昨日の更新でチート勉強奥義「ページのり付け」をご紹介しました。
今日はその技を見て2日後ぐらいに遭遇したチートをご紹介。私が思うに今日のはタイトル通り最終奥義レベルかと(^^;)
先日ある生徒の授業の中で恐ろしいことが発覚しました。担当講師の報告によると、「やってきた宿題のマル付けが適当で、間違いにも丸が付いていることがありました」とのこと。
当塾では指導の流れとして生徒自身で演習のマル付けをします。そんな指導の流れの中で発覚した事実でした。
んーこれは重いな。これはどちらなんでしょうね?
「合ってるだろうと気を配らず流すようにマル付けをしたから、間違いも丸にしてしまいました」なのか、
「間違いを直すのが面倒なんで、思わずマルにしてしまいました」なのか。
どちらも頭痛い状況ですが、より深刻なのは後者かなと。
「合っているものにはマルをつけ、間違ったものにはバツをつける」という小1でもやれることを、面倒だからという理由で覆されるのです。
このラインを突破されるといろいろツライです。
勉強へのやる気が薄すぎることが判明してしまう事実です。症状として重いので今後塾としてマークをキツくする必要があります。
それにしてもよくぞ講師は見つけてくれました。これが判明して本当に良かったです。授業内であるならば、「マル付けを講師でも再チェック」とか、「講師でマル付けをする」とか対処できますけどね。
問題は自習のときです。頭痛いその状況がその何日か後に再度起こりました。
チート勉強最終奥義「適当マルつけ」
私はこの「適当マルつけ」の事実に驚きショックを受け、勉強への気持ちが薄い生徒に対しては、適当マルつけをしたくなるような状況が重なった時には、本人のマル付け自体も疑ってみるという視点を手に入れました。
すると先日・・・
塾での自習コマ2コマ目、集中力も切れてきて息絶え絶えのTくん。
数学の学校ワーク2回目の演習に取り組んでいました。このワーク演習を終わらせる必要があったTくん、2コマ目終わりごろに「先生終わった~」と終了した演習を見せてくれました。
私はパラパラとTくんの取り組みをチェックしました。・・・ん?最後の3ページぐらい違和感があります。
間違いが各ページに散見されていた中、演習の最後の3ページぐらいの計算問題がやけにマルが多いのです。
嫌な予感がしました。お世辞にも綺麗とは言えない途中式で解かれた計算問題たちが揃ってマルばかり。
私は彼の計算の力を把握しているつもりでしたから違和感があったのです。状況として彼は集中を切らして息絶え絶え、丁寧では無い途中式、状況にそぐわない正答率。
「適当マル付け」を疑うフラグが立ちました。
「ちょっと最後らへんのページ急にマルが多くない?これ間違ってるけどマルがついちゃってるのも入ってるんじゃないの?直すの面倒で適当にマル付けたんじゃないの?」
探りを入れます。
「ちゃんとマル付けしたって~」
まぁそう言いますよね。「あんた学校の授業ちゃんと聞いてるの?」なんていう母の台詞には「ちゃんと聞いてるって~」の1択しかありませんよねw
この胸騒ぎを鎮めるべく私が再度答合わせをしてみると・・・
間違っているのにマルがついてしまっている問題がワサワサ出てきました((+_+))片手で収まらない量です。
これだけ出てきてしまうと「故意じゃない」にせよ「故意」にせよ問題ですね。
この適当マル付け。勉強への意欲の低さが露呈するこの状況、チート発見の難易度、防ぐことの難しさ。チート勉強最終奥義レベルと私は認定します(^^;)
とはいえこのチート出現タイミングは限られてます。「答え丸写しというチート演習法が使えない状況」「疲労などで勉強への気持ちが薄くなっているタイミング」「楽天的でカラッとした性格の子」「普段の実力とズレる正答率」が出現フラグでしょうか。
これらが2つ3つ揃ったときには用心しましょう。自分に向けて講師に向けて保護者に向けて記しておきますね。
追記 似た症状で「他人にミスを指摘されたくない」「ミスを理解したから×でノートを汚したくない」「ミスする自分を認めたくない」なんて動機で誤答をマルにしてしまう「プライドマルつけ」なんてのもあります。参考までに♪
さてさて、先日も「Tくん」なんてイニシャルを使って生徒のエピソードをこのブログに書きましたが、中2タクトからクレームが入りました。
「先生、このまえブログにTくんって名前でズルした話書いてたじゃん。俺もイニシャルTなんだからやめてよ~。デラ母さんに疑われたわ~」
タクトには悪いですがなんと面白い展開でしょう(;・∀・)ゲラゲラ笑ってしまいましたw
また疑われないように書いておきますね。今回登場のTくんはTくんもタクトくんじゃありませんので(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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