今日は愛知県公立高校入試合格発表の日でした。合否報告に生徒たちがやってきてくれてます。
大半の生徒の合否が判明しましたが、まだ全員ではありません。残念ながら全員第一希望合格とはいきませんでしたね。
公立高校の２校受験が可能な愛知県は第１志望は実力的にチャレンジとなる高校を受験することも恐らく多く、少々不利な状況ぐらいでは諦めないことも多いです。
第２希望の合格可能性が高ければ、実力的に五分五分の戦いぐらいであれば積極的に攻めていきます。
最後の１月模試の偏差値で予想勝率４割３割ぐらいであってもアタックすることもあります。
前のめりに上を目指して挑戦したいという生徒の受験を止めることは基本しません。今年も秋頃に急に志望校のレベルを上げる子とかもいましたね。
こんな状況で毎年迎える合格発表の日は２０年過ごしてきましたが、毎年悶々（モンモン）とした思いをしますね。
モンモンと毎年毎年思うわけです。
高校入試は通過点であってゴールじゃない。ここの合否で大きく喜んだり大きく悲しんだりして立ち止まること無く、この経験を元に引き続き頑張っていこう。
これは恐らく正論。
合格した体験も不合格であった体験も、今後のプラスに転化して前向いていこう。
入試の前には生徒たちに伝えることができたこの想いも、合否発表日には口にするのが躊躇われて。
正論であっても今日は心に届かないだろうな。
できることならば全員の生徒に第１志望合格という成功体験を持って、次のステージに進ませてあげたかったな。
じゃあ、そのために全生徒合格させるために合格率が高い高校を第一志望にした進路指導をすべきだったか？
届かないかもしれないけど挑戦してみたいから挑戦する！という覚悟を持って一生懸命受験勉強に取り組むことができるならば、それはあえて楽勝の高校を第一希望にして勉強をサボってしまった子の１００倍良くないか？
とは言え第１希望が届かなくて残念そうにする生徒を目の前にするとその思いも揺れるわけで。
第１希望には届かなかったけど本当に良い頑張りを見せてくれた。いい準備で当日を迎えることができたことを誇ろう・・
とは歯切れよく言うことは、やっぱり今日は出来なくて。
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モンモンと毎年毎年思うわけです。
２０年以上思ってます（苦笑）
昨年大人気だったTVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の中での台詞を思い出しました。
偽装結婚が親戚にバレそうになり、繕うべく仲良いフリをする作戦が上手く行かず、
「もういっそのことその親戚に全てを話してしまおう」と、みくりさん（新垣結衣）が言うのです。
その台詞に対して平匡さん（星野源）が言った台詞です。
「百合さんがホントのことを知ったら、妹の桜さんに嘘をつかなきゃいけなくなるし、それはつまり、百合さんに、罪悪感を肩代わりさせるということです。
僕たちの罪悪感は、僕たちで背負うしかないんじゃないでしょうか」
いいシーンでしたよね。
今日の私の気持ちはこの台詞の感覚に近いのかなと感じてます。
生徒たちには前のめりにこれからも様々なことに挑戦してほしいと思う。
私が晴れ晴れとした楽な気持ちで今日を迎えるためだったり、塾としての合格率を上げるためだったりで志望校を下げるように全生徒に進路指導をするのはゲス進路指導だろう。
それはつまり、生徒に、チャレンジする素晴らしさや前のめりに取り組む大切さを学ぶ機会を奪うことだろうと。
前のめりに挑戦する生徒を応援し、それによって生じる不合格もしっかり受け止める。
こんな想いで指導をしているのだから、２０年ずっとモンモンとした気持ちになる合否発表日日だけど、結果が出る前から心が綺麗に晴れる日が来てはいけないのだろう。
自分が目指す指導がしたいならば、私のモンモン感は私が背負うしかない。
そういうことですよね。
これからも今日という日はモンモンとすることでしょう。
このモンモン感を大切にし、全ての結果を受け止めて、
今後に活かすべく次年度も頑張ります。
第１志望が届かなかったうちの生徒たち、皆いい準備で入試当日を迎えてくれました。
次に迎える入試をリベンジなんて呼ぶのは好きではありませんが、この経験を大切にして、次もいい準備で前のめりにアタックしていってね。
今年度の指導は今日がラストです。
良き次年度にすべく、充電すべく明日から木曜までは塾はお休みです。
良い準備をして新年度迎えたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。
Mさんが合否報告とともに持ってきてくれたお菓子。ありがとう！講師たちと食べるね♪
國立拓治
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