問題を間違うことを極端に嫌がる小6の子への対応は?

質問届いてます。ボイシーでお答えしたところではありますが、大切なところだなぁと思い、補足すべきところもあり、同じ内容でお伝えしたいと思います。

届いていた質問がこちら↓

これは困りましたね~。早いうちに手を打たなきゃダメですね。中学生になるまでにものの考え方を整えた方が良いです。

整えていきましょう。まず今どんな部分が不味いかと言いますと、

過程ではなく結果にピントが合ってしまってる!

「間違い直しを嫌がって、時には悔し涙を流す」「本人にマル付けと直しを任せると、正答を書き込んで終わりになってしまう」とのこと。

演習した時に全問正解であることが当たり前で、それを求めていて、そうじゃない時には不快になってしまうし、直しの作業もしたくないという今の状況は「結果」だけにピントが合ってしまっている状況かと。

勝手な想像ですが、これまで全問正解であったときに「スゴイね!」なんて、周りの大人が良かった結果を褒め続けてしまったからじゃないかと想像をするのです。

うちの塾でも似た場面ありました。

昨日の冬期講習の一場面です。新しく来た生徒に講師が講習用教材フォレスタステップの進め方を説明する場面でした。「…だから、レベルチェ...

そうじゃなかったとしても、どこかで本人が結果こそに価値があると思ってしまって、結果が出た自分に価値があって、結果が出ない自分は「自分がダメな人間だ」と感じてしまうのではないかと想像するのです。

だから悔し涙を流すし、もう直しの作業どころじゃないのです。

勉強は×を〇にすること!最初は×にならなきゃ勉強じゃない!

勉強は×を〇にすること。だから最初は×になるのが当たり前だし×じゃなきゃ意味が無いと言っていいほど!

この考え方を本人にインストールする必要があります。今こびりついている考え方をアンインストールして。

物凄く大事な部分で、うちの塾でもちょうど先週全生徒にこのことを話したところです。

「……だから遠慮なく×になればいい。そこから〇を目指してやればいいだけだから。そのために隣に大人に座ってもらってるから」なんて。

「言っておくけど、どんどん×になっていいけど、面倒で宿題をやってこなくて『全部わからんかった』とかいうのは許さねぇからな(笑)」とは添えて話してます(´▽`)

お母様と一緒にこの作業を試みるのが対策の1点目です。親子では難しそうだとなれば、外注しましょう。学習塾に通って第三者にこのことをお願いです。

事情を話し、今の心持ちを替えさせていただけないか?と最初の面談でお話するのです(子供抜きで)

お任せくださいなんて言ってくれる塾にお世話になると良いです。

そして、ここで勉強への考え方が変わり、取り組み方が変わることを目指したいですね。

ちょうどですね、知り合いの岩澤先生@岩沢学院がブログをリニューアルされていて、この質問にフィットする話題を書かれていました。

問題を解き 答えを見て○×をつける その問題はそれで終わり そうして次の問題に移る そんな勉強をしていないだろうか? もし,そうなら それが伸びない原因かもしれない ○だからOK ×だからダメ というような単純なことでは無く、 今回は○だっ

おおお!マルバツをつけてからが勉強が始まるぞ!!

岩澤先生の記事も参考にしてもらって、まずは勉強に対する心持ちを変えていくことですね。外注も含めてご検討ください。

今日は同じ事VOICYでも話してます。

なんとかこの1年で心持ちを変えていって、「無事に逞しく勉強できるようになってきました!」なんていう経過報告が届くことを楽しみにしてますので、お母様サポート頑張ってください!

今日はこのへんで。

それでは。

さくら祭り終了後の五条川。先週ぐらいだったかな。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。