦だ。
薬味の香りが鼻を抜ける。蕎麦は冷たく爽やか。ダシの効いたあっさりとした汁がまた合う。
箸を止めることはすでに不可能、間もなく器は汁だけに。
ごちそうさまでした。
いやいや、本当に素晴らしかった。フラッと入る店がこれだからな。東京は懐が深い。さすが世界一のグルメシティー。また孤独のグルメごっこをしよう。
店を出る私の脳内には孤独のグルメのBGMが。
人気ドラマ孤独のグルメ風にお送りしました。あのドラマなんか見ちゃうんですよね～(´▽｀)
もちろん、今回のブログ記事は孤独のグルメ主演の松重さんの口調で書いたつもりです(・∀・)
松重さんの声に脳内変換して読んでください(^^)
それにしても文体を変えて書くとシンドイですね(^^;)読みづらい(+_+)
OFFのぶっちぎりの余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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