定期テスト前日に国語文法が壊滅的だということが発覚し、急遽13名もの生徒に一斉授業をすることになったのが前回の記事です。
今日はその続きをお送りします。
実は私、前職の学習塾時代に最初の4年間は一斉授業の部署にいました。私立中受験の指導も担当していたりで指導生徒を滝中にも送り出しています。
ずっと一斉授業を行っていないので一斉指導の技術は錆びついてきていますが、昔取った杵柄で一斉指導してみようかという流れですね。
私の脳内にある以下の内容の中の8番までを指導することを目指して50分の一斉授業を始めました。
久々に一斉授業をしてみて感じたことをいくつか書いてみます。
理解と暗記のスピードが生徒ごとでこんなに違う?
上記の表で言うと4番の形容動詞の活用まではスムーズにいくと思っていたんです。
しかし予想以上に4番までの定着に時間がかかったんですよね。大半の生徒が理解して暗記までした中、理解と暗記に苦しむ生徒もいましたね。
「まじか!ここでこれだけ詰まるのか!わかっていたつもりだけど一人ひとりで理解スピードこんなに個人差あるの!?」
真剣に聞いても全て理解できるわけじゃない
生徒たちもテスト前日で真剣です。私も大きな時間を割いて急遽行うことにした一斉指導、真剣に聞く気が無いなら聞かなくていいと釘を刺しての真剣勝負です。
真面目に聞かせましたし、皆も真面目に聞いていました。
それでも生徒ごとに理解スピードには差があって、暗記スピードにも差があって。
フォローをしないと全て理解できない子もいるんですよね。
わかっていたつもりだけど、ってことは・・・
学校の授業聞いていない子ができないのは当然
学校の授業を聞いていない生徒たちがテストで点がとれないのは当然ですよね。
人に教えてもらって真剣に聞いても全て理解できないのだから、テスト前に授業中にサボっていた分を自力で埋め合わせをしようったってその効果はしれてます。
独学で全て埋め合わせができるなら、学校も塾もいらないです。真実を握りしめたいです(未来は僕らの手の中)
学校の授業を聞いていないから分からないなんていう生徒のフォローは塾としてまっぴら御免です。甘やかしませんからしっかり学校の授業聞いてきてくださいね。
保護者の皆さま、学校の授業を聞いているかどうかをしっかり確認して、授業を聞いていないようなことがあるならばお子さんに厳しい対処をしてあげてください。
小遣い停止、ゲーム機破壊、スマホ没収。勉強しない学生などニートです。ロクデナシです。ロクデナシに貸す部屋はありません(ロクデナシⅡ)
ちょいちょいふざけましたが、学校の授業は大切。しっかり聞け。聞いてない人は知らん。ということですね♪
さて、50分の授業をマッハ50で駆け抜けました。
「学校の授業は長いのに今日は50分があっというまだった」
なんていう生徒の台詞もらいましたが、真剣に取り組むということはそういうことですよね。
結局授業で定着までさせることができたのは形容動詞の活用まで。動詞の下一段活用までは説明しましたが、生徒たちの定着はいまいちでした。
形容詞・形容動詞は暗記した活用がそのまま使えますが、動詞は5種の活用判別して言葉ごとに母音を合わせて活用させる必要があります。
動詞は形容詞に比べて解答にたどり着くまでに2ステップ多いんですよね。ここでつまづく子多かったです。
また活用形1つ1つの意味の説明をカットした弊害も出てたでしょうか。50分に無理くり詰め込んだ私の久々の指導での成果はこれだけでした。
一斉指導を日々行っていたらもうちょっと行けたでしょうね。生徒の理解度の把握と説明すべき内容と深さを多少誤りました。
「できたよ!」という生徒の台詞はご褒美
久々に行った一斉授業の次の日、塾にやってきた生徒たちは私に言ってくれました。
「授業でやったところの文法できたよ!動詞もできた!」
ホンマカイナ。全て解けるほど教えてないよ?なんて思いもしましたが、
多くの生徒が「できた」と報告してくれたので比較的簡単な出題だったのかもしれません。一安心ですね。
それにしてもこの「やったところできたよ!」という生徒たちの指導内容への言葉、久々に直接聞きましたが心地よいですね。
自分が世の中の役に立った感が凄くします(笑)
こんな会話をふだん個別指導してくれている講師と生徒の間で頻繁に聞くことができるように、教室長として指導現場のバックアップをしていきたいです。
久々にやった一斉授業の感想を書いてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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