合計点で合否が決まるのにボーダーはなぜ内申点と当日点の表記なの?

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なるほどなるほど。

合格判定は内申と当日点が両方合わさって判定されるわけだから、合否のボーダーも合わさった数値で出したら良くない?

ってことですよね。

実はこの質問、少し前にもらっていまして。私自身も「確かにそうだよなぁ~」なんて思うところがあって寝かしてありました。

で、改めて読んだときにお返事出来るかもと思って起こしてきたところです。

一言で言えば

「内申点と当日点を別々で表記した方がわかりやすいから」

じゃないかと思います。

たとえば一宮南高校。

これは井ノ塾のボーダー表から持ってきた今春のボーダーのデータです。

「内申31当日点70ぐらいが合格の目安かな」と言われた方がイメージがしやすいのかと。

これを基本として「俺は内申が29しかないから、当日点はもっととらなきゃいかんってことだよな」ぐらいの把握をしている子がほとんどかと。

入試を直前に迎えた受験生ならば、受験方式も把握しているでしょうし202点と言われてピンとくるかもしれませんが、202点と言われても大半の子はピンと来ないです。

「合計点202点が合格の目安かな」と言われたならば、

「えーっと、どうやって合計点出すんですっけ?Ⅴ型ってことは当日点2倍ですね、あ、内申もか。えーっと・・・で、私はどれぐらい可能性ありますかね?」

という展開になるかと。

あなたが質問でおっしゃっていることは至極真っ当で、その通りなのですが、伝わりの良さでその合計点の内訳として内申や当日点も書いてる(もしくは伝わりの良さだけ重視して合計点表記にしない)といった感じでしょうか。

たとえば中3になったばかり生徒に、「一宮南目指したかったらどれぐらい成績が要りますか?」と問われれば、

「通知表の合計が少なくとも30は欲しいね~。過去の生徒で29とかでも合格者いたけど、その子は当日点とれたからね。実力に不安がある子ほど通知表を稼いでおいた方が良いよ~」

と言った感じの会話をしますね。まだ当日点もピンと来ないでしょうから、当日点の話をするのは夏以降です。

合計点の話をするのはもっと後でしょうか。

そんなわけで合計点表記のボーダーが役立つのは入試直前時期だけで伝わりが悪いからというのが理由かと思います。

こんな感じじゃないかと私は思いますがどうでしょう?

こうしたアウトプット機会で私の考えは整理されていきます。ありがたいことです。

「んなわけあるかぁ!全然違うし!」とかあったらまたお教えください。

節操なく教えていただきますから!(´▽`)

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。