ブログにも書きましたが日曜に講師たちとドッチボールをしてきました。久々に本格的に身体を動かしたのですが、何と言いますか心身ともに心地よくなりましたね。
この心地よさを体感して、以前購入した「脳を鍛えるには運動しかない」という本を思い出したので久々に開いてみました。
ぶっとい翻訳本でお世辞にも読みやすいとは言い難い本ではありますが、書いてある内容が気になって、ずっと捨てれずに本棚にいた本です。
あー私がドッチボール後に感じたことが書かれてますね。この本、ご紹介したい個所多すぎて困ります。少しだけ本文からご紹介してみますね。
序文より
運動すると気分がすっきりすることはだれでも知っている。けれども、なぜそうなるのかわかってる人はほとんどいない。(中略)運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。わたしに言わせれば、運動が脳にもたらすそのような効果は、体への効果よりはるかに重要で、魅力的だ。筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果にすぎない。わたしはよく患者に、運動をするのは、脳を育ててよい状態に保つためだと話している。
なんと、実は脳のために運動をしていたんですね!そんな自覚はありませんでしたが凄いことです。
「0時限目」という取り組み
シカゴの西にあるネーパーヴィル・セントラル高校というところでの取り組みが紹介されていました。
「0時限目」という取り組みで、授業前に運動することで読解力やほかの成績が上がるかどうかを明らかにするという取り組みです。
最大心拍数の80から90パーセントのあいだで運動し、頭をしっかり目覚めさせてから授業に取り組むそうです。
アメリカ人らしく結論をサッと書くとですね、
学期の最後に生徒たちのリーディング力と理解力をテストしたところ、朝寝坊を優先して普通の体育にしか出なかった生徒たちの成績は10.7%の向上にとどまったが、「0時限」の授業に出た生徒たちは17%もの伸びを見せた。
いいですね。アメリカの本っぽいです。わかりやすく例が出てきて、わかりやすく数値で効果を書いてきます(笑)
この0時限の取り組みは本格的に取り入れられて実験が続いているそうです。
勉強前の運動の効果のほどを見るために、0時限の取り組みをしている生徒たちを2つのクラスに分け、運動の効果が続いている2限目と効果が無くなっている8時限目に授業を受けさせたら、予想通り2時限目に授業を受けたクラスは最高の結果を出したそうです。
この結果を受けて運動の効果を生かすために、生徒全員がそれぞれ苦手とする教科を体育の直後に受けることを提案している・・と書いてありました。
いやぁ面白い!
ただ学習塾の立場から言うとですね、塾で体育が無いから直接指導に取り入れることができなくて残念です(苦笑)
どうですか?試してみたいと思いませんか?
学校の先生にこうお願いしたらどうでしょうか?
「先生、この本に書いてあったんですけど、朝に運動してから勉強すると勉強が凄いはかどるらしいんです。だから引退しましたが部活を朝練だけ参加させてもらえませんか?よかったらこの本も読んでみてください!」
後輩たちは嫌がるかもしれませんが、絶対良い効果ありますよね。
岩倉中の野木森校長なら直訴する価値あると思いますよ。野木森校長なら良いことならば柔軟な対応をしていただけるのではないかと。
運動も勉強も得意な生徒を口説いて、この本を手にして、是非直訴してみてください♪
まとめ
・運動をすることで脳はベストな状態になる
・運動をしてから勉強をすると成績が伸びる
ウズッと来た方、どうぞ読んでみてください。弱点はぶっとくて高いです(笑)是非中古でも♪
日本放送出版協会
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今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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