入試が近づいてきています。塾によってはもう公立高校の過去問演習をスタートさせているところあるかもしれませんね。
当塾では公立入試過去問スタートは中学の学年末テストを終えた日からです。私立高校入試を2週間後に控えるので生徒によっては私立高校入試を終えてからということもありますが、「公立過去問開き」は1月3週からですね。
入試直前に過去問演習をどれだけの濃度でできるかが勝負になってきます。
今日は愛知県公立高校入試過去問を取り組むときに注意すべきことを少し書いてみたいと思います。
市販過去問は英俊社!塾用過去問は学書!
市販の過去問はオレンジ色の表紙が目印の英俊社の過去問をオススメします。その理由は以下の記事の通りです。
もしも塾に通っている生徒ならば、塾の先生にお願いして「学書の過去問」を買ってもらいましょう。その理由は以下の通りです。
これでまずは過去問を手に入れたとしましょう。
早速取り組みます。
最低3年分(6回)は取り組む!
愛知県は複合選抜制度なので各年度にAとBで2回分練習できます。英俊社など市販の過去問は基本的に過去5年分(10回)収録されてますから、全てやりきるのはなかなか骨です。
ではどれだけ取り組もうかということですが、私は過去3年分(6回)ぐらいは最低でも取り組んで欲しいなと思っています。
愛知県公立入試は基本的に大きな変化無くずっと例年続いてますが、ちょこちょこと出題形式などのマイナーチェンジを重ねてます。
よって最新から3年分ぐらいは取り組んで欲しいと思うんですよね。3年と言っても6回分あります。
1回のテストに実施だけで40分×5=200分、直し作業に同じく40分ずつかけるともう200分追加。1回分を終えるのに少なくとも6時間はかかるでしょう。(かけてほしい)
平日の演習ならば2日かかるでしょうね。結構時間かかります。
実施時間は必ず守って実施する!
大切なんで追記のように書いておきます。制限時間厳守です。当日の時間配分の練習も兼ねていますからね。
途中で時間切れになってしまったら、そこから解いたものは点数にせずに延長戦として解くのはアリです。
「時間があればここまで解けて●点だった!」というのを把握するのもいいでしょう。
そんな延長戦で点数が上がってもタラレバですが、時間配分に難があるということがわかるのでアリかと私は思います。
間違い直しをじっくりとやる!
実際に出題された問題をじっくりと直すことが大切です。実際の出題形式・難易度を感じながらじっくりキッチリ直していきます。
志望校によっては100点になるまで直す必要ありません。5科合計で合格目安を超える点を取ればいいので難易度が高すぎる問題はスルーしましょう。
このへんの加減は塾に通っている子の方が有利ですかね。岩倉・北名古屋近隣の高校であれば澤木先生が昔書いたこの記事が参考になるでしょうか。参考にどうぞ。
今年の春のH29年度入試から各科目2点ずつ合計点が増えましたが、過去問演習には関係ありません。気にせず20点満点と思ってやっていきましょう。
2回目に取り組む!
3年分の演習が終わったならば、そこからの演習の道は2つに別れます。「さらに古い年度の演習」か「取り組んだ年度の2回目の演習」かです。
私のオススメは2回目の演習のほうですね。勉強と言うのは「できないものをできるようにすること」ですから、間違い直しがちゃんと効いているかを実際に演習をして確かめるべきかと。
演習時間を5分とか10分とか縮めて演習するといいと思います。初見じゃありませんからね。ハンデということで。
ここで間違い直しで取り組んだ問題がちゃんと直っているかどうかです。再度ミスを重ねるような単元は復習で戻るべきですね。
2回目の演習は点数が前回よりも取れますから、入試直前には精神衛生上も良いかと(笑)
以上です。掘り下げるともっと細かな注意点が沢山あるのですが、ブログ上ではここまでとしますね。
公立過去問演習する愛知の中3生へプレゼント!
過去問演習が捗るように私が作成した過去問得点記入表(2017春受験者用)をこちらに置いておきすね。
愛知県公立高校入試過去問得点記入表PDF(2017春受験用)
こんな表です。各年度の平均点が書いてあることと、2回目の演習の点数も書けるようになってます。
便利なはずです。良かったらプリントアウトして利用してください。
また思うところあったらPART2書いてみますね。
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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