[くにたて式]高校入試勉強法を読んでの質問です!

次の公立入試まで362日ぐらいでしょうか。メールに質問が届いてました。こちら↓

いつも先生の本と、ブログを参考にさせていただいています。とっても勉強になります。

現在中2の娘がいます。
中3生の入試が終わりますね。そこであらためてくにたて式高校入試勉強法を拝読しています。

先生の本の中で、五教科の内申の合計が20以上の場合、「3年間の復習の2回目を夏休み中までに終了」が目安、とありますが、
具体的に復習を終えるとはどのような状態を指すのでしょうか。
学校の問題集が2回?(1年生のときのものをひっぱりだしてくるとか?)なにか新しい問題集を買っておさらい??

夏だと、3年生の一部はまだ習っていないところもあると思います。通っている個別塾で確認したところ、学校の定期テストに合わせるので、学校の先生によっては12月くらいまでは新しく習う事項があると言われました。
自ら予習して進めていったほうが良いのでしょうか。受験時期が前倒しになったことも含めて、アドバイスいただけたら嬉しいです。

「くにたて式高校入試勉強法」を読んでいただいての質問のようです。

この本は大変でした。なにせ47都道府県47通りの高校入試が行われていますからね。

47通りの入試に心を配りながら、様々な学力の子の高校入試について指南することになってましたので。

結果として地味目な本となりましたが、ちくしの進学教室@福岡の今井先生はこの本は良かったと褒めてくださいました(´▽`)

そんな経緯ある本です。

新中3生にはお勧めします。ここからの1年のために!

さて、質問いただいたのは本のなかにあるこの図についてですね↓

25.26ページにある内容のようです。

本の図は99%私が作っているので元データでお見せ出来ます(´▽`)

1学期の復習2回目(3年間内容)という部分についての質問ですね。

具体的に復習を終えるとはどのような状態を指すのでしょうか。
学校の問題集が2回?(1年生のときのものをひっぱりだしてくるとか?)なにか新しい問題集を買っておさらい??

夏だと、3年生の一部はまだ習っていないところもあると思います。
自ら予習して進めていったほうが良いのでしょうか。

ということですよね。

おっしゃるとおり。疑問残りますよね。とはいえ、そういった詳細をいちいち全て書き記していくとわかりやすさが下がるのでカットしてます。他のページに書いてなかったですかね?

補足して説明しておきますね。

既習範囲までを2回目まで終える!

3年間内容なんて書きましたが、紙面が許せばこう書きたかったです。「3年間内容(既習範囲まで)」と。

習って無いところは出来ませんから、ひとまず3年1学期までで学んだところまでを2周という意味で書きました。

入試用の3年間復習用教材を2回目まで終える!

で、教材なんですが、愛知県は多くの中学で入試向けの3年間のまとめ教材が配布されます。

「新研究」とか「マイペース」とかですね。一般的に厚物と言われる教材です。

愛知県は入試の準備に手厚くて、2年の3学期から配付されて3年の秋ごろにこの教材を5教科2回周り解き終えるペースで日々の宿題となることが多いように思います。

考えてみれば結構これって強引で、ほぼ全員が高校に進学するとはいえ、義務教育でもない進路のためにこうして一律で教材を与え(購入させ)、高校進学のために課題を出すというのは、おそらくやりすぎなんですよね。

良かれと思って手厚くやってくれてますが、冷静に考えればそんなことをする必要は中学になくね?ってなもので。

(個人的には手厚くて助かるので続けて欲しいですが)

こういう風に理路整然とあるべき姿を主張する保護者が多い地域、先生がいる地域からこういった取り組みは消えているのかなと想像します。

それが証拠に(!?)都会になればなるほどこういった取り組みはなされてません。首都圏は無いのかな?神奈川は無いって聞きました。名古屋市もあまり無かったかな。

はっ!?話が逸れましたね。

私は愛知なので学校から配付された教材をイメージしてました。入試向けの教材のことをイメージしてますね。

入試向けの教材に取り組むなら2年3学期からスタートさせたいものです。

以上です。

伝わりますでしょうか。

で、大切なのは、示した例はあくまで例です。47都道府県47通りの高校入試を目指すのに、示すことができる例が1つだけなわけです。正直無理はありますよ(´▽`)

地域地域で違うでしょうが、どこの地域でもハマるようにとあの例で伝えたかったのは、

「早く3年間の学習内容を学び終えて、演習時間を確保することを提案します」

「これは大学受験を目指す難関高校とかで行われる作戦ですから、真似してみませんか?」

ということですね。

少し前の記事でも書きましたが、もしも夏休みに予習をするならば、英語が一番おススメかなと。文法を全て学んでしまえば、長文問題の演習も出来ますし。

また、秋から過去問演習(他府県)なんて書いてますが、内申確保のために定期テスト勉強で時間取れない時は、定期テスト範囲の単元で過去問を使って定期テスト対策として使ったりとアレンジしてくださいね。

どうか、あくまで一例だと思って、状況に合わせて、お子さんに合わせて、お通いの塾の方針とかに合わせて、アレンジしてあげてください。

参考になるといいです。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。