市販教材のお勧めを聞かれること多いのですが、実際に市販教材を使う場面が現場で無いので、返事に困る場面が多いです。
そんな中、栄の丸善で拙著を置いてくれているかを見に行ったときに、ふと気になる教材を発見しました。
あーこれはいいわ~。
パラパラと紙面をチェック。
あーやっぱりこれはいいわ~。
公立高校入試を目指す塾に通っていない家庭の子におススメできそうだなぁと、写真を1枚とってきました。
これおススメです。
おススメポイントは、問題レベルが公立高校入試に統一されていることですね。
入試向けの教材というのは、簡単な問題ばかり収録していると物足りないみたいに言われるのがシャクなのか、猛烈に難しい問題を収録していたりする気がしています。
公立入試レベルを超えるのは、難関私立の問題ですね。聞き覚えのある難関校の問題は恐ろしいレベルです。公立入試には全く必要のないレベルの問題です。
収録されている問題レベルを考慮に入れて、取り組む問題と取り組まない問題を選ぶ作業を生徒や保護者にしてもらってはいかんと思うのです。
そんな作業は基本的に上手く出来ないはず。
そんな中、この教材は正答率で2冊に分けてくれていますからね。都道府県によっては公立入試の1問ごとの正答率を出してくれているんですよね。
正答率を出しているのは約半分ぐらいの都道府県だったかなぁ。(愛知もそろそろ正答率出しません?県教委の方見てくれているんでしょ?検討お願いします!!!(笑))
この正答率を出している都道府県の問題を使って教材を作っているんですよね。正答率50%以上の問題だけを集めて1冊、50%以下だけを集めて1冊を。
用途に応じてこの2冊を使い分けたら良いなぁと思います。
学外模試の偏差値が55ぐらいまでの生徒は、50%以上の問題だけが集まった教材から取り組むべきです。
「基本は出来るけど応用が…」なんてセリフを言う子はほぼ基本から出来ていません。本当に基本が出来ているの?をこの教材で確かめると良いです。
偏差値60ぐらいの生徒であっても、ここから取り組んでも良いと思います。キホンをないがしろにして足元すくわれぬように。
この教材がサラリとクリアできるなら、次のレベルの問題に入れば良いです。
公立入試レベルで難易度の高い全国の良問を演習出来ます。こちらが正答率50%以下の問題が集まった方の教材です。
偏差値60を超える教科に関してはコチラを利用してもいいかなと思います。
背伸びしちゃダメですよ。怪しい人は黄色い方がガッチリ出来るようになってからですからね。
公立入試向けのおススメ市販教材のご紹介をしましたが、基本は母艦となる使い慣れた使ってきた入試教材をしゃぶり尽くすのが基本ですからね。
「この教材が私を救ってくれる!!」というのはありませんので安易にこの教材を追加購入しないでください。
今ある教材キッチリやりこんでこなしてから、物足りなくなった時だけ購入を検討してみてください。
苦手教科の苦手単元の演習をするのに使いやすそうです。レベルも選べますし。
一度書店で立ち読みをして中身を確認して、良さそうでしたら使ってみてください。
愛知は公立入試まであと80日ほど。当日目指して皆で足掻いていきましょう!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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