瑞陵高校の「2年時文理分け」後の大学進学実績を探る！

名古屋市内TOP6校の中で、文系理系のクラス分けを2年時で行うのは瑞陵だけだそうです。

ネットで読んだだけですが、名古屋市内上位校は伝統的に分理を3年時に分けるのをポリシーにしているそうです。「大学までの人材を作らない」とかいう信念だとか。

実際に今も3年時に文系理系分けをしている名古屋市内の高校は、旭丘・明和・菊里・向陽・千種だそうです（ネット調べ）

この瑞陵の2年での文理分けへの変更には賛否両論あるそうですが、大学進学実績は伸びたとか。先日のレポでも書かれてましたね。

実績が伸びるのは何も不思議じゃないですよね。

陸上競技に例えれば、「様々な動きに対応できる人を作る」と近代10種競技を高３になるまでやったあとに高3の1年間で3～４種目に絞って練習した陸上選手と、

高2から３～４種目に絞って2年間練習した陸上選手と、その絞った競技の熟練度は差が出ますから。

どこに焦点を置いて学ぶかということですよね。大学入学時に焦点を置くのか、そのずっと先に焦点を置くのか。

どちらが良いとかはありませんが、「3年時の文理分け」は少なからずTOP校だけに通用するポリシーだなとは思います。

瑞陵はついに「2年時の文理分け」に舵を切ったわけです。

で、どれぐらい変わったんだろう？文理分けしてからの大学合格実績は目に見えるほどなのかな？

ちょっと気になって調べてみました。

2013年から2019年までサンデー毎日増刊より掲載。旧帝大・早慶・マーチ・同立・近隣国公立・近隣私立で並べてみました。

2016年春入試から2年時文理分けの生徒たちの実績です。（追記2017の間違いでした！）

ピンクで示したところからが2年時文理分けの実績です。

んー確かに増えてきていますね～。如実なのは名古屋大学。例年の倍の実績が数年続いてます。

今春は多くの大学で過去7年で最高近い実績出てるように見えますね。

もっともっとわかりすぎるぐらい出ちゃってるかと思いましたが、私が抜き出した大学だけではそこまで明確には出ませんでした。

そう思っていると調べていたデータ本で、こんなコーナーがありました。

これやん！これこれ！これ見ればいいじゃないか！

ここに瑞陵がいるのかどうか。

2009年時の合格者数と比較して2019年はどれだけ難関大の合格者が増えたのかというランキングです。

調べてみると・・・

瑞陵は国公立部門で増加数28、全国30位にランクインしていました！

私立部門の東海ランキングでは増加数119で8位にランクインです！（上位は1位から順に刈谷・明和・向陽・浜松北・時習館・名古屋・江南でした）

瑞陵の「大学実績が伸びた」というのはどうやら本当のようです。しばらくこのランキングにも注目ですね。

名古屋TOP校6校の中で唯一の「2年時文理分け」の瑞陵です。これも高校選びの大きな軸になりそうですよね。

TOP校を目指すご家庭はこのへんも踏まえて学校選びをしてくださいね♪

今日はこのへんで。

それでは。

データ元の書籍、例年「高校の実力」なんてタイトルでこれからブレイクしそうな女優の卵を表紙にしていたのに、ゴリゴリの固い表紙になりました(´▽｀)ブレイク前の高畑充希とか桜井日名子とかが表紙だったのに(^^)

塾長國立の初出版書籍「勉強のキホン」全国書店にて好評発売中です！

posted with amazlet at 19.03.22

國立拓治
あさ出版 (2019-03-15)
売り上げランキング: 403

初めてこのブログにお越しいただいた方はこちら！

YouTubeチャンネルはこちら！ツイッターはこちら！

「友だち登録」でblog更新情報をLINEで通知します！

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版！著書累計は7万部突破！休日は余談も発信！３度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。