本当は明日発売の新刊の宣伝を続けようと思っていたのですが、ちょっとスルー出来ない情報を得たのでお伝えを。
昨日修文の先生が来訪されました。男女共学化元年、入試はどうだったのだろうかと伺ってみると…
「昨年は180人弱の生徒でしたが、今春は420人弱の生徒が入学してきてくれました」
( ゚Д゚)!!!
前年の2倍以上の生徒が入学してきたと。嬉しい悲鳴がデカすぎてムンクみたいになるやつです。
なんだこれは?何が起こってる?
お話を聞いてその謎に迫りました。
それを踏まえて私なりに生徒数倍増の理由を考えてみました。挙げて見ると結構ありますね。だからこそ倍増したんでしょう。こちら↓
・男女共学化
→名城が男女共学化した20年前の受験者数爆発を思い出しました。今の躍進はあそこからかもしれません。
男女別学の良さはもちろんあるものの、入学者数の可能性を半分にしてしまうのは、少子化進んでくると大きなビハインドですよね。
名古屋以北、西尾張の女子高はこれでゼロですね。男子は90名ほどの入学だそうです。まだこれから増えますね。
・制服リニューアル
→小牧南が昨年志願者を戻したのは明らかに制服リニューアルでした。今はやはりブレザーが人気で主流ですよね。これも効いているはず。
・私立志向
→ここ5年ぐらいで進んでいる私立志向の影響も。公立不振とも言えますが。
・愛知の手厚い私立助成
→私立志向を後押しする愛知の手厚い助成金です。全国でも指折りだとか。このおかげで私立を選びやすい一面もあるでしょうか。
・校長と教頭のタッグ
→校長先生は公立校で腕を振るった人で、迎え入れて5年目ぐらいだそうです。そして昨日塾にいらした教頭先生は、その校長に高校時代に指導を受けていたそうなのです。
師弟コンビなわけです。強いですよね。校長と教頭の力が強く合わさるというのは。変化を起こす時の大きな推進力となるかと。
(退職された剛腕の犬山南の校長も、そういえば教頭と師弟コンビでした)
・働く先生たちとのチームワーク
→で、ここがさらに強い。働く先生方は見学で伺ったときには活き活きとしていました。
強権を持った校長のトップダウンで半ば強引に大きく変えることも出来ますが、そこで働く先生方もうまく高校改革にも参加して、主体性を持って取り組んでもらえているようです。
また、校長はことあるごとに働く先生方のことを褒めるのだそうです。このへんも先生方が活き活きとされている理由かなと。
校長、教頭、先生方、皆が一丸となってチームワーク良く取り組んでいる成果がデカいのではないかと。
・校長が創業者一族ではない
校長も雇われであるという部分が良い形で出ているかと。「皆で結果を出していこう」と、横並びで指導にあたれる感じは、創業者一族では出づらいかもしれませんよね。
以上です。これらが相乗効果を出して、男女共学化をきっかけとして生徒数が倍増したのではないかと。
素晴らしい変化ですね。ここからの修文の躍進に注目です。
さて、とても調子がいいからこそ、外野から心配している部分2つ書いておきます。
改革が一過性のものにならないといいな!
20年前ぐらいに修文は長野校長という全国的にも有名なスター校長を登用して改革を行ったことがありましたよね。その様を記した書籍読みました。
いらしたときは良かったものの、長野校長が抜けてからその風土が無くなり、再び苦戦をしたのではと想像します(どうですか?)
長野先生に戻って来てほしいなんていう当時の在校生の言葉をメールでもらったことあります。再び同じことが起こっては意味が無いと思うのです。
集団指導の塾でも同じことが起こることがあります。一講師の人気だけで生徒を集めた校舎は、その講師が去ったとたんに生徒数を減らします。
こうならぬよう、いかにその塾自体に信頼と愛着を持ってもらうか。一人一人に主体性を持って取り組むことを伝えるのか。こんなところが大切なのかなと、塾の現場からは思います。
今のいい流れを、一過性のものにせず、修文の伝統のように染み込ませていくことが出来ると良いですよね。期待しております。
校長の話が短くなるといいな!
前回ネタのように「校長話長い問題」について書きました。
昨日伺うと、あれから持ち時間を気にされるようになりましたなんておっしゃっていました(´▽`)
改めてネタのように書いておきます。熱い想いをコンパクトに収める技術習得をお願いします(^^)
次回の塾向け入試説明会が楽しみですね。
中学生向けの説明会に参加される保護者は校長の話の長さも見どころの1つです。「意外にスッキリと短く挨拶が終わったわね」と肩透かしになると良いです。
校長の長い話がオチのようになって良かったです。
冗談も交えましたが、修文のこれからの変化は要チェックです。私立受験校の勢力図が変わってくるかもしれませんからね。
ホンマかいなと思ったら、近隣の方は学校説明会に行ってきてください!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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