発展途上の子供たち、多くの子が勉強の意義などわからぬまま勉強に取り組んでいます。
「今の勉強が将来の夢へと繋がっている最初の一歩だ」なんて模範的な子供や、
素直に「大人たちが大切だというから大切なのだろう」と取り組む子供。
はたまた「ちゃんとやってないと大人になるのが怖い」なんて恐怖心から取り組む子供。
なんかかんか思いがあって子供たちは勉強にとりくんでいるんだろうなと想像します。
振り返ると私自身は「大人が大切って言うし大切なんだろな。やってないと大人になるの怖いな」が近かったでしょうか。
中には「勉強必要か？俺は今が楽しいのが一番大切！」なんていう心の声に素直な子もいますけどね((+_+))
そんな心の声に素直な子は勉強の宿題とかに対してチートを繰り出してきます。前回ご説明しましたね。チートとは要はインチキです(;・∀・)
今日はそんな勉強への気持ちが薄い子が先日塾で繰り出してきた印象的なチートをご紹介。
チート勉強奥義「ページのり付け」
先週のワーク点検の日です。ワークを家でやってきたのでチェックだけしてほしいと中2の子がやってきました。
用事があってすぐ帰ると言います。点検日は点検を受けるだけも可としているのでまぁOKです。
失礼なことを言うとですね、家でやってきてチェックだけしてほしいという子の半数はチートの使い手です(^^;)
自宅での取り組みはワークを仕上げる時間をショートカットできますからね。自室という密室に入れば人の目を気にすること無く大っぴらに問題集の答を横に置き、赤ペンとシャーペンを巧みに持ち替えて、ワークを埋めるという作業に没頭できます。
そのスピードは普通に問題を解いた時の5倍！（推測値）割り切ってチートに開眼している生徒はここぞというときにこの技を家でやって持ってきます。
ほら、キミ、キミ。君のことだよ。ちょいちょい数値に表せない腹痛や頭痛などの体調不良を訴えて、ワーク点検とか大事な日に親に電話させて塾をサボる君だよ(^^)
全てお見通しでちゃんとキミをマークしているから安心してね。じわじわキッチリと直してあげるから(´▽｀)
コレを読んで嫌な汗をかいた生徒たちはそろそろちゃんとやろうか！
・・おっと、盛大に横道に逸れております。中2の子のワーク点検でした。
どれどれとページを開けば、その取り組みにチートが含まれているのは一目瞭然。まぁ1回目は大目に見てます。
確認していると私がパラパラとページをひらくのを邪魔するページがあるのです。なにか引っかかるのです？ん？
ページとページの端が小指のツメぐらいの面積でくっついてる場所がありました。なんじゃこりゃ？
ページが折れ曲がってくっついているのかとおもえば、そうでないようで、そこを剥がしてみるとその部分に変な粘度があります。
指で確認するとベタベタしました。こ・・・これは・・・のり付け！？
軽くのり付けをしてパラパラと確認した程度では開かずに飛ばされることを狙ったようです。あわよくば都合悪いページのチェックを逃れようという作戦なのか？
ということは、こののり付けされたページに隠されているのは・・・
白さが眩しい手つかずの「単元まとめ」という大地がそこにありました(´▽｀)
ページ全体にのりづけをしてしまうと後から困りますし、とは言え都合の悪いページは隠したいし、葛藤の末その子が実行したのが小指のツメほどの面積ののり付け。
残念ながら大失敗で大爆笑でしたけどね(^o^)
後でその子の友達にその話を笑ってしていたら、同じことをやって学校で怒られている子が過去にいたと教えてくれました。
チート界ではそこそこ使われる奥義なのでしょう。チートの世界は奥が深いです。勉強になります(^^;)
この後その子にはそのページをキッチリやってもらいました。（この後スタッフで美味しくいただきました風）
・・・
チート四天王A「ページのり付けがやられたようだな…」
チート四天王B「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
チート四天王C「塾講師如きにやられるとは四天王のツラ汚しよ…」
次回予告、チート四天王による最終奥義炸裂！
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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