いくつになっても読解力は養える!

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「AI vs 教科書が読めない子どもたち」という本を読みました!

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子
東洋経済新報社
売り上げランキング: 17

本屋の良い場所に平積みされてますし、どうも売れてるっぽいですね。ベストセラーみたいです。

本の帯には「実行知能はすでにMARCH合格レベル」なんてドキッとするフレーズが。

さてさて読んでみましょうか。

なるほど。売れるわけですね。本の構成がドシッとしてます。構成はシンプルで

「AIは進化!」→「子供の読解力ヤベー!」→「さあどうする?」といった感じです。

やっぱり職業柄一番興味深く読んだのは「子供の読解力ヤベー」のパートです。

3人に1人が簡単な文章が読めない

こんな例題乗ってました。(※名前は実際にはカタカナではなく英語で書かれてました)

アレックスは男性にも女性にも使われる名前で、女性のアレクサンドラの愛称であるが、男性のアレクサンダーの愛称でもある。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

アレクサンドラの愛称は(   )である。

①アレックス ②アレクサンダー ③男性 ④女性

あえて正解は載せないでおきますね。この問題が、中1で23%、中2で31%、中3で51%の正答率だったそうです。

え、こんなに低いの?という思いもありますが、でしょうね!という思いも。

愛称の意味わかってないですよね。アレックスとアレクサンドラの違いが知識として無いですよね。これがもしも日本版の例題でこんな風に書いてあったら・・・

「優」は男性にも女性にも使われる名前で、女性の「優子」のニックネームであるが、男性の「優也」のニックネームでもある。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

優子のニックネームは(   )である。

①優 ②優也 ③男性 ④女性

これだったらグッと正答率上がりそうですよね。

いや、でも文章から読み取るという力を見るには、知らない知識じゃないといけないのかな?これだったら問題だけで答え出ちゃうよな。でも語彙がなかったら始まらないよな?

・・え、このアレックスの文章は実際に中学の英語の教科書に掲載されている文なの?じゃあ理解できんと困るか!

読解力を調べるというのは難しいですね。

とは言え、まぁ簡単な内容であっても文章読解力が低いなというのは充分伝わってくる内容でした。

読解力を養うための決定打は無い!

ここまで来たらどうやって基礎的な読解力を身につけると良いのかを知りたいのですが、この本では正直に書いてありました。

「これやりゃいい」みたいに単純に身につかない!

ご期待に添えなくて申し訳ないのですが、今のところ「こうすれば読解力は上がる」とか「このせいで読解力が下がる」と言えるような因子は発見されなかったのです。

なんて書いてありました(^^;)アンケートで調べようとしたみたいなんですけどね。

なんってこった。読解力はなんともならんのか・・・

というわけでもないようで。

例えばこの読解力のテストを取り組んだ埼玉県戸田市の生徒たちの読解力はだんだん上がっていったようです。

「やべ、こんなに読解力ないの?」という生徒の自覚と、「こりゃなんとかしなきゃいかんな」という教師の取り組みが効いたそうです。

具体的にコレって訳じゃないでしょうが、戸田市の試行錯誤を重ねる地道な取り組みが効いたとか。

本を読む側からしたら、具体的な何かが知りたいですよね~。でもそんな簡単な物でもないんでしょうね~。

いくつになっても読解力は養える!

↑こんな小見出しが本の中にありました。この本で一番気に入っている部分です。

「何歳になっても読解力は養える」

というのが著者の持論だそうです。2つの例が挙げられてました。

冤罪で逮捕をされてその後無罪を勝ち取った人たちは、皆が落ち着いて論理的に話すことに気が付いたそうです。

これは無罪を勝ち取るべく論理的に話せるようになったのではないか、と著者は想像されてました。

また、著者は大学教授なのですが、論理的な文章を書くのが苦手な学生がいたそうです。

その学生に卒業後に呼び出して読解力を測る問題を作る手伝いを頼んだそうなのですが、その後みるみるうちに文章力が向上して、論理的な文章を書くようになったそうです。

その学生はそのとき38歳だったそうです。なんか希望持てますよね。

私自身も似たような体験してます。

27歳ぐらいだったころ、前職でホームページを作ってみろと上司から指示が出て、教室のホームページを作ってみたことがあったんです。

そこに仮で塾を説明する文章を打ち込んでおいたのですが、それをチェックしてくれた国語の女性教師のセリフが忘れられません。

「文章が酷すぎて、どこからどう直していいかわからない」(+_+)

んー確かに。昔から読書感想文は大嫌いでした。

そんな私がこのブログで日々文章を書くようになって、文章に書いてあることがキャッチできるようになってきたことを実感してます。

12年以上自分で文章書いてますからね。おかしいところを直しながらUPしてますから、12年毎日練習しているといってもいいでしょう。

最近は「文章が上手ですね」なんてお言葉をいただくこともあり、いつも心の中で苦笑します。

どこからどう直していいかわからないレベルからは脱出できたかも(;・∀・)なんて。

私もいくつになっても読解力は養えると思います。

具体的に読解力を高めるための作戦をあえて提案をするならば、

「知らない語句をすぐググる」「ネットなどに文を書いてUPする」

とかでしょうか。

「相手に伝わるように文を考える」という作業が大切なのかなと。

私はこの本を読んでこんなこと考えました。さすがベストセラー、面白かったですよ。

塾に置いておきますね。ご興味あればお貸しします♪

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市・北名古屋市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを毎日更新。2018年3月に月間50万PVを達成。学習塾ブログでPV数推測日本一に。休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。インドとビールと椅子も好き。詳しいプロフィールはこちら。
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