先日名古屋駅前の三省堂へ行ってきました。
県内で指折りの大きさの本屋です。便利な立地もあって頻繁に利用する本屋ですね。
いろいろ本を見て回った最後に中学生向けの参考書コーナーへ足を運びます。
何か指導の参考になりそうな教材が出ていないかどうかチェックするためにです。
(ブログのネタ探しという噂もw)
おっ!ありましたありました。ブログのネタが(笑)
こんな教材を発見しました。
中高生に支持されるファッションブランド「セシルマクビー」とコラボして作った参考書です(笑)
売り上げランキング: 11,798
なんじゃこりゃ?ホント中学生向けの参考書は何でもありになってきましたね(苦笑)
AKB全盛時にはAKBの参考書まで出てましたからね。
セシルマクビーの参考書の中身をチェックしてみました。旅行本ことりっぷのようなサイズで可愛らしく作ってあります。
真面目に作ってあるようでしたが・・・紙面が華やかすぎて落ち着きませんね。何が重要かボンヤリしてしまう気がします。
いつまでたっても中学生向けの市販参考書は進化していきませんね。
中学生向け参考書の名作が出てこない理由は?
どうして中学生向けの参考書はこうなってしまうのだろう?
いつになったら大学受験参考書のように語り継がれる名作参考書が出てくるのだろう?
中学生向け参考書がいつまでもパッとしない理由を考えてみました。
私が思いついた理由は3つありました。直球で書いてみますね。
参考書を選ぶのが本人!
小学生は親が参考書を選んで買ってきて親がサポートすることが多いでしょうか。
様々な学力の小学生が取り組みますが親のサポートでなんとか最後までやるでしょう。
高校生は本人が選んで買ってきて自分の気持ちを火種に最後までやるでしょう。
大学受験を目指す時点で学力は基本的には中上位層ですからね。参考書から学ぶ国語力が備わってることが多いと思います。
さて、中学生です。
中学生も基本的には高校生のように参考書を自分で選ぶことが多いでしょうか。
ただ、大学受験を目指す高校生と違って様々な学力やモチベーションの生徒が参考書を求めますからね。
そんな中学生たちが参考書を選びます。ここに問題があります。次の理由に続きます。
不安な中学生が飛びつくことを最優先に作られている?
市販参考書を買い求める中学生は中下位層が多いんじゃないかと思っています。
上位層は塾に通うか学校で配付される教材だけで学んでいることが多いでしょうからね。
中下位層で塾に通っていない中学生が、勉強がわからない現状を変えようと買い求める。
このパターンが一番多いと思うのです。
そういう中学生は今の勉強がわからない現状を簡単に変えてくれる魔法のような本を探しに来ます。
すると本を売る側もとにかくそういう不安な気持ちに訴える本を作ることに力を入れます。
「いちばんかんたんな英語」「わかりやすくさいしょから数学」なんてタイトルの教材だったり、AKBやセシルマクビーを利用した教材だったり。
表紙やタイトルでそういう不安な中学生たちの心に訴えます。
「これなら私も最後までやれそう」「カワイイしこれならやるかも」
勉強が苦手で不安を募らせた中学生が書店でパッと手に取ることを最優先に参考書が作られているんじゃないでしょうかね。
もはや「成績を上げる」ことよりも「書店で手に取ってもらう」ことをゴールに参考書を作成しているのではないかとまで思います(言い過ぎ)
例に挙げた参考書の内容が悪いなんて言ってませんからね。パラパラ見た程度ですし良し悪しはまだ判断できません。
これらの参考書について実際やった人に良し悪しを聞きたいのですが・・それが難しいのです。次の理由に続きます。
買った参考書が最後まで使われることが少なく、レポートする人がいない!
こういった経緯で手に入れた参考書が最後まで取り組まれることは稀でしょう。
最後までやるぞと意気込んで取り組む子も、解答の解説を読んでも理解できない個所が何か所か出てきます。
親だったり友達だったり学校の先生だったり、その疑問を解決する手段をしっかり持っている子は疑問を解決しながら最後まで使うことができることもあるでしょうが、全体からしたらそういった中学生はごく一部。
大半は自力で解決できないわからない問題が続いて挫折してしまうことでしょう。
こんな背景もあって中学生向けの参考書のAmazonレビューは件数少なくレビュー内容も薄いです。
以上3点です。
むりくりブログ記事っぽく3つに分けた感ありますけどね(苦笑)1つ目と2つ目くっつけて2つで良かったな(苦笑)
綺麗にまとまったとは言えないので再度まとめて書いてみます。
中学生向けの参考書に名作が出てこない理由を一言でまとめると
「学力やモチベーションが高くない生徒が選んで買うことが多く、学習サポート無しで最後まで教材をやりきれることが稀で、その教材の良し悪しが語られることがほぼ無いから」
でしょうか。
内容的に素晴らしいものが出ていても、それがわかる人や取り組む人が圧倒的に少ないんでしょうね。
考えたことを好き勝手書きました。
中学生向け市販教材がパッとしない理由としては良い線いってると思うんですけどね。
こんな理由もあるんじゃない?とかご意見あればまたお願いします。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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