来週月曜に公立高校推薦入試の倍率が発表されますね。
発表は例年午後8時頃に教育委員会のホームページ上ですね。
今日の午前が願書出願ですから、もっと早く公表してくれてもいいのになんて思います。
推薦倍率発表まで少し時間がありますし、今日は公立高校推薦入試について基礎知識を確認すべく記事を書いてみたいと思います。
推薦入試の基礎知識と言えるものを4つお送りしますね。
公立推薦は確率4分の1のクジをひくようなもの!
まずは中学校内の公立推薦会議を突破する必要があります。推薦するに値する何かがあるかを吟味され、中学校から推薦するかどうかが決定されますね。
このへんは是非中学の先生と友だちになって推薦会議の実情聞いてみたいですね。勝手に会議のことを想像で書いてみると、
「皆に志望校合格をあげたいが、誰でもかれでも推薦は出せない」
「希望者全員に推薦を出したいがおそらく目安の人数が各中学で決められているか(?)」
「進学後の素行や学力に不安がある生徒は出せないか」
「内申も実力も持ちすぎていると(一般で入ってくれ)と推薦が受けれないこともあるか?」
「当日点勝負を避けたい実力少ない模範生は推薦をもらいやすいか(?)」
こんな感じかなと。匿名の中学教師からの非公開コメント待ってます(笑)
中学の推薦会議を突破すると今度は高校の推薦入試本番です。どの学校にも模範生が集まりますから、本当に合否の基準とか具合はわかりません。「あの子が通らなかったの!?どうなってるの?」なんてことがザラにあります。
例えば旭丘のような県下TOP校には各中学を代表する模範生が推薦入試会場に大集合です。生徒会長率や部活の部長率は恐ろしく高いでしょうね。誰が不合格になっても不思議じゃないのです。
こんな状況から、私はいつも「確率4分の1のクジを引くようなものだと思え」と生徒には話してますね。
中学の推薦会議で2分の1の確率、高校の推薦入試で2分の1の確率、結果4分の1の確率で合格を手にするクジですね。
これが基本の基本です。
(H29年度より)一般入試と同日に調書と面接で合否決定!
※追記!R4年春より別日に戻りました!
H29年度より一般入試と推薦入試が同日実施に変更となります。
これで推薦入試の生徒たちも学力試験を必ず受けることとなりました。良い変更でしょうね。
入試当日は面接だけ一般受験の生徒と推薦受験の生徒を分けて実施するようです。
推薦で受験している生徒はダブルチャンスをもらったようなもので、
まず推薦入試で合否判定され、不合格だった場合に再度一般入試で合否判定されるようです。
大きな変更です。
合否基準が不明確なのでメンタル弱い人は注意!
一般入試は不合格であった時の反省すべき点が明確なんです。「当日点が足りなかった」という超明確な理由ですからね。自分の力が及ばなかったというのが清々しく出ます。
それに対して推薦入試は反省すべき点が不明確ですよね。なんといいますか、生まれてきて初めて目には見えない人間的な部分で選別される瞬間になる人が多いわけです。
推薦で不合格をもらったくるというのは、初めて学力以外の部分で社会から拒絶される瞬間なわけです。がっくりと肩を落とす生徒もいたりします。気持ちわかりますけどね。
メンタルが弱い人を巷では「豆腐メンタル」なんて言ったりしますが、豆腐メンタルの生徒はあえて推薦入試は避けたほうがいいかもしれませんね。
表現整えると「繊細な人」ですかね。私は繊細では無いので「合格のチャンスが増えるなら受けたらいいじゃん!ソッチのほうがお得じゃん!」なんて単純に思えるのですが、そんな風に思える人ばかりじゃないですからね。
受験者のメンタリティーも考慮に入れて受験は検討されたほうがいいかと私は思います。
※H29年度以降は一般の合否発表と推薦の合否発表が同時発表になったので、それほど気にしなくても良くなったと言ってもいいかもしれません。
ダメだったときには「Wでダメだったか!」という想いは拭えませんけどね。
専門学科は普通科より推薦合格率が断然高い!
専門学科は推薦入試で合格を出す生徒の割合が高いです。募集生徒数の50%まで合格を出しても良いことになってます。
対して普通科、募集生徒数に対して20%までしか合格を出せません。30%も差がありますよね。よって専門学科は推薦入試が断然有利です。
人気のある定員の少ない専門学科は推薦倍率も高くて苦戦することありますが、多くの人数を募集する商業科の高校なんかは例年推薦合格率100%のところもありますよ。
例えば古知野高校の商業科は私が調べ始めた10年前から昨年までずっと推薦合格率100%です。
冒頭に「推薦は4分の1のクジ」なんて書きましたが、こと古知野の商業科に関しては「2分の1のクジ」なんて言っても言い過ぎじゃないです。
以上です。内容は多少重複しますが、旧ブログでも公立推薦について書いていたのでよかったらこちらも。
来週月曜に倍率が出たら、またその数値に関して記事を書いてみたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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