期間限定親子ユニットを組んで中学生の学習サポート!

自塾生徒の家庭より相談のLINEが届いてました。

「これは多くの家庭で同じことが起こっていたりするのではないか」と思い、ブログでお答えしていいですか?とお願いしたものです。

その内容はこちら↓

…ついでに別の相談もいいでしょうか。

今回のテスト、英語は本人の努力と教えて頂いた成果がしっかりでており、想像以上の点数で驚きました。

しかし、他の(私からしたら)覚えたら点数がとれる教科がどれも良くありません。

たぶん暗記という面倒な作業をコツコツやれないのと、好きじゃないから向きあわず、その分英語に取り組んだ時間の比率が圧倒的に多かったのでは…?と思ったりしています。

少し前に、娘から
「社会のテスト、今までで一番良かったのはママと一緒に勉強した時なんだよね〜またやってくれたらな〜」と言われました。

入塾前のテスト期間の事です。
毎日夜遅くに、1〜2時間、ひたすら一問一答を出してあげました。

あれをまた継続してやるのは私の体力的にも正直キツく、また本人のためにはならないと思っているのですが…
しかもキリがないですよね…

テスト期間中の勉強科目のスケジュールも私が組むべきなのでしょうか…

それとも、やはり一問一答を親子で取り組まれたり、出来具合をチェックされてる場合もあるのでしょうか…

これについてはお返事急ぎません。

よろしくお願いいたします。

多くの家庭からしたら羨ましい悩みかもしれませんね。「そのセリフ言ってみたい!そんなセリフが聞けるならどれだけでも子供に付き合うわよ!」なんて(^^)

さて、先日も書きましたが、中学生保護者の学習サポートについてはとても詳しいです。なぜなら次の本がこの話題だからです(笑)

つい先日も書きましたね。この話題で。中学生への学習サポートはダメですか?なんて話題でしたね。

今日も更新追い込まれてます。サッと書きますね。マシュマロ届いてます。 あータイムリーな話題ですね。 今まさに私はこの話題に...

その際の私のお返事は、

「将来一人で取り組めることを目指していればアリ!」

「共依存にならぬように気を付けてやればアリ!」

でした。

「共依存」というのは「お母さんがいないと勉強出来ない」「私がいないとうちの子はダメなんだから」と親子がお互いがべったりともたれかかって依存してしまう関係性ですね。

これに照らして今回のケースを見てみましょう。

お母様はもたれかかり過ぎている子どもの取り組みに不安を感じているようですね。なによりもたれられすぎて多少負担になっている様子。

子どもは正直依存してしまっています。

というか、「つまらない勉強、一人で黙々とやるの嫌だ!お母さんと一緒にやったら会話出来てちょっと楽しいし、またやってほしい!」というまだ勉強の意義を感じられない中学生の素直な気持ちでしょうね。

勉強やらなゃなぁとは思っているからこその子どもから申し出ですから、症状としては軽いかと。

さて、ここからどう対応していくか?私の思うところ書いておきますね。

一人でやれるようにすることを目指して取り組む期間限定親子ユニットだと伝える

「いつまでもずっと手伝えないから、一人でやれるようにするためにしばらくの間だけ手伝うからね」という基本スタンスを子どもに理解しておいてもらえるといいですよね。

多分、単純に楽で助かるからなんて子どもが甘えている部分ありますが、一人でやらなきゃいけない日が来るんだなぁとこの先の着地を意識しておいてもらいましょう。

期間限定親子ユニットの解散時期を2人で決めておく

「次回はしっかり手伝って、取り組み方を確認しよう。その次からはだんだんと手伝うのを減らして、半年ぐらいで1人でやれるように目指して」

「ひとまず1年生のうちは手伝ってあげることにするから、2年生からは徐々に手助けを減らしてみよう」

「中学生のうちは無理のない範囲で手伝う様にする。その代わり家事も手伝ってもらうから」

なんて、関わり方についてといつまでサポートをするかの目安について話しておくと良いですね。

おっしゃるようにいつまでも依存してしまっても良くないですから。

やってみせてから徐々にやらせてみる

山本五十六作戦ですよ。中学生にはわかりゃしないんでしょうが。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

手本を見せてから徐々に本人に取り組んでもらう領域を増やすといいです。

スケジュール組みは手伝ってあげて徐々に本人に渡していきましょう。一問一答は一人で出来ないので、その時間を絞っていくといいですね。次に書きます↓

手伝う時間と回数は限定する約束をする

助っ人を頼める時間と回数を制限しておいた方が良さそうですね。

書かれていた社会の一問一答、おそらくテスト範囲の全体の流れとか暗記作業をその一問一答で賄ってる部分ありそうです。凄く時間かかってるので。

そうではなく、教科書の範囲を決め、しっかり読んで赤シートで暗記も終えた状態で最終チェックのために保護者の力を借りるようにしていきたいです。

そうすればお母様が問題を出す時間はそんなに長い時間にならないはずです。

テスト2週前から1日30分制限とか決めておけばいいでしょうか。

この蜜月をしばし楽しむ!

さてさて、ちょっと話は逸れますが、私はこの親子のやりとりをどうか楽しんでもらえたらと思っています。

こうして親子で協力して何かに取り組む機会はもうラストに近いと思うのです。自転車に乗れるようにする最終場面、支える手を離す直前の感じです。

もうしばらくすると、子どもが「もう一人で勉強やる」とか言う日が来ます。嬉しいような寂しいようなそんな日がやってきます。

もうしばらく、自分が直接手伝える最後の機会だと思い、依存させぬよう気を付けながらも、無理をしない範囲で、楽しんで取り組んであげてください。

その家族ごとでその日がいつになるかは前後します。佐藤ママのところは大学受験時だったりするのでそのタイミングは様々ですよね。

多くの家庭で中学生の間にその日が来ますから、その日までどうか楽しんでください。

以上です。

饒舌なのは繰り返しますがこの話題で本を今書いているからです。[中学生]成績トップの子の親がしていることというタイトルで5月発売予定です。ご興味あればそのときに書店で手に取ってみてください。

表紙はアンケートを反映してC案になるかもしれませんね♪C案が他の案の倍ぐらい票を集めていました。アンケートご協力ありがとうございました!

今日はこのへんで。

それでは。

サムネイル写真は2年前の4月のものです。今年も岩倉さくら祭りは中止です。夜間ライトアップはしてくれるとか。地元民だけでゆっくり五条川の桜を楽しめる最後の年になりそう♪

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。