タイトル通りです。今日はこれを調べてみます。
H28年度H29年度と2年連続で定員割れを起こした稲沢東高校、今春(H30年度)も定員割れを起こすのでしょうか?
アクセス悪く愛知県の端っこにある高校なんかは生徒を集めにくく定員割れを慢性的に起こすことがあります。
しかし稲沢東は立地的には愛知の中でもそこそこ便利な立地。ここ2年定員割れを起こして驚いていたんですよね。
岩倉駅からは約10キロ離れています。自転車なら40分から50分程度で着く立地。学校までは国道22号と名鉄とJRが阻みます。
岩倉からはこの大きな3つの道路と線路に遮られ、実際の距離以上に心理的距離がとても遠い学校です。
北名古屋からはもっと近くなりますが、どうでしょうね?やはり心理的距離は遠いかもしれませんね。
岩倉市民にとっての春日井西高校みたいな感じでしょうか。東西の移動は限定的ですね。
ちょっと稲沢東の入試に関わる数字を追いかけてみました。過去2年のデータをご覧ください。(募集定員は200名で変化はありません)
稲沢東過去2年入試状況
H28年度
第一志望154名 第二志望163名 総志望者数317名 倍率1.58倍
この状況で2次募集が14名出ました。第二志望率51%、第二志望の入学者数は63名です。
H29年度
第一志望137名 第二志望213名 総志望者数350名 倍率1.75倍
この状況で2次募集が32名出ました。第二志望率60%、第二志望の入学者数は31名です。
H29年より推薦入試の生徒の発表の扱いが変わったので、H28と比較ができるように教育委員会が出した数値を少し触ってます。
昨年度の第二志望者数の増え具合が凄いですね。
学校の先生からの「稲沢東は昨年定員割れたし、滑り止めになるだろう!滑り止めは稲沢東にしておけ!」なんて指導が見えるようです(^^)
そして第二志望からの入学者の少なさ!213名もの第二志望の生徒たち、ほぼ第一志望に通って行ったということでしょう。
第二志望のたった15%の生徒しか入って来なかったのは驚きです。
さてさて、この過去2年の状況を踏まえて今度のH30年度入試の動向を見ていきましょう。
H30年度の動きを見るには発表されている進路希望調査から!過去3年を並べてお伝えしましょう。
先月発表されたH30年度の第二回数値に注目です!
稲沢東の第二回進路希望調査過去三年の状況
年度 | 第一 | 第二 | 総数 | 倍率 |
H28 | 173 | 162 | 335 | 1.68 |
H29 | 143 | 176 | 319 | 1.60 |
H30 | 133 | 178 | 311 | 1.56 |
あーこれはー・・・
2次募集を増やしてしまったH29年の進路希望調査の状況よりも、H30年度は定員割れを起こす可能性が高まってますね(◎_◎;)
さらに第一志望が減って、さらに第二志望が増えてます。そして総志願者数も減ってますから、これは高い確率で定員割れを起こしますね。
とは言え第二志望からどれだけ生徒が流れてくるかは第一志望校の状況に左右されてしまいますから、何とも言えませんけどね。
数値を見る限りH30年度も定員割れを起こすペースで志願者数は推移しています。稲沢東の受験を検討しているご家庭は覚えておいてくださいね。
「まだまだ下の兄弟もいるし、私立に通わせるわけにはいかん!」という家庭は強固な滑り止め校としても検討をどうぞ(^^)
参考にしてください。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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