今日は久々に勉強法についての本を読みました。
こちら。
「実験心理学が見つけた 超効率的勉強法」という本です。
誠文堂新光社
売り上げランキング: 5,003
あの手この手で本に興味を持ってもらおうという気持ちが出まくってる表紙ではありますが、そんなことをしなくても充分に良い本でした。
逆にこの「読んで~」という全力な感じとか緩い絵とかの表紙がマイナスに働いているのではないかと、他人事ながら不安になりますw
ベストセラー「「学力」の経済学 」を読んで、勉強に関する研究で近年どんどん新しい事実が出てきていることを感じていたんですよね。
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015-06-18)
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常識と思っていた勉強にまつわる事実が覆されたこともしばしば。
古い常識のままで指導することが無いように、ここ最近の情報を得るべく読んでみたのですが、早速ヒットした面白い本でしたね。
勉強法にまつわるコツについて、グラフつきの実験結果を添えてその有用性を説明していくという本です。学力の経済学と似た構成でしょうか。
具体的に即使えそうな内容も多く、ゆる~い解説四コマ漫画つきということもあり、とてもとっつきやすい本ですね。中学生でも充分読めます。
いろいろ勉強になりましたが、即効性があって簡単に取り入れることができる内容を1つご紹介を。
テストに緊張しすぎて頭真っ白!
「テスト当日に緊張しすぎて頭が真っ白になってできなかった」
なんていう恐ろしいセリフをテスト後に言う生徒、たまにいます。
そんなことあるかい!?ただの出来なかった言い訳じゃないのかい?なんて思ったりもしましたが、どうやら本当にあることらしいです。
そのメカニズムは・・
脳には「ワーキングメモリ」というその場で短期的に記憶をする力が脳に備わっていて、問題を解くときに問題文を覚えたり計算結果を覚えたりで利用するそうです。
このワーキングメモリには覚えることができる量が人によって決まっていて、この大事なワーキングメモリが緊張しすぎる人は「心配事」で埋まってしまうのだそうです。
問題を読んで、理解して、その場その場ですこしずつ「ワーキングメモリ」を利用しながら問題を解かなくてはいけないのに、その暗記能力が無くなってしまうということです。
これが「緊張しすぎて問題を読んでも頭に入ってこない」という状況なんでしょうね。
恐ろしい状況です。
幸い私はここまでの(緊張しー)じゃないので経験ありませんが、この状況は防げるものなら防ぎたいですよね。
防ぐ方法もしっかりこの本に掲載されてました。それは・・・
不安な気持ちを紙になんでも書き出す!
「テストの10分前とかに心に抱えている不安な気持ちを紙に書き出す」というシンプルで簡単な方法でした。
不安を書き出すことで身体の中でモヤモヤとしていたものが体外に出るのだそうです。
ワーキングメモリを使用していた不安を体外に出すということなんだそうです。
そんな漫画のような対策で頭真っ白が防げるのか?ということなのですが、しっかり実験結果として効果が示されているんですよね~。
スゲーなぁ。いろいろ調べている人がいるんだなぁ。ありがたくその結果いただきます。
ネットで検索かけてみたらGIGAZINEで記事にもなってました。
緊張で頭が真っ白になる人はまず試してみてください。
頭が真っ白にまではならなくても定期テストや入試では皆が緊張しますよね。緊張をほぐすとても良い方法だと思います。
是非試験前に不安な気持ちを紙に書き出してみてください。
なんなら不安な気持ちを書き出すためだけに紙を持って行って、試験前に書きなぐり、丸めて試験会場のゴミ箱に投げ入れたらスッキリしそうじゃないです?
もしくは、トイレットペーパーを持って行って、試験前にトイレでトイレットペーパーに不安を書き出して、水に流してしまったらスッキリしそうですよね(笑)
緊張を抑えるおまじないのように使うと良いですよね。
手軽で簡単なので是非試してみてください。
この本はおすすめですね。塾の本棚に置いておきますから興味あれば読んでみてください。2泊3日ぐらいで貸しますからね♪
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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